BIGPINK612(BIG PINK) 【2019年発売CD】
紙ジャケット仕様、英文ペーパー付仕様。
リリカルな英ロック名盤を残したパーラー・バンドの後身グループと言えば?ファンク・テイストを大胆に導入した、グルーヴィ―かつゴキゲンなロック・チューンが満載の好盤74年作!
イギリスはジャージー島で結成され陰影溢れるブリティッシュ・ロック名盤の72年唯一作を残したPARLOUR BAND。彼らがドラマー変更に伴いバンド名を"A BAND CALLED O"と改め制作した74年作。英国叙情が匂い立つようなリリカルな作風だったPARLOUR BANDから一転、ファンク・テイストを大胆に取り入れたグルーヴィ―かつゴキゲンなロック・チューンが並びます。前任者よりソリッドで勢いのあるドラミングを土台に、ワウを効果的に用いたエッジの立ったカッティングが印象的なギターと、その合間を縫うようにエレピ&クラヴィネットでクールに音を刻むキーボード、そしてS.マリオット彷彿のR&Bなコクを含んだヴォーカルらがタイトにアンサンブルを組上げており、職人的ともいえる隙のない演奏は見事です。マリオットっぽいヴォーカルが映えるHUMBLE PIEカバー「RED LIGHT MAMA RED HOT!」を皮切りにファンキーなアレンジが中心ですが、華やかなコーラスワークが彩るCAPABILITY BROWNの後進KRAZY KATやROCOCOあたりに通じるモダン・ポップ、終盤に現れる前身PARLOUR BAND直系の憂いを帯びたブリティッシュ・ロックなども大いに聴き所となっています。R&B/ファンク・テイストあるロック・サウンドがお好みの方はもちろん、上記モダン・ポップ・ファンにもオススメしたい、高品質なブリティッシュ・ロックの逸品!
アージェント『COUNTERPOINTS』から出発、プログレッシヴな感性が息づくモダン・ポップ選!
めでたく初CD化を果たしたアージェント『COUNTERPOINTS』に関連して、プログレッシヴな感性を備えたモダン・ポップをピックアップしてまいります!
2019年にプログレ&ロック・ファンをワクワクさせてくれたニッチ&ディープな作品たちが集結!お聴き逃がしはないかチェックしてみてください☆
2019年上半期に入荷したイチオシ新作&リイシューCDを一挙ご紹介!
19年上半期に人気を集めた新作&リイシューCDを、【新作部門】と【リイシュー部門】に分けてTOP10でご紹介してまいります。この半年で人気を集めたのはどんな作品でしょうか!?
ZZ TOP、SPOOKY TOOTH、BLACK SABBATH...。名バンドたちの前身&後身にあたる知られざるグループたちを探求します!
【タイトル追加】ひねりの効いたメロディ&アレンジが魅力、世界のモダン・ポップ&プログレ・ポップ探求!
魅力的なモダン・ポップ/ニッチ・ポップを聴かせるのは何も英国のバンドばかりではありません。英国勢を手本として時にその国ならではの要素も組み入れた、各国のモダン・ポップ/ニッチ・ポップを見てまいりたいと思います♪
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
ジャージー牛乳で知られる英ジャージー島出身グループ。ファンキーかつテクニカルなバンド・アンサンブルに、SMOKIEやSAD CAFEなどを彷彿させるモダン・ポップ・テイストを散りばめた、相変わらず隙のないサウンドで魅了する75年2nd!
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ああ、とろけそうだ(10 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
わが国では「ロックンロール・ダイアモンド」の小ヒットで知られているバンド・コールド・オー。70年代の後半に発売された「ウィズイン・リーチ」「幻の短剣」は、わたしの秘蔵の愛聴盤です。ファースト作、セカンド作がCDになりましたが、世界初です。LPで聞いていた音源と比べると、丁寧に磨かれて音の迫力が倍増しています。
わたしはずっと彼らを米国南部、あるいはスワンプの影響受けた人たちだと思っていました。出身が英国よりフランス側に近いチャンネル諸島で、ロンドン・シーンの影響を全く受けていない人たちです。このファーストでは他の3作に増してファンクの要素が強くて、びんびんしたベースがものすごいことになっています。米国に近い音なのに、ボーカル、コーラスに欧州的な湿度があってブリティッシュ好きにもアピールします。
この盤が日本でなく韓国でCDになったことに少し妬みをおぼえているのです。おそらく隠れるようにして聴いているファンは、日本のほうが多いと思うんですよ。中古市場でいまだに売れ続けていますから。