ペルー出身ながら英国で活動したガレージ/サイケデリック・ロック・バンドMADSのアーカイヴ盤『MOLESTO』がリリース

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60年代半ばに結成されたペルーのガレージ/サイケデリック・ロック・バンドMADSのアーカイヴ盤がリリースされました。

どういう経緯か、チェス・レコードの創始者でストーンズ・レコードの社長だったマーシャル・チェスに気に入られ、英国に渡り活動。

ミック・ジャガーの邸宅兼スタジオのスターグローヴスでデモを録音したり、ロンドンでライヴを行ったり、スティーヴ・ウィンウッドやジェフ・ベックともジャムったりしていたものの、残念ながら作品は残さずに解散しました。

そんな彼らがペルーのスタジオで67年～68年に録音した音源や71年にスターグローヴスで録音した音源2曲をまとめたのが、今回リリースされた編集盤です。

エッジの立った荒々しくもシャープなリズム隊、痺れるファズ・ギター、英語で歌われる熱いヴォーカル。
「サティスファクション」スタイルのエネルギッシュなサウンドが持ち味です。

パーカッシヴなアコギによるパートと「間」を活かしたブルージー＆ハードなパートとを往き来する「Fly Away」など、スターグローヴス録音の楽曲のスケールも特筆。

ペルー出身ながらロンドンで腕を磨いたバンドの実力が確かに刻まれた好編集盤です。

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