2019年8月3日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ,今週のカケレコFacebook
こんにちは。8月に入り、いよいよ夏本番となりますね。
音楽好きの方は、野外フェスに行かれる方もいらっしゃるでしょうか。
野外フェスと言えば、今年2019年は69年夏のウッドストック・フェスティバルから50周年を迎えます!
「平和と音楽の3日間」として、今もなお、ロック・ファンの間で伝説として語り継がれていますよね。
今週のカケレコでは、「カケレコ・スタッフが選ぶウッドストック・フェスティバルのベストアクト」というテーマで投稿をしてまいります。お楽しみください。
第一日目は、クロスビー、スティルス&ナッシュです。
映画『ウッドストック/愛と平和と音楽の三日間』でも鮮烈な印象を残しているとおり、彼らはウッドストック・フェスティバルを象徴するような存在として大歓声を浴びました。
バーズやホリーズ、バッファロー・スプリングフィールドというビック・グループから抜けた3人である彼らは、そのバンド名からも読み取れるように3人のメンバーがしっかり独立して存在しています。「個」としてお互い自由なメンバーが、素晴らしいハーモニーを作っているのです。
人々が対立することなく「個」として自由に存在し、美しい調和を生み出している。反戦や公民権運動などが大きなうねりをあげていた、ウッドストック・フェスティバル開催当時の時代精神を、まさしく体現したようなグループだったのです。
さてそれでは「青い目のジュディ」を聴いてまいりましょう!
低音パートを担当するデヴィッド・クロスビー、中音域のスティーヴン・スティルス、高音のグレアム・ナッシュ、この3つのボーカルが、互いに邪魔することなく見事なバランスで美しく存在しています!そして気品ある美しいメロディーに、耳を奪われてしまいます。(みなと)
スタッフ佐藤が選んだのは、キャンド・ヒートのパフォーマンスです!
2年ほど前だったでしょうか。カケレコ・スタッフでウッドストック映像の鑑賞会をやった時のことです。
以前に観た際は別段気にならなかったのに、その時はプロジェクターの大画面に映し出されたフロントマン=ボブ・ハイトの強烈な存在感に釘付けになってしまいました。
巨体を揺らしながら観客に呼びかけるように雄々しく歌うボブ・ハイトは、アメリカのロック・シンガー然とした猛烈なカッコよさを感じさせてくれます。そうなれば、あのぶよぶよしたお腹も立派な貫禄です。
一方、クールな佇まいで絶妙なタッチによってスライドギターを操るアラン・ウィルソンは、もはや優雅ですらあります。
そんな対照的な2人を軸としたステージ・パフォーマンスを通じて、思っていたよりもはるかに奥の深い魅力的なバンドだと気づかされたのを憶えています。
ライヴ映像全般に言えることなのですが、特にキャンド・ヒートのパフォーマンスは大画面で楽しむのがオススメです♪(佐藤)
スタッフ青山が選んだのは、ジェファーソン・エアプレインです。
ウッドストック・フェスティバルといえば「ラヴ&ピース」。「ラヴ&ピース」を掲げたサイケデリック・カルチャーの中心地、サンフランシスコを代表するバンドといえばジェファーソン・エアプレインではないでしょうか。
なんといってもグレイス・スリックの存在感。(動画0:21の青年たちの満面の笑み!)
エキゾチックなイントロから始まり、続いて力強く伸びやかでどこか妖しいグレイス・スリックのヴォーカルが、ミステリアスな歌詞の世界にグングンと引き込んでいきます。
ジェファーソン・エアプレインはザ・フーの後のトリでしたが、登場した時はすでに朝だったそう。夜通し起きていた人々の耳には、より妖しく響いたのではないでしょうか。(青山)
ウッドストック50周年を記念したフェスは、結局中止になってしまったそうですね…。1969年のウッドストックの映像を観るたびに、「こんな出来事はもう二度と起こり得ないんだろうな」という切ない気持ちに襲われます。愛と平和の幻想に包まれていたからこそ、この祭典はこんなにも美しいんだと思ってしまいます…。
さてスタッフ増田が選ぶベストアクトは、王道中の王道ですが、やっぱり問答無用でジミ・ヘンドリックスです!
彼の死の一年前に行われたこのステージ。ジプシー・サンズ&レインボウズというバンドを引き連れて出演した彼ですが、なんといっても圧倒的なのは「Star Spangled Banner」の独奏(ドラム入り)ですよね。
身の毛もよだつ爆撃音と耳を引き裂くノイズにまみれた、輝かしい米国の国歌。
エレキギターから出せる音をすべて出し尽くしたようなそのプレイ、魂に突き刺さるような一音一音は、何度聴いても鳥肌が止まりません。涙が出てきます。さらにそこからの「Purple Haze」…。もう格好良すぎて、どうにでもしてくれという気分になってきます。
彼らが出演したのはフェスティバルの大トリ。スケジュールが押しまくっていたこともあり、最後まで残っていたのは2万人程だったらしいのですが、それでもその2万人の心臓を鷲掴みにしたことは想像に難くありません。もし生で観ていたら魂が抜けてただろうなあ…(全部のアーティストに言える事ですが、ジミは特に!)。(増田)
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廃盤、紙ジャケット仕様、ボーナス・トラック4曲、歌詞付き仕様、定価2100
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サンフランシスコ出身、米西海岸サイケデリック・ムーヴメントを代表するグループ。バンドとして脂の乗り切った68年に伝説のフィルモア・イースト/ウェストで録音され、69年にリリースされたライヴ・アルバム。ポール・カントナーのエッジの立った痺れるリズム・ギター、ヨーマ・カウコーネンの自在に飛翔するようなギター、貫禄のグレース・スリックのヴォーカル!スタジオ盤以上に熱気ムンムンの名作。
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60年代後期、アメリカはサンフランシスコを拠点として、その華やかな花粉を世界中に撒き散らしたフラワー・サイケデリック・ムーヴメント。その渦中にあってシーンを牽引した中心的存在だったのが、彼らJEFFERSON AIRPLANE。今作品では、以前からの抽象的な概念としての「LOVE & PIECE」に終止しない、ベトナム戦争の泥沼化等の厳しい社会情勢を反映した、政治的メッセージの強い作品となった、彼らの60年代最後のアルバムです。「私達はアメリカの志願兵だ」と革命を唱える「HEY FREDRICK」でピアノを弾いているのは、Nicky Hopkins。「THE FARM」でスティール・ギターを弾くのは Jerry Garcia。「Turn My Life Down」でオルガンを弾くのは、Steven Stills。「Wooden Ships」はDavid Crosby、Steve Sills等との共作といった具合に、サウンド面においても非常に多面的な主張で溢れています。 この後、彼らもウッドストック・フェスティバルへと参加しました。
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