2019年8月1日 | カテゴリー:カケレコ中古棚探検隊,世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
こんにちは。スタッフ増田です。
もう8月、2019年もあと5か月・・・。時間は瞬く間に過ぎていきますが、是非みなさま良い夏をお過ごしください。
さてさて今週から始まった中古セール、まだまだ良作埋まってます。今回はその中からプログレのイチ押し盤をピックアップしてみました!
どれも本当にオススメです。まずはこちらの新譜からどうぞ。
昨年来日を行ったソフト・マシーンの18年作、もう聴きました?
結成から半世紀以上過ぎてるとは思えない、このサウンドの尖りよう。未聴の方は是非。
こちらはアラン・ゴーウェン、フィル・ミラー、リチャード・シンクレアにトレヴァー・トムキンスというカンタベリー界の名手が集った1983年作。
享年33歳という若さで亡くなったアラン・ゴーウェンの遺作という点でも重要作ですが、中身もこれぞカンタベリーといえる白熱のアンサンブルが詰まっていて、ひたすらに至高。カンタベリー・ロック史に残る傑作の一枚です。
カンタベリーが続いたので、次はカンタベリー・ファンにおすすめの北欧ジャズ・ロックを。
北欧らしい幻想的な透明感に包まれたキーボードと、ジョン・マクラフリンばりに熱く疾走するギター。
静と動、熱さとクールさが巧みに交差した北欧ジャズ・ロックの名品です。
次は、アメリカ最古のプログレ・バンド!?
同年にイギリスでリリースされたイエスの1stと対を成すような、アグレッシヴでエネルギッシュさに満ちたアンサンブルが見事です。
次はドイツから!荘厳なクラシカルにフロイド風サイケデリックにハード・ロックにノイズ何でもあり!
初期ジャーマン・プログレらしいごった煮感に溢れた70年の名作!
繊細で幻想的なフォークと沈み込むようにヘヴィなプログレ・パートを織り交ぜながら展開する、荘厳で哀愁溢れるジャーマン・プログレ・ハード。
あまり食指の伸びないジャケですが、こちらも名作です。
ドイツからさらにマイナーなグループをドン!
世にも珍しいキーボード&ドラムの2人組プログレ・グループだけど、縦横無尽に駆け巡るハモンドとスリリングなドラムが織り成すアンサンブルはあなどれぬ格好良さ!オルガン・ロック・ファンは是非。
こちらもなかなかマイナーなんですが、Vertigoのオルガン・ロック好きには是非聴いていただきたい逸品!
イタリアのバンドながらドイツのみでリリースされた唯一作で、ブリティッシュ・ロックからの影響濃厚なダーク&ヘヴィ・プログレ!
最後はスペインのキーボード・プログレ76年作で締めくくりましょう!
キース・エマーソンになったりリック・ウェイクマンになったり忙しいキーボードがたまらない!
この熱気と哀愁こそスパニッシュ・プログレの醍醐味!
いかがでしたか?中古セール会場はこちら!
アメリカ最初期のプログレ・グループ。69年作の唯一作。アグレッシヴなドラムとハイ・ポジションで動き回るドライヴ感いっぱいのベースによるエネルギッシュなリズム隊、エッジの立ったトーンで切れ込むファズ・ギター、サイケの残り香をふりまくオルガン、ハイ・トーンのヴォーカルと巧みなコーラス・ワーク。イギリスで同年にリリースされたイエスの1stと対を成すようなサウンドが印象的。米サイケからカンサスなど米プログレへの橋渡しとなった名作です。ボーナス・トラック5曲。
スペイン北東部でフランス国境に近いジローナ出身のグループ、76年作2nd。エネルギッシュなドラム、よく動くベース、キース・エマーソンになったりリック・ウェイクマンになったり忙しいキーボード、ハードかつエモーショナルなギターによる、熱気と哀愁に溢れるプログレ・ハード。洗練とはほど遠く、なかなかバタバタとしていますが、それがまた哀愁を増幅していてグッとくるものがあります。スリップ・ケース付。
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