nassoさんのレビュー
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RUSH / HOLD YOUR FIRE
みっしょん・・・・！（2 拍手）
数十年も前のことですが、ＢＯＳＥ社でバズーカという重低音用サブウーファを発売した時の当地での展示会で、大画面プロジェクタで写された楽曲が、すげえいい曲で、演奏してるのはラッシュみたいだけどなんて曲なんだろう、と探し回ってやっと本アルバムの「ＭＩＳＳＩＯＮ」だと判明。LIVEのレーザーディスクと一緒に本ＣＤも購入。自宅で許される範囲での大音響でしばらく楽しんだものです。アルバムタイトルも MISSIONの歌詞からとられたもので、この曲、もっと評価されてしかるべき、と思います。 （ＳＵＭＭＥＲ’６８ とか ’39 ショウ・オブ・アウア・ライフ みたいに評価が低すぎる歌えるプログレ名曲の仲間だと思う）
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ケヴィン・エアーズ、ジョン・ケイル、イーノ、ニコ / 悪魔の申し子たち〜その歴史的集会より
mike oldfieldファン必聴（1 拍手）
「伝説的化け物たち」の作品がいずれも素晴らしい歴史的裏名盤だと思います。 （寡聞にして） 紹介の際触れられることが無いのですが、、最後の2曲（おそらく当日のアンコール部分かと思いますが）当時チューブラーベルズでブレークしたばかりのＭＩＫＥ ＯＬＤＦＩＥＬＤがサプライズゲスト的に参加しており、特に8曲目でのギターソロの美しさは特筆すべきものがあります。虚空に漂うシングルトーンのギターソロ、永遠に続いてほしいと思うほど。未聴のＭＩＫＥファンの方には、ぜひお聞きいただきたい。
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ピンク・フロイド / 原子心母
68年の夏を想う（2 拍手）
「洋画」の邦題にしても、「洋楽」の邦題にしてもかつては（60〜70年代）素晴らしいクリエーターがいて、思わず膝を打つものが多々有ったように思います。本作のタイトルも、（それ以外付けようがなかったといえばそうなんだけど）勇気ある決断だったと思うしまた奇跡的に作品の本質とマッチしたものだと思います。（狂気、もそうだよね） チィーブラベルズで突然プログレに出会ってしまった辺境在住の高校生が、2番目に夢中になったのが原子心母。 タイトル曲はもちろん殿堂入りの傑作ですが、幸薄い感じが否めないR・ライトの手になるSUMMER'68はもっと評価されていいい名曲だと思います。2番目のバース冒頭に入るオルガン、いつ聞いても胸に迫ります。
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VANGELIS / HEAVEN AND HELL
vangelis L.I.P（1 拍手）
40年ほど前、ﾌﾟﾛｸﾞﾚ辺境の地から進学のため上京したてのMiike Oldfield信者が、Mikeのような作品がないか渉猟し続けていた中で、巡り合うことができた傑作。
もともとパーカッション担当だったこともあり、リズムの強いシンセサイザーオリエンテッドのプログレ。地中海風民族色の強さも新鮮でした。Jon Angersonがヴォーカルを取っている「So Long ago So Clear」の美しさも特筆すべきですが、LP時代のＢ面で聞かれる女性のヴォーカリゼイションには当時、感動のあまり涙がこぼれてきて自分で驚いた記憶があります。 本作に続く「反射率0.39」 「螺旋」までの怒涛のプロフレ3部作は、Mikeの「ﾁｭｰﾌﾞﾗｰ･ﾍﾞﾙｽﾞ」「ﾊｰｼﾞｪｽﾄ・ﾘｯｼﾞ」「ｵﾏﾄﾞｰﾝ」の青の3部作と並ぶプログレ殿堂入りだと思います。 -
ヴァンゲリス / 螺旋
プログレVANGELIS３部作（1 拍手）
「天国と地獄」「反射率0.39」 に続くＶＡＮＧＥＬＩＳ が最も脂が乗りきっていた時代の掉尾を飾る傑作。M・ｵｰﾙﾄﾞﾌｨｰﾙﾄﾞが開拓した多重録音プログレの手法をかなり「おおらかに」踏襲しつつ、ｴﾋﾟｺﾞｰﾈﾝではない独自の音楽世界（音で描いた哲学のような）を創造しえています。 限りなく内側に収斂していくMikeの世界と対照的に限りなく外に広がっていくような「見知らぬ人に」、反射率0.39で確立したドラマティックでスリリングなスタイルを堪能できる表題作「螺旋」 など捨て曲なし。 このころのＶＡＮＧＥＬＩＳは本当に凄かった。（この次に出た「霊感の館」は、音が出て数分我慢したあとい、もしかして中身が違っているのでは？！ とターンテーブル上のレコード盤を再確認したことを思い出す。）
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トム・ニューマン / ファイン・オールド・トム
M・Oldfield好きな人のﾏｽﾄｱｲﾃﾑです（2 拍手）
本作では2曲にMike Oldfieldが参加していますがそのうち「ＳＡＤ ＳＩＮＧ」はチャーミングな名曲で、蝶々のように舞うMikeのソロギターが聴きものです。Tom氏は、最近はロバート・リードとのコラボレーションで70年代のMike的な作品世界の再構築に励んでいます。Mikeが興味を失ったかに思えるシンフォニックで、トラッド風味のプログレ世界を微苦笑とともに楽しめて、すごくありがたいと感じています。 この時期のMikeのコラボレーションは、PM’sＧＯＮＧや、PEKKAなどものすごく素晴らしいものだらけでした。
