2011年4月13日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
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NYの5人組。68年作。思いつきアイデアとトリップ願望を貪欲かつ攻撃的に噴射!それでいて案外バランスの取れているサウンドがニクいエクスペリメンタル確信犯。要所に散りばめられたカオティックなコラージュ、コズミックなオルガン…手数の多さNO.1!
68年のNY、VEVETSの裏で暗躍したサイケデリック戦隊
NY出身の5人組サイケ・ロック・バンド。68年唯一作。この頃の東海岸サイケシーンと言えばヴェルヴェッツや瞑想的な気質のグループを連想しますが、この連中は、己等のアイデアとトリップ願望を貪欲かつ攻撃的に噴射する、言うなれば、サイケデリック・ウォーリアー!冒頭のイントロ、「エマージェンシー!エマージェンシー!」といった具合で容赦なく迫り来るファズ&ベース、つづく「Ahhhhhhhhhhhhh!!!」のシャウトですでに沸点到達!歪みまくったファズとオルガンが奏でるスタンダード・ナンバー「Sunny」の珍妙カヴァーM3、JOHN McLAUGHLIN〜CHICK COREA〜BILLY COBHAMらとの共演でも知られる米ジャズ・ギタリスト=LARRY CORYELLがゲスト参加した極めてファジーなサイケデリック賛歌M7等々。要所に散りばめられたカオティックなコラージュ、コズミックなオルガン、なによりスタジオ実験のアイデア&手数の多さは特筆もの。抑制の効いた(?)フリーク・アウト名盤!
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