BIGPINK897(BIG PINK) 【2024年発売CD】
紙ジャケット仕様、英文ペーパー付仕様。
どデカい吸い殻で巨人(ゴリアテ)を表現したジャケットも素晴らしい。サウンドは唾吐きフルートと線は細くもアグレッシヴな女性ヴォーカルを特徴とする、いかにも70年ブリティッシュ・ロック然とした気怠さが堪りません。
70年リリースの唯一作。唾吐きフルートを中心に終始畳み掛けるアンサンブルと、紅一点LINDA ROTHWELLによる線は細くもアグレッシヴなヴォーカルが印象的なブリティッシュ・ロック。スピーディーな楽曲でも、どこか気だるさが感じられるところはいかにも70年英国ロック。
PUBLIC FOOT THE ROMAN/PUBLIC FOOT THE ROMAN
メロディアスなツイン・リード・ギターと爽快なコーラス・ワークが炸裂する英プログレ、73年唯一作!
2,690円(税込2,959円)
イアン・アンダーソンが全権を握った1969年発表の第2作
バカテクギター&変てこヨーデル風スキャットが炸裂する怪曲「HOCUS POCUS」収録、71年2nd!
72年作2nd、VDGGファンなら必聴と言えるダークかつドラマティックな英プログレ名盤
イタリアン・ヘヴィ・シンフォニック・ロックを代表する衝撃作、73年リリース
ヴァイオリンやフルートをフィーチャーした「スペインのクリムゾン」とも云われるヘヴィ・プログレ・グループ、78年リリースの1st
クラシカルなヴァイオリン、フォーキーな女性ヴォーカルがダイナミックなロック・サウンドに同居、初期衝動が詰まった70年作1st!
元ヤードバーズのKeith RelfとJim McCartyを中心に結成されたオリジナル・ルネッサンスによる71年作2nd
エルキー・ブルックス在籍、VINEGAR JOEの前身バンドによる70年作、粘っこいブルース・ロックがいなたさ抜群の傑作!
「音楽歳時記」 第九十六回 1月13日タバコの日リターンズ 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
カケレコスタッフの日々是ロック:春らしく、フルートが印象的なアルバムを探求します☆
最近入荷したCD、売れ筋CDの中からスタッフおすすめの作品をピックアップするコーナー「日々是ロック」。カケレコが厳選して入荷している世界のロック/プログレの新品CDを通して、魅惑の音楽探求をお楽しみください☆
AFFINITY好きにおすすめの、女性ヴォーカル炸裂するジャジーな作品をセレクト。
AFFINITYに通ずる、妖艶かつアグレッシヴな女性ヴォーカルをフィーチャーしたロック作品をご紹介してまいります!
エモーショナルなブルース・ロック&ハード・ロックの女性ヴォーカリスト選!
ブルース・ロックやハード・ロックは男性ヴォーカリストのイメージも強いですが…。男顔負けのソウルフル&エモーショナルな歌声を聴かせてくれる女性ヴォーカリストたちをピックアップ!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
バレンタインには女性ボーカル(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
性急なフルート(ときどきサックス)が印象的なマンチェスター、71年のアングラ・グループです。メンバーにジャズの素養があるのは明らか。それだけでなく、深いブルーズ・フィーリングのギターが良いです。4曲目に「ハンターズ・ソング」という少し長いインタープレイを聴かせる曲があります。いったんテンポを最低まで落として、再び立ち上がるさまは、かなりイケています。キャロル・グライムズをメインにしたジェスロ・タルと考えていただくと近いかも知れません。いや、全然違うかな…。
このグループの魅力の9割を支えるのが、リンダ・ロスウェルという21歳の歌い手です。舌足らずで、リズム感抜群で、こぶしが回る。若い頃の江利チエミさんのようです。彼女の声で3割は高級に感じられるわけです。気の毒なことに、リンダさんはデビュー盤制作後に発病した、とのことで、グループは一枚きりに終わっています。裏路地で犠牲者を待ち伏せするギャングと女ボス、という雰囲気の裏カバーが迫力です。
ゴリアテ、ゴライアスというバンドは、少なくともあとふたつあるようです。(米国のゴライアスは、けっこう好きです。)某シアトル本社の巨大通販サイトは、この三つのゴライアスの区別がついていません。嘆かわしいことです。2024.02.14