GEM62(FLAWED GEMS) 【2011年発売CD】
ボーナス・トラック7曲。
プロデビュー翌年のジョン・ウェットンが、早くもベースをブイブイ言わせてるブラス・ロック・バンドと言えば?ギターは元コロシアムですね!
元コロシアムのギタリスト、ジェイムズ・リザーランドを中心として結成。ジョン・ウェットンが参加していたことで知られるグループ。71年作の唯一作。サウンドは、ウェットンのゴリゴリとしたベースが印象的な骨太な演奏にブラスが乗った力強いジャズ・ロック。ポップなメロディー・ラインはキャラヴァンを想わせます。好盤。
PATTO/ROLL EM SMOKE EM PUT ANOTHER LINE OUT
マイク・パトゥ&オリー・ハルソールの名コンビによるブリティッシュ・ロック・グループ、最終作となった72年3rd
2,490円(税込2,739円)
英国ジャズ・ロックの名グループ、70年1stと71年2nd
ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したグループ、69年作2nd
後にジェス・ローデンのバックとして活躍する英ブラス・ロック・バンド、2本の管楽器がうねる72年唯一作
骨太なアンサンブルに英国叙情たっぷりの管楽器が絡む英ジャズ・ロック、70年作、ポール・キャラックが在籍
フリップ、ウェットン、ブルーフォードの三人が尋常ならざる緊張感の中で生み出したクリムゾンを代表する傑作、74年作7th
ブルフォードとホールズワースが抜け、新たにザッパバンド出身ドラマー=テリー・ボジオが加入した79年2nd、緊張感が和らぎ、ウェットンの伸びやかなヴォーカルに主軸を置いたキャッチーでメロディアスな作風
マーティン・ターナーに代わりジョン・ウェットンが加入し制作された81年作13th
英国プログレのトップ・ミュージシャンが集結したスーパーグループによるドラマティック且つポップな名盤、9週にわたり全米1位をキープした82年作1st!
COLUMN THE REFLECTION 第43回 ブラス・ロックの英国的展開 〜 気がつくと、どれも名だたるかつてのレア廃盤ばかり 〜 文・後藤秀樹
音楽ライター後藤秀樹氏による連載コラム「COLUMN THE REFLECTION」!ここまで米国のバンドにフォーカスしてきたブラス・ロック特集、今回は英国のブラス・ロック系グループ達をディープに探求!
スタッフが日替わりでオススメ作品をご紹介する「日々是ロック」。本日は爆音ベースが楽しめるアルバムをカケレコ棚からピックアップ!
【イエス「Roundabout」から出発する、ベースがかっこいいプログレ探求】〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
イエス「Roundabout」から出発する、ベースがかっこいいプログレ探求、というテーマで、facebookに投稿してまいりました。
「音楽歳時記」 第二十六回 番外編: 追悼ジョン・ウェットン 文・深民淳
深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
イギリスのブラス・ロック名作をピックアップ!ついでに、ユーロのブラス・ロックも紹介しちゃいますよ〜。
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ハードロック+英国ジャズ(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
クリムゾンのユーザーにとっては、ジョン・ウェットンがデビューしたグループであることが知識のひとつ。でも、コロシアムのチルドレンと見なした方が説明しやすいです。コロシアムはとんでもないグループで、時間軸を過去にとればアレクシス・コーナーやグレアム・ボンドにつながるし、未来にとればゲイリー・ムーアやジャーニーにつながってきます。「バレンタイン・スート」に参加したジェイムズ・リザーランドが、ブラスをもっと厚くしようとした意図なのが見てとれます。ジャズ、ブルーズにたけたメンバーが演奏格闘技していたのがコロシアム。モーグル・スラッシュは、基本アドリブは香辛料程度に抑え、もっとポップ寄りのアプローチを試みています。
このリイシュー盤には、BBCセッションとシングルの「スリーピン・イン・ザ・キッチン」が追加収録されています。このシングルの出来が最も良いです。長い曲になると、演奏は白熱しますけど、聴いてるほうは少しだれるかな、と思います。リザーランドのギターソロに、ウェットンが付き合っています。ウェットンの演奏もまだ単調です。歌っているのもリザーランド。これがなかなか上手いです。英国のブラス重点のグループの中では聴きやすい盤ではあります。2022.12.18