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オレンジ

アル・スチュアート

MSIF7158() 【94年発売CD】

直輸入盤(帯・解説付仕様)、定価2427+税。

評価:40 1件のレビュー

ブリンズリー・シュウォーツのメンバーやリック・ウェイクマンが参加ってことで、英国的な「いなたさ」とともにクラシカルな「気品」もあって、陰影とキラメキが絶妙にブレンドされていますね。英国フォーキー・ポップの愛さずにはいられぬ名作!

72年作の4th、ふくよかな土臭さとクラシカルな流麗さとが同居した英フォーク・ロックの佳曲ぞろい、リック・ウェイクマン参加

スコットラッドはグラスゴー生まれの英SSW。CBSより72年にリリースされた4thアルバム。バックが特筆で、リック・ウェイクマンがピアノ&オルガンで全面参加している他、いぶし銀の英フォーク・ロック・バンドQUIVERを率いるギタリストTim RenwickとベースのBruce Thomasや、アコギでBrinsley Schwartzが参加しています。英国らしいドリーミーな幻想性や牧歌性や気品を感じさせる歌声、陰影が心にしみる優美にたゆたうようなメロディが何より絶品ですし、ふくよかな土臭さとクラシカルな流麗さとが同居したアンサンブルも素晴らしくって、これぞ英国フォーク・ロックと興奮する佳曲がずらり揃っています。STRAWBSやCat Stevensなど、フォーク・ロックとの相性も抜群なリック・ウェイクマンの軽快かつ上品なピアノもやはり聴き所いっぱい。英国らしい色合いのジャケの雰囲気にピンと来たSSWファンは間違いなく気に入るでしょう。印象的なジャケットのデザインはキーフ!

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評価:4 いったんオレンジに生まれたら、ずっとオレンジ(2 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

表紙ポートレイトの少しぬめっとした質感は、マーカス・キーフのもの。ポートレイトだけで撮影者がわかる、というのは優れたデザイナーです。アル・ステュアートは、ロバート・フリップといっしょにギターを学び、ジミー・ペイジとも旧友だったというギタリストです。グラスゴー生まれ、ボーンマス育ち。ギタリストとして一流である証に、たっぷりアクースティック・ギターを弾いています。「ワンス・アン・オレンジ」を聴いてみてください。そんなステュアートが歌手音楽家を志すようになったのは、ボブ・ディランが契機だったそうです。そう聞くと、歌い方が似ています。長いことステュアートの音楽に触れているのに、気づきませんでした。

この「オレンジ」あたりから彼の音楽のレンジが広がりました。転機になったのが「パスト・プレゼント・フューチャー」という次作だと思います。その萌芽が聞いてとれるつくりです。ひとりギター弾き語りのスタイルからピアノや弦楽を使った劇的な音楽に変化を遂げています。リック・ウェイクマンの伴奏が盛り上げる「ニューズ・フロム・スペイン」がこのレコードのクライマックスでしょう。

基本はメランコリーながら、じめっとならず、からっとした日なたを感じさせるのがステュアートの芸です。2024.05.29

ナイスレビューですね!