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冬のマジカル・サイケ・ポップ・ドライヴィング!世界のニッチなサイケ・ポップ盤セレクション

店長の田中です。

寒いのは嫌ですが、冬の凛とした空気はいいですよね!
近くに、僕的冬のささやかながら眺めが気持ちいいスポットがあるのですが、遠くに赤城山をはじめ群馬の山々が見えて、もう少しすると雪化粧をして、空の青とのコントラストが気持ち良いのです。

音のツブ立ちがよく、色彩鮮やかなサイケ・ポップなんか聴きながら、そのスポットを車で通ると、気分ルンルンとなります。

ということで、イギリスのレイト60sサイケ・ポップをディープな作品中心に聴いたあと、ユーロや南米の作品も聴いてまいりましょう。

それでは、冬のマジカル・サイケ・ポップ・ドライヴ、スタート!

イギリス

【R&Bフレイヴァー編】

まずは、R&Bのグルーヴ感いっぱいのサウンドを聴いて、気分を上げていきましょう!

ALAN BOWN / OUTWARD BOWN

スウィンギン・ロンドンを活気づけたトランペット奏者のAlan Bownが、『サージェント・ペパーズ』の波を受けたレイト60sのサイケ・ムーヴメントに呼応して結成したグループ。68年の唯一作。

フルートと弦楽器が瑞々しくって気持ちいい!ヴォーカルは、後にBRONCOを結成するジェス・ローデン!

アラン・ボウンは、後にJONESYに参加しますね。

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DON SHINN / TAKES A TRIP

あのロッド・スチュワートも一時在籍していたR&BグループSOUL AGENTのオルガン奏者Don Shinnによる69年ソロデビュー作。

初期フロイドとニュークリアスがセッションしたようなサイケでジャジーなアンサンブルをバックに、グルーヴィーなオルガンが炸裂!

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ZOMBIES/STILL GOT THAT HUNGER

「She’s Not There」や「Time Of The Theason」などのヒット曲で、英国屈指のビート・バンドへと上り詰めた名バンド。

彼らの2015年作が素晴らしい!

コリンの歌声は、御年70歳とはとても思えないし、ロッド・アージェントの書くメロディも変わらずにエバーグリーンだし、まったく年齢を感じさせないエネルギッシュさ!

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【ハード・ロック前夜のアート・ロック編】

気分が上がったところで、アクセル踏み込んでいきましょう。

ここでは、サイケ・ムーヴメントを経て表現欲が溢れんばかりとなった、ハードかつアーティスティックな作品をピックアップいたします。

EYES OF BLUE/CROSSROADS OF TIME

「アート・ロック」という形容がぴったりで、いかにもサイケからプログレへの過渡期の音。

68年のロンドンの空気がつまった逸品。

なお、メンバーは、GENTLE GIANTをはじめ、BIG SLEEP、MAN、ANCIENT GREASEなど、英ロック・ファンにはたまらないディープなグループで活躍を続けます。

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ART / SUPERNATURAL FAIRY TALES

ブリティッシュ・ロックの名グループSPOOKY TOOTHの前身。

アメリカン・ルーツ・ロックへの憧れとサイケデリックな時代の空気が融合したサウンドは、同時代のTRAFFICやSMALL FACESと同傾向のアプローチ!

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SAMSON / ARE YOU SAMSON

後に英ハードの名グループSTRIDERを結成するIan Kewleyが率いていた英サイケ・ポップ・グループ。

イミディエイト傘下のインスタントから69年にリリースされながら、イミディエイト倒産のためプロモーションされず、ほとんど売れずに忘れ去れた悲劇の一枚。

フレンチ・ホルンとトランペット奏者が在籍しており、クラシカルな気品に溢れたサウンドは「ハード・ロック前夜」ではありませんが、STRIDERにつながるバンドとしてこちらでピックアップ。

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【お蔵入り発掘音源/編集盤編】

気分が乗ってくると、助手席の人にうんちくを話したくなります。

ここはディープに、リリース目前にお蔵入りとなった幻の音源や、アルバムとしてはリリースされたなかった音源の編集盤などをピックアップ。

SECRETS/INFATUATION

「Clifford T. Ward、聞いたことある?あら、知ってたの(チキショー)。でも、Cliffordが在籍してたビート・バンドは聞いたことないよね!?」

ザ・フーやホリーズやハニーバスあたりのファンはニンマリな佳曲がずらり☆

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AIRBUS/TEST FLIGHT

英ソフト・ロック・バンドのWEST COAST CONSORTIUMで活躍したソングライターを中心に結成されたバンド。

70年~72年に録音されながらお蔵入りとなってしまった音源の発掘盤。

それにしても、これがお蔵入りとは!

バッドフィンガーのピート・ハムやパイロットのデヴィッド・ペイトンに比肩すると言って過言ではない才能!

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AEROVONS/RESURRECTION

アビー・ロード・スタジオでBEATLESのエンジニアを起用して録音されながら、未発表になった作品と言えば?

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KIPPINGTON LODGE / SHY BOY:COMPLETE RECORDINGS 1967-69

若きニック・ロウが在籍。ブリンズリー・シュウォルツの前身として知られるサイケ・ポップ・グループ。

これがホリーズやゾンビーズに通ずるフォーキーでジェントルなサイケ・ポップの佳曲ぞろい!

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【地味ジャケ編】

うんちくはまだまだ続く・・・。

「このジャケでこの音が聴けるとは思わないでしょう!ね、そうでしょ。そんじゃ、次はこれ聴いてみてよ・・・」

COMPLEX / THE WAY WE FEEL

71年リリースだから、時代は後ですが。ゾンビーズ『オデッセイ&オラクル』のファンは助手席へのうんちくネタとして是非!

メロディが三連になるところが、ビートリッシュでグッときます。

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ANDWELLAS DREAM / LOVE AND POETRY

このジャケもね~。カラフルと言えばそうだけど、地味ですよね~。

ソングライターのデイヴ・ルイスは本当に素晴らしいミュージシャンで、アーシーかつ格調高いメロディを書かせたら、プロコル・ハルムのゲイリー・ブルッカーにも負けてないと思います。

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JULY / JULY

「カラフルなんだけど、なんか地味なんだよね~」つながりで、こちらも。

「マイク・オールドフィールド『チューブラー・ベルズ』のプロデューサーとして後に名を馳せるトム・ニューマンが、「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行した」上で録音した英サイケ盤」ってことで、助手席へのネタとしてもバッチリ盤。

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BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD

地味ジャケ編のラストは、これで。

このジャケでこの気品!アーシーかつ英国叙情いっぱいの極上メロディがでてきてビックリ。

なるほど前身は、『メロディ・メイカー』誌主催のビート・コンテストに優勝したEYES OF BLUEなのか。

BIG SLEEP解散後は、Vo/Gのギャリー・ピクフォード・ホプキンスは、ワイルド・ターキーを結成したり、リック・ウェイクマンや山内テツのバンドに参加したり、Keyのフィル・ライアンはマンやニュートロンズに参加したり、Drのジョン・ウェザーズはジェントル・ジャイアントに参加したり、B/Pianoのリッチー・フランシスはソロ作を出したり活躍します。

ということで、うんちくネタもたっぷり。

プロコル・ハルムのファンは是非!

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おまけで、B/Pianoのリッチー・フランシスの71年ソロ作も挙げておきましょう。

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【マジカル・ポップ編】

ここからは華々しく、マジカル・ポップなメロディを持つ作品をピックアップしてまいりましょう!

AL STEWART/MODERN TIMES

気品あるリリシズムを持った英国純度120%と言える英SSWの75年作で、アラン・パーソンズがプロデュースで、録音はアビー・ロードと来れば、英ポップ屈指の傑作に仕上がること間違いなしでしょ!?

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PILOT/SECOND FLIGHT

「Magic」収録の1stはもちろん傑作だけど、この2ndもすんばらしい!

「Call Me Round」なんて、10回ぐらい連続で聴いてもまだまだ聴き足りないぐらいだし、極めつけは名曲「January」!

涙腺もちませんっ☆

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KALEIDOSCOPE / FURTHER REFLECTIONS: COMPLETE RECORDSINGS 1967-69

優れたメロディ・メイカー、ピーター・ダルトリー率いる英サイケ・ポップ・グループ。

レイト60sサイケ・ポップの数ある名作の中でも屈指の作品と言えるカラフルな67年の1stと、マジカルなメロディはそのままに英国的な陰影に包まれた69年の2nd全曲に加え、アルバム未収のシングル音源を加えたコンプリート編集盤。

後にメンバーそのままにFAIRFIELD PARLOURと名前を変え、Vertigoより気品たっぷりのブリティッシュ・ロック名作を残します。

ピーター・ダルトリーはもっともっと評価されるべき名メロディメイカー。

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APPLE / AN APPLE A DAY

フルーツジャケにはずれなし!?

英国印のポップでカラフルな胸キュン・サウンドのオンパレード!

英国レイト60’sサイケ・ポップ珠玉の名盤として名高い一枚ですね。

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HERD/PARADISE LOST: THE COMPLETE RECORDINGS

Peter Framptonが参加していたサイケ・ポップ・バンドはご存知かしら? この曲、THE MOVEやTHE WHOと同スタイルのエネルギッシュかつフックに富んだサイケ・ポップ名曲だと思いません?

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【ほのぼの編】

マジカル・サイケ・ポップ・ドライヴとして、まずはイギリスの作品をピックアップしてまいりましたが、ラストはほのぼのと。

GIGYMEN/GIGYMEN

わずか100枚自主制作された激レア盤ですが、スタックリッジ、リンディスファーン、クリフォード・T・ワード、スティーラーズ・ホイール、ペルーのウィ・オール・トゥゲザーあたりのファンはたまらない佳曲ぞろいですよ~。

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さぁ、ここからはカケレコらしく、ユーロや南米のレイト60sサイケ・ポップをピックアップしてまいりますよ~!

まずは北欧からスタートいたしましょう!

デンマーク

FLOOR / 1ST FLOOR

コリン・ブランストーン、グレアム・ナッシュ、ポール・マッカートニーがトリオを組んで、ジョージ・マーティンがプロデュースしたようなグループをデンマークで発見っ!

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スウェーデン

TAGES / STUDIO

ホリーズやゾンビーズの甘さ、キンクスの哀愁、ジェフ・リンに通じるクラシカルな気品をブレンドしちゃったようなスウェーデンの『サージェント・ペパーズ』と言える名作!

ジャケがもっとカラフルだったならなぁ。

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イタリア

LE ORME / AD GLORIAM

後にプログレ傑作をものにするイタリアの名グループ。

68年の1stは、カラフルなジャケの通りのマジカル・サイケ・ポップで、ポップ・ファンもマスト!

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イタリアだとこの一枚もサイケ・ポップのファンに激オススメです。

EQUIPE 84 / ID

60年代に大活躍したビート・ポップ・グループが、メロトロン、オルガン、弦楽器、管弦楽器などを大胆に導入した意欲作。

ゾンビーズ『オデッセイ&オラクル』のファンは感極まること必至!

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イタリアからもう一枚ディープなのをチョイス。

UNDERGROUND SET/UNDERGROUND SET

イタリアの70年代初期にこんなサイケでグルーヴィーですこぶるキャッチーな盤があったとは!

ファズ・ギターとオルガンが渦巻いてるけど、混沌としてなくて洗練されてて、センス抜群!

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スペイン

LOS BRINCOS / CONTRABANDO

スペインのビートルズ、LOS BRINCOSがラリー・ペイジに導かれてロンドンに渡り、アビーロードやオリンピック・スタジオで67年に録音し、68年にリリースされた3rdアルバム。

この曲、なんど聴いても泣きそうになります。レイ・デイヴィスもびっくりの哀愁の美メロ。ピート・タウンゼントばりのリズム・ギターもグッとくるなぁ。

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アルゼンチン

BEAT BOYS / BEAT BOYS

アルゼンチンにもビートルズやホリーズからの影響が感じられるグループが居るのです。

GSにも通ずる哀愁いっぱいのメロディ、野暮ったいファズ・ギターも魅力的。

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さぁ、家に帰ったら、コーヒーでも入れて、ゆっくりとこんな作品はいかがでしょう?

PAUL KENT/PAUL KENT

ジャケットからして、アル・スチュワート、イアン・マシューズ、ピート・デロあたりのファンはたまらないっすよね。

音も憂いと翳りと叙情たっぷり。

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いかがでしたか?

みなさまにとってぴったりの一枚が見つかれば幸いです。

関連カテゴリー

冬のマジカル・サイケ・ポップ

  • PILOT / SECOND FLIGHT

    全英1位の代表曲「January」収録、前作と並びブリティッシュ・ポップ史に輝く名作、75年作

    名作1stに続き、キャッチーかつ憂いのあるメロディと弾けるようでいてセンチメンタルなアンサンブルが光る佳曲がずらりと揃った、こちらも文句なしにエバーグリーンな名作2nd。75年作。「Call Me Round」なんて、10回ぐらい連続で聴いてもまだまだ聴き足りないぐらいに素晴らしすぎるメロディです。「Bad To Me」のキャッチーさの中にも憂いを含んだメロディと流麗なストリングス・アレンジもまた涙無しでは聴けません。そして極めつけは全英1位に輝いた名曲「January」。メロディはもちろんギターが素晴らしくて、歌のバックのメロディアスなオブリガードにはグッと来っぱなしです。最後を飾るWilliam Lyall作のバラード「Dear Artist」がまた気品があって素晴らしい。前作に勝るとも劣らない名作

  • EYES OF BLUE / CROSSROADS OF TIME

    68年作1st、サイケ〜プログレへの過渡期の音がつまった英アート・ロック逸品!

    サイケ〜プログレへの過渡期の音がつまったサウンドが魅力のイギリスはウェールズ出身のバンド、68年にロンドンで録音された1st。R&B、クラシック、ジャズをゴッタ煮にしたオルガンが豪快にフィーチャーされ、ベース、ドラム、ギターがゴリゴリと初期イエスばりのダイナミズムを注入。一方で、ハスキーでメロウなヴォーカル、キラキラしたコーラス・ワークやハープシコードやリコーダーはサイケ・ポップ的。「アート・ロック」という形容がぴったりのレイト60sならではの魅力に溢れた好盤です。この後、2ndをリリースした後、メンバーは、GENTLE GIANTをはじめ、BIG SLEEP、MAN、ANCIENT GREASEなど、英ロック・ファンにはたまらないディープなグループで活躍を続けます。

  • ART / SUPERNATURAL FAIRY TALES

    SPOOKY TOOTHの前身グループ、67年作、アーシーかつサイケデリックな懐深い逸品!

    SPOOKY TOOTHの前身として知られるグループ。67年唯一作。Mike HarrisonによるR&Bが根っこにあるアーシーなヴォーカルは、Steve Winwwodを彷彿とさせる存在感。Luther Grosvenorのブルージーかつスリリングなギター、霧の向こうから音が立ち上がるようなアグレッシヴかつ混沌としたドラム、テープ逆回転などのサイケデリックなエフェクトも印象的。アメリカン・ルーツ・ロックへの憧れとサイケデリックな時代の空気が融合したサウンドは、同時代のTRAFFICやSMALL FACESと同傾向のアプローチ。それほど有名な作品ではありませんが、数ある67年の名作にも引けを取らない逸品。ジャケットにピンと来たら是非!

  • EQUIPE 84 / ID

    イタリアン・ロック黎明期に輝く名作、70年作

    60年代に大活躍したビート・ポップ・グループが、メロトロン、オルガン、弦楽器、管弦楽器などを大胆に導入してプログレッシヴ・ロックへと接近した意欲作。彩り豊かなサウンドにより、彼らの持つメロディアスな部分が最大限に引き出されており、どの曲も胸を締め付ける美しいメロディーが絶品な名曲揃い。プログレッシヴ・ロックとして評価するよりも、ゾンビーズ「オデッセイ&オラクル」などのドラマティックなポップス作品として評価した方が正当な作品。

  • COMPLEX / THE WAY WE FEEL

    71年リリースの2nd、ブリティッシュならではの陰影のあるメロディーとクラシカルかつポップなオルガン・ワークが素晴らしい愛すべき逸品!

    ブリティッシュならではの陰影のあるメロディーとクラシカルなオルガン・ワークが素晴らしい、コンプレックスの71年発表の名作2nd。マイナー調のメロディーが印象的な1曲目「Every Time I Hear That Song」からアクセル全開。美しいメロディーとユニゾンでからみあうオルガンがドラマティックで、次から次へと流麗なメロディーでたたみかけます。切々と歌い上げるヴォーカルが素晴らしい「Am I」もまた名曲。6曲目「Moving Moor」は、一転して重厚かつ荘厳なオルガンが教会音楽を思わせるクラシカルなインスト。彼らの高い音楽的素養が感じられます。アルバム最後を飾る9曲目「If You Are My Love」は、ヘヴィーなギターとブルージーなオルガンによる重たいイントロから、テクニカルでスピード感溢れるパートへと一気に加速する展開が見事。

    • WHCD009WOODEN HILL

      ボーナス・トラック2曲

      レーベル管理上、ジャケット等の品質がかなり良くありません(ツメ跡、ホチキス錆、カビ汚れなど)。これまで長い期間に何度か入荷していますが、すべて同じ状況のため、ご了承ください。

  • BIG SLEEP / BLUEBELL WOOD

    EYES OF BLUEの後身、リリシズムいっぱいの極上英国ポップ!71年作

    EYES OF BLUEのメンバーそのままに71年にリリースされた唯一作。EYES OF BLUE時代の格調高い英国ポップに、プログレ、スワンプなどの要素を加えた、いかにも70年代初期の薫り漂う極上英国ポップ。叙情的なメロディー、クラシカルなストリング、哀愁のオルガンが絶妙なアンサンブルを奏でる1曲目は、70年代英国ロック・ファン必聴の名曲。もう少し品のあるジャケットであれば、評価も違っていたでしょう。完成度としては文句無しの傑作。

  • ANDWELLAS DREAM / LOVE AND POETRY

    奇才Dave Lewis率いるグループ、69年作、英サイケ・ポップ/ロックの名作

    69年発表の唯一のアルバム。69年といえば、サイケデリック・ムーヴメントが終焉を迎え、新たにプログレッシヴ・ロックへと向かっていく過度期。このアルバムはその時代の空気を見事に音像化した名盤です。サイケ・ポップの文脈で語られることが多い彼らですが、そういったカテゴライズでは収まりきれないポテンシャルを持った本格派。サイケデリック時代の名残を見せる美しく流麗なコーラス・ワークに加え、へヴィかつメロディアスなギターと重厚かつプログレッシヴなハモンドが、他の凡百サイケ・バンドとは一線を画すオリジナリティを主張しています。全編通して佳曲揃いですが、特に9曲目の「Andwella」は、60年代最後を飾る名曲。テープ逆回転の混沌としたイントロから、メロディアスなアルペジオが立ち昇る瞬間は鳥肌ものです。

  • RITCHIE FRANCIS / SONG BIRD

    Eyes Of Blue〜Big Sleepの中心人物、気品あるブリティッシュ・ポップの逸品、71年作

    Eyes Of Blue〜Big Sleepの中心人物。71年のソロ唯一作。THREE MAN ARMYの1st&2ndやWHO「TOMMY」も担当したLou Reiznerによるプロデュース。オーケストラ・アレンジはWil Malone。センシティヴなヴォーカルと気品あるリリカルなメロディに管弦楽器が瑞々しい息吹を伝えるブリティッシュ・ポップの逸品。

  • GIGYMEN / GIGYMEN

    リンディスファーンやスタックリッジを彷彿させる英フォーク・ロック、当時100枚のみ自主制作されたレア盤

    イギリスのフォーク・ロック・グループ、フィドル奏者を含む5人組。74年に録音され、100枚のみ自主制作された唯一作。レーベルからのインフォには、フェアポート・コンヴェンションからビートルズまで幅広く影響を受けている、と書かれていますが、聴いてなるほどその通り。トラッドをアレンジした楽曲が3曲+オリジナル6曲という構成で、トラッド・アレンジ曲はフェアポート・コンヴェンション『フルハウス』あたりのサウンドを彷彿させる一方、オリジナル曲は、リンディスファーンとスタックリッジがブレンドしたようなビートリッシュかつ郷愁を誘うサウンドが印象的。特筆すべきは、オリジナル曲のメロディで、ヘロン、クリフォード・T・ワード、スティーラーズ・ホイール、ペルーのウィ・オール・トゥゲザーあたりのファンはたまらない佳曲ぞろい。これはグッとくる好作品です。

  • JULY / JULY

    69年発表、『チューブラー・ベルズ』のプロデュースで名高いトム・ニューマンによるグループ、英レイト60sサイケの重要作!

    69年発表のトム・ニューマン率いるジュライの1stアルバム。トム・ニューマンと言えばマイク・オールドフィールド「チューブラー・ベルズ」のプロデューサーとして有名な、初期Virginレーベルを支えた奇才。そんな彼が輝かしいキャリアをスタートさせたのが本作です。「独自のサウンドを確立するために山にこもって修行していた」なんてライナーに書いてありますが、それも嘘ではなさそうな、「音」にたいする変質狂ぶりが存分に堪能できるアングラ・サイケ・ポップ。テープ逆回転、タブラ、シタールによるだら〜んとした雰囲気と、バンドによるハイな演奏の混ざり具合が絶妙の一枚。ぶっ飛びます

  • AEROVONS / RESURRECTION

    アビー・ロード・スタジオでBEATLESのエンジニアを起用して録音されたアルバム、美メロ満載フォーク・ロック

    BEATLESファンにはお馴染みのBEATLESフォロワー。エンジニアにGeoff EmericやAlan Parsons、プロデュースはNorman SmithというBEATLES布陣にて、69年にアビー・ロード・スタジオで録音されながら未発表となった幻の作品。憂いのあるジェントルなメロディとアコースティカルで気品のあるアンサンブルは、「RUBBER SOUL」あたりのBEATLESサウンドを彷彿とさせます。サウンドのタッチはもろBEATLES。メロディ・ラインの美しさは特筆もの。BEATLESやメロディアスなフォーク・ロックのファンは聴いて損は無い好グループ。

  • SAMSON / ARE YOU SAMSON

    後にSTRIDERを結成するメンバーによる英サイケ・ポップ・グループ、イミディエイト傘下のインスタントから69年にリリースされた唯一作!

    後にSTRIDERを結成するメンバーによる英サイケ・ポップ・グループ、イミディエイト傘下のインスタントから69年にリリースされた唯一作。リリース後すぐにイミディエイトが倒産したため、満足なプロモーションを受けられず、ほとんど売れずに忘れ去れた悲劇の一枚。レーベルからのインフォでは、サイケ期のビートルズやキンクスから影響を受けたサウンドで、プリティ・シングスやゾンビーズや初期ディープ・パープルやキャラヴァンを彷彿させる、とありますが、確かにその通り!フレンチ・ホルンとトランペット奏者が在籍しており、クラシカルな気品に溢れているのが持ち味です。英レイト60sサイケ・ポップ最果ての秘宝として鎮座する逸品。バンドはこの作品を残すのみで解散しますが、リーダーのIan KewleyはSTRIDERを結成し活躍します。

  • TAGES / STUDIO

    北欧の『サージェント・ペパーズ』と云われる、スウェディッシュ・サイケ・ポップの傑作、67年作

    スウェーデンのビートルズと異名を取るグループ。彼らの最高傑作と表され、北欧の『サージェント・ペパーズ』とも言われる67年の5thアルバム。ビートルズというよりキンクスに通ずる哀愁と力強さに満ちたバンド・アンサンブル、ゾンビーズやホリーズのファンはニンマリの鼻にかかった歌声のヴォーカルと叙情溢れるメロディとハーモニー。そこに北欧らしさを添える格調高く透明感のあるストリングスの調べ。ジェフ・リンに近いセンスを感じます。とにかくメロディはどの曲もフックに富んでいて、演奏の安定感も抜群。これは、レイト60sの英サイケ・ポップの名作群と比べても遜色のない名作。歌詞はすべて英語。ジャケがポップならもっと多くのリスナーに聴かれていたはず!

  • PAUL KENT / PAUL KENT

    憂いと翳りに満ちた英SSW、71年作2nd、セプテンバー・プロダクション制作

    英国のSSW。P.C.KENT名義での69年デビュー作『UPSTAIRS COMING DOWN』に続く71年作2ndで、サンディ・ロバートソン率いるセプテンバー・プロダクションによる制作され、B&Cレーベルからリリースされた作品。なんとも憂いと翳りにつつまれた美しい歌声、ザ・バンドなど米ルーツへの憧憬を英国らしい艶やかな叙情性で包み込んだような芳醇なメロディ、なんとも淡い色合いの湿り気を含んだフォーキー・ロックなアンサンブル。オープニングから英国臭プンプンのスワンピー&叙情性たっぷりのナンバーが感動的。牧歌的でポップなフォーキー・ポップな2作目は和みの佳曲だし、幻想的なアコギ爪弾きで幕を開けるアシッド臭あるフォークの3曲目も雰囲気たっぷりだし、これはジャケットから感じる期待通りのサウンドです。アル・スチュワート、キース・クリスマス、アンディ・ロバーツ&イアン・マシューズあたりのファンは必聴の名作。

  • FLOOR / 1ST FLOOR

    こ、これほどまでのキャッチー&マジカルなサイケ・ポップ・グループがデンマークに居たとは!驚愕の67年作!

    デンマークのサイケ・ポップ・グループ、67年の唯一作。軽やかなファンファーレで幕を開け、瑞々しいビートとともに、スウィート&ジェントルなヴォーカルが流麗なメロディを歌い、ゾンビーズを彷彿させる幻想的なコーラスが乗っかり、サビではホリーズばりに弾けちゃって、ペニー・レインばりに管楽器も躍動して、このオープニング・ナンバー、強烈すぎっ!その他の曲も流れるような佳曲ぞろいで、ゾンビーズやレフト・バンクなどバロッキーなポップが好きなら間違いなく心奪われてしまうでしょう。このグループは強烈です。レイト60sポップのファンはマスト!

  • BEAT BOYS / BEAT BOYS

    アルゼンチン、憂いのあるメロディが秀逸なビート〜サイケ・ポップ

    アルゼンチン出身、ビート〜サイケポップ・グループ。68年作。木漏れ日のように柔らかでメロウな楽曲、センシティブなストリングスとピアノをフィーチャーした黄昏のように叙情性溢れる楽曲、ファズ・ギターをフィーチャーしたサイケデリック&ドリーミーな楽曲が印象的。どの曲も、日本人の琴線に触れること間違いなしの憂いのあるメロディと哀愁のハーモニーが素晴らしい佳曲揃い。

  • UNDERGROUND SET / UNDERGROUND SET

    ファズ・ギターとオルガンをフィーチャーしたすこぶるキャッチーなサイケ・ポップ!イタリアもあなどれません!

    NUOVA IDEAの変名グループで、PSYCHEGROUND GROUPの名でも活動していたグループ。70年に本国イタリアをはじめ、イギリス、ドイツ、フランスでもリリースされた唯一作。LE ORMEのプロデューサーとして知られるGian Piero Reverberiが全曲を作曲しているのが特筆。キャッチーなメロディでリードするファズ・ギター、そこにサイケデリックな色彩を添えるグルーヴィーなオルガン、タイトで軽快なドラムとよく動くメロディアスなベース。オール・インストですが、グルーヴィーなナンバーから哀愁を放つメロディアスなナンバーまで、メインのメロディとアンサンブルがすこぶるキャッチー!サイケデリックですが、混沌とした感じはなく、音は洗練されています。これはご機嫌な一枚。サイケ・ポップのファンは是非!

  • LOS BRINCOS / CONTRABANDO

    スペインのビートルズと異名を取るグループがアビーロード・スタジオなどで録音した68年作、もう最高すぎ!

    スペインのビートルズ、LOS BRINCOSがラリー・ペイジに導かれてロンドンに渡り、アビーロードやオリンピック・スタジオで67年に録音し、68年にリリースされた3rdアルバム。ジャケットからしてサイケ・ポップ臭ぷんぷんですが、サウンドもそのイメージ通り!キンクスに通じる哀愁いっぱいのグッとくるメロディ、バーズを彷彿させるたゆたうハーモニー、メロウなフォーク・ロックをベースに管弦楽器やハープシコードがサイケに彩る瑞々しいアレンジ。それにしてもスペイン語で歌われるヴォーカル&メロディが良くって、ちょっと今、4曲目を聴いていて泣きそうです。このマイナー調のメロディは日本人の琴線にビンビン触れること間違いなし。メロディは綺麗なのに、演奏はザ・フーばりにドライヴ感があるし、うん、「Kids Are Alright」みたいで最高!いや〜、次々と溢れる極上のメロディ。ペルーのビートルズと言われるウィ・オール・トゥゲザーにも負けないメロディ・センス。これは素晴らしい名作です。レイト60sの英サイケ・ポップのファンはとにかく必聴!レコメンド!

  • KALEIDOSCOPE / FURTHER REFLECTIONS: COMPLETE RECORDSINGS 1967-69

    レイト60sの英国で輝いたサイケ・ポップの名グループ、コンプリート音源集!

    優れたメロディ・メイカー、ピーター・ダルトリー率いる英サイケ・ポップ・グループ。レイト60sサイケ・ポップの数ある名作の中でも屈指の作品と言えるカラフルな67年の1stと、マジカルなメロディはそのままに英国的な陰影に包まれた69年の2nd全曲に加え、アルバム未収のシングル音源を加えたコンプリート編集盤。バンドはこの後、フェアフィールド・パーラーへと発展し、英国ロックの深い森で光輝く名作を残します。

  • SECRETS / INFATUATION

    Clifford T. Wardが在籍していた英ビート・バンド、さすがの佳曲ぞろいの好編集盤

    70年代にSSWとして活躍するClifford T. Wardが在籍していた英南東部はウスターシャー州出身のビート・バンド。66年〜68年にリリースされたシングル音源やデモ音源をまとめた編集盤。フーやキンクスやスモール・フェイセズを彷彿させるドライヴ感いっぱいのリズム、英国らしいジェントルさがあるリード・ヴォーカル、グッとくるハーモニー、そして、キャッチーな中に憂いがたっぷりつまった叙情的なメロディ(ホリーズの「バス・ストップ」あたりを彷彿)。英国らしいメロディがたっぷりつまったところは、ハニーバスあたりにも通じている印象です。作曲はすべてClifford T. Ward!さすがの佳曲ぞろいです。

  • ZOMBIES / STILL GOT THAT HUNGER

    変わらずにエバーグリーンなメロディがつまった、まったく年齢を感じさせない2015年作!

    ロッド・アージェントとコリン・ブランストーンズを中心に04年に再結成して以降、精力的に活動するゾンビーズによる2015年作。ヌケの良いハード・エッジなリズム・ギターを中心としたファット&グルーヴィーなオープニングからしてまったく年齢を感じさせない力強さにびっくり。コリンの声もとても70歳とは思えないほどにエネルギッシュ。流麗なピアノにスモーキーなヴォーカルがしっとりと歌い上げる2曲目は、『オデッセイ&オラクル』でのサウンドを彷彿させてグッとくるし、ポップなメロディたっぷりな4曲目には心踊るし、1曲のみ収録されたコリン作曲の曲も叙情的で心に沁みるし、ゾンビーズらしい陰影とフックに溢れた佳曲ぞろい。ジャケットは、『オデッセイ&オラクル』と同じデザイナーが担当!

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図表や代表作品のジュークボックスなどを織り交ぜ、ジャンル毎の魅力に迫ります。