18902(WARNER BROS)
米ルーツ・ロックの祖、記念すべき71年デビュー作。Lowell Georgeが、Ry Cooderとボトルネック・ギターでやり合う、エネルギッシュなHowlin' Wolf原曲の「44Blues〜How Many More Years」名演は聴きどころ。
ZAPPAのバック・バンドのメンバーによって結成された、米ルーツ・ロックの祖、記念すべき71年デビュー作。制作中に左手に大怪我をしたLowell Georgeが、Ry Cooderとボトルネック・ギターでやり合う、エネルギッシュなHowlin' Wolf原曲の「44Blues〜How Many More Years」名演は聴きどころ。プロデューサーはLowell Georgeの友人であるRuss Titelman。後のニューオリンズ・サウンドへと繋がる、多様な引き出しを秘めた、彼らの処女作品です。
「音楽歳時記」 第九十二回 9月3日はグミの日でした 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
リトル・フィートから出発、絶妙な間が心地良いアメリカン・ルーツ・ロックをセレクト!
リトル・フィートから出発して、絶妙な間が心地良いアメリカン・ルーツ・ロックをセレクトしてまいります!
1月17日に誕生日を迎えたミック・テイラーに注目します!
「除湿アルバム」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
雨季のジメっとした空気を吹き飛ばしてくれるような作品を取り上げてまいります。
「お野菜ジャケ」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
トマト、にんじん、キャベツにタマネギ…野菜のジャケットをピックアップいたしました。
ブリティッシュ・ロック・リスナーにおくる「リトル・フィート食わず嫌いを克服する3枚3曲」をリスナー様より寄稿いただきました!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 香りあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯中央部分に色褪せあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯中央部分に色褪せあり
ゆるくも絶妙なリズム。これがくせになるんだなあ。ローウェル・ジョージのヴォーカルとスライドギターも米南部の泥臭さが滲んで味があるし、心地よすぎるグルーヴに満たされた傑作ですよね。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり
ゆるくも絶妙なリズム。これがくせになるんだなあ。ローウェル・ジョージのヴォーカルとスライドギターも米南部の泥臭さが滲んで味があるし、心地よすぎるグルーヴに満たされた傑作ですよね。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干カビあり、帯裏面に若干破れあり
ゆるくも絶妙なリズム。これがくせになるんだなあ。ローウェル・ジョージのヴォーカルとスライドギターも米南部の泥臭さが滲んで味があるし、心地よすぎるグルーヴに満たされた傑作ですよね。
WPCR18241
MQA-CD/UHQCD、アナログテープを基にした2019年192kHz/24bitデジタル・リマスターを176.4kHz/24bitに変換して収録、解説・歌詞・対訳付き仕様定価2800+税
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースツメ跡あり、帯はテープでケースに貼ってあります
ゆるくも絶妙なリズム。これがくせになるんだなあ。ローウェル・ジョージのヴォーカルとスライドギターも米南部の泥臭さが滲んで味があるし、心地よすぎるグルーヴに満たされた傑作ですよね。
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースに小さい汚れあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ カビあり、軽微なケースツメ跡あり、帯はラミネート加工されていて、ケースに貼ってあります
帯【無】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 帯無
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偉大なるリトル・フィートの出発点(4 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わたしは以前リトル・フィートの良さがわからず、「ディキシー・チキン」を10年も保有していたまま、ロクに聴きもしなかった過去があります。理由を今から考えると、彼らの音をルーツ音楽そのもののように勘違いしていたことと、彼ら特有のファンクネスが理解できなかったからです。フィートを何枚か聞き込むと、ルーツ音楽をネタにした実験音楽なのだとわかってきますし、リッチー・ヘイワードとサム・クレイトンの作り出す(ニュー・オーリンズ直系の)リズムを魔法のように思えてきます。
このファースト・アルバムはローウェル・ジョージ在籍時のフィートでは最も人気のないもの。カントリーをやりたいのか、ブルーズをやりたいのかよく判りません。泥臭い音楽をやりたいなら、マザーズを出ていけ、と言われたであろう、ローウェル・ジョージ、ビル・ペイン、ポール・バレールの試行錯誤そのものであります。特有の粘着力あるリズムは、まだ出てきませんし、若いねぇと言うしかない作品です。しかし、これもフィートの各作品を聴きとおしてから戻ってみると、未成熟ながら彼らの見通していた音の未来性が見えてくるような気がするのです。
「ウィリン」は、ザッパから最後通牒を突き付けられた原因の曲。ところが、ジョージが手を怪我してしまったため、ライ・クーダーにギターを頼んでいます。それを、次作「セイリン・シューズ」で録音し直すこだわり。ジョージの頑なさはジミ・ヘンドリックスに似ています。(演奏スタイルは全然違いますよ。)
フィートは、結局ヒット曲なしに現在まで来ています。でもこれほど世界中のミュージシャンの尊敬を集めているグループはないでしょう。彼らの出発点として落とせない一枚であります。