32517(DIVUCSA) 【97年発売CD】
目指すところはデイヴ・スチュワート率いるEGGあたりだと思いますが、素っ頓狂なジャケの通り、ちょいとズレちゃってます。でも、そこが愛すべきなスペインの好グループ!
74年作の2nd。様々な要素が雑然としていた(そこが魅力ですが)1stと異なり、本作で聴けるのはオルガンを中心としたジャズ・ロック。ただ、本格派という感じではなく、人を食ったようなジャケット通りのどこかコミカルさも感じる人懐っこいサウンドが特徴的。目指すところはデイヴ・スチュワート率いるEGGあたりと同じだと思いますが、EGGと比べちゃうとちょっとかわいそうかもしれません。でも、テクニックは安定してるし、曲も魅力的だし、ジャケ含めまさしく愛すべき作品という表現がぴったりです。
現代のスペインを代表する音楽家Joan Albert Amargosが結成したチェンバー・ロック・グループ、76年の名作1st
2,190円(税込2,409円)
【フシオーン紙ジャケ化記念】聴き手の予測を裏切る、屈折しまくりプログレ・セレクション!
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FUSIOON『FUSIOON II』 - ユーロロック周遊日記
スペイン北東部の地中海沿岸に位置するカタルーニャ地方出身、70年に結成されたカタルーニャ・ロック(通称ライエターナ・ミュージック)の最初期のグループFUSIOONの2ndをピックアップ!
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
レーベル管理上、ジャケットに圧痕がある場合がございます。ご了承ください。
ジャズやクラシック、現代音楽に軽快なラテン・ミュージック…。様々な要素を散りばめつつ、スペインらしい熱さもたっぷり。一筋縄ではいかないながらも格好良いバルセロナ産プログレ名作
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本家顔負けのカンタベリー・ジャズロック(15 拍手)
kobakunさん レビューをすべて見る
「ジャケ買い」とはよく言うが、この作品は変てこなジャケのため、これまで購入を避けてきた、いわば「ジャケ害」の最たる物でした。
ところがどっこい、目をつぶって思い切って買って正解でした。
くすんだオルガン、変拍子、ひょうひょうとしたアンサンブル。
これってまさしく正統派カンタベリー的音世界ではないですか。
スペインといえば情熱的!って感じですが、この作品は正反対のクール。
それにしてもこのドライな感覚。難しい技、展開をサラリとやってのけてしてしまう冷めた職人的な感じはとてもかっこよく、聞いていて全く飽きがきません。
よくEGGと比較されるけど、こっちの方がよりクールで知的な感じがします。
スパニッシュ・ジャズロックとは一線を画すものですが、名盤であることには変わりありません。ぜひご一聴を!
あと1stと3rdの入荷を望みます!
ジャズロックだけど変なバンド(10 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
74年2nd
つかみ所のないジャズロックサウンドを聴かせるスペイン屈指の
怪バンドの作品。
3枚のディスコグラフィーを持つ彼らですが、1stは既成曲のカバーを
収録した習作(とは言ってもこの時点でだいぶ変ですが)、そして
本作を発表し、3rdが代表作と言われています。
さて、本作はまた説明の難しい、アヴァンギャルドなアルバム。
とりあえずフォーム的にはジャズロックの形を取っていますが、
むしろカンタベリータッチと言ったほうが近いかもしれません。
が、とにかく展開が意味不明で支離滅裂。
どういった計算に基づいてこういった作風になっているのかよく
分かりませんが、精神的にGentle Giant的なヒネクレ気質というか
もって生まれた天邪鬼的性格と言うか・・・。
何が出てくるか分からないと言う意味では確かにこれこそプログレ
だなと思いますが、初めて聴いてから何年も経つのに未だに意味が
分からない迷盤です。
知的おとなのためのおもちゃ的サウンド(2 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
目まぐるしい変拍子とトボケた味わいのジャズ・ロック。EGGと比較しても可哀そうなんてことはないと思いますよ!スペインの多彩で個性の強い文化体質にカンタベリー的展開がクールな統率感を与えているような印象。などと書くと小難しくなりますが、遊び心あふれるお茶目な音ですね。
確かに「ジャケ害」ですね(笑)!座布団三枚!(1 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
フシオーンとくれば「ミノリーサ」なんでしょうが。
私は本作のアナログを大昔新宿の「プログレ・バーゲン品」で見かけた時「フュージョン?コーナー間違えてんの?」と思い、わざわざジャズ・フュージョンコーナーに入れ替えてあげました。
だって「ミノリーサ」知る前だったし、ジャケだけ見りゃ、せいぜいジャーマンごった煮ハードくらいにしか思えない(ファンの方、本当にゴメン)。
せめて配色考えてくれればね。橙と緑じゃ昔の国鉄鈍行色だもんな。
今回反省をふまえてオーダーいたしました。聴くまで随分時間がかかりました(笑)。でも聴いて仰天!慌てて悪魔の教典「ユーロ・ロック集成」で調べました(遅いって!)。アバン・ジャズ+クラシカル!といった痛快な作品です。
特に3曲目、LATTE E MIELE の3rdみたいな軽快なクラシカル・ロック好きなヒトにハマると思います!
「ミノリーサ」の国内盤LP出た時買ったけど、すぐ手放しちゃったから全然記憶に残ってない。CD買わなきゃいかんかなぁ・・・。