ケベックの男女デュオLES SEGUINの74年作2nd『EN ATTENDANT』と76年作『FESTIN D’AMOUR』がリイシュー

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フランス語圏のカナダのケベック州はモントリオール出身の男女の双子デュオLES SEGUINの74年作2ndと76年作4thが韓国MEDIA ARTEレーベルより紙ジャケットでリイシューされました。

【EN ATTENDANT】

74年にワーナーからリリースされた2nd。透き通ったハイ・トーンの女性ヴォーカル、素直な歌声がスッと心に届く男性ヴォーカルによる美しいダブル・ヴォーカルとコーラス・ワーク。アンサンブルも特筆で、軽やかなパーカッションをバックに躍動感あるアコギのカッティングがまぶしい伸びやかなA1、一転して弾き語りで幻想的なA2、ジャジーなタッチのリリカルなピアノに女性ヴォーカルが川のせせらぎのように流麗なA3、ペダル・スティールやヴァイオリンが彩るA4・A5と、素朴ながら確かなな音楽的素養を感じさせるが絶品です。女性ヴォーカルのフォークのファンからルネッサンスのファンまでオススメできる名品です。

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【FESTIN D’AMOUR】

76年にCBSからリリースされた4th。透き通ったハイ・トーンの女性ヴォーカル、素直な歌声がスッと心に届く男性ヴォーカルによる美しいダブル・ヴォーカルとコーラス・ワークとともに、管弦楽器奏者などのゲストを迎えた多彩なアンサンブルも魅力。フィドルをフィーチャーした英フェアポートあたりに通じるエレクトリック・トラッドながらチンドン屋風の管楽器やマンドリンが挿入された愉快なA1、リコーダーやダブルベースが彩る牧歌性とアシッド臭が絶妙にブレンドしたA2、管弦楽器が瑞々しくも荘厳に彩るA5など、トラッドやクラシックの格調高さを中心に、アシッド臭、チンドン屋的サイケ感がゴッタ煮されたアンサンブルはかなりハイ・レベル。間に挿入された静謐なフォークも相変わらず魅力的です。イギリスで言えばスパイロジャイラに比肩する名グループ。これは名作です。

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