2011年4月21日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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ダブル・メロトロン体制のスイスのグループと言えばこちら。ムーグ・シンセやソリーナやピアノも入った幻想的なパートと、クリムゾンをも彷彿とさせるジャジーでテクニカルなパートとのダイナミズム。これぞユーロ・プログレ!
スイス産、スペーシーなキーボードとジャズ・ロック的なキレのあるギターによるスリリングなキーボード・プログレ
SPEKTAKELのドラマーとギタリスト、SAMSPELのキーボーディストにより結成されたキーボード・ロックグループの76年デビューアルバム。キーボーディストはもちろんのこと、ベーシストはギタリストも兼ねつつメロトロンを奏でるというダブル・メロトロン体制が魅力の本作は、アコースティック・ピアノなどのサウンドに加えてモーグ・シンセサイザーのカラフルな彩りや、ソリーナによる非常にドイツ然としたスペーシーな広がりが幅を利かせたシンフォニック・ロックの傑作となっています。また、キーボード・ロックグループではあるものの、独特のダークな質感や、リズム・セクションがリードするテクニカルなバンド・アンサンブルの影響もあってかKING CRIMSONを髣髴とさせる部分も多く、同郷TRIUMVIRATのようなストレートなEL&Pフォロワーとはまた違った個性を見せています。
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