ECLEC2472(ESOTERIC)
ボーナス・トラックとして、シングルB面曲のほか、アルバム収録曲の79年リミックス音源を全5曲収録。オリジナル・マスターからのデジタル・リマスター。
名プロデューサー/Key奏者のRupert Hineが、キャラヴァンやカーヴド・エアでお馴染みのベーシストJohn G Perry、ケヴィン・エアーズのソロ作の他、なんと井上陽水の「氷の世界」にも参加しているセッション・ギタリストのMark Warner、敏腕ドラマーのTrevor Moraisと結成したプログレ/ポップ・バンド。76年作のデビュー作。ひねりの効いたファンキーなビート、クールに洗練された都会的なキーボードや管楽器、さりげなく流麗なフレーズを繰り出すフュージョン・タッチのギター、英国的なシニカルさとにじみ出る知性がたまらないキャッチーなメロディ。10ccやKORGISとフュージョン・バンドとがセッションしたような、そんな知的でセンス抜群のブリティッシュ・ポップ。これは唯一無比な傑作!
巨匠セゴビアに学んだクラシックギター奏者John Williamsと元カーヴド・エアのFrancis Monkmanが率いるフュージョン・ポップ・グループ、81年作3rd
590円(税込649円)
70年の唯一のアルバム、SANDY DENNYを想わせる凛としたMARIAN SEGALのヴォーカル、秋枯れのフィドル、英国叙情を醸し出す弦楽器&ハープシコードが絶妙に絡んだ美しすぎる英国フォーク
1,590円(税込1,749円)
元CAPABILITY BROWNの主力メンバーによるグループ、ブリティッシュ・ポップの逸品!
キャッチーなメロディと豊かなアレンジが冴え渡るブリティッシュ・ポップの名作、73年作
キャッチー過ぎる名曲「Magic」収録の傑作デビュー作、74年リリース
クリサリス移籍後の第1弾アルバムで、アメリカでもヒットした75年の代表作7th、複雑怪奇さとキャッチーさを奇跡的バランスで両立させた大名盤!
78年リリース、都会的なクールさと英国的ないなたさが滲むセンスは、これぞ英国ニッチ・ポップ!
全英1位の代表曲「January」収録、前作と並びブリティッシュ・ポップ史に輝く名作、75年作
元LOVE AFFAIRのリーダーSteve Ellis率いるグループ、「いぶし銀」の英国裏街道オールスターが集まったキャッチー&スワンピーな英国ロック快作!
「音楽歳時記」 第五十六回 9月16日 マッチの日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
「知られざる(!?)CARAVAN関連作」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
今月20日はCARAVANの来日公演です!メンバーの参加作を中心に、CARAVANと関わりのある作品をご紹介してまいります。
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「粋」だと思います(7 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
スティーリー・ダンとリトル・フィートの作品を聞くと毎度唸らされてしまいます。このふたつの音楽至高主義グループは、やっている音楽の方向は違えど、ジャンルにこだわらずにどんな音でもセッションに叩きこんでみて、出た結果を取捨選択していくようなところが似通っております。で、出てくる音がどうなるのか、と言いますと「粋」という言葉につきると思うのです。
なぜか、こうしたグループはイギリスには少ないのです。あったとしてもプログレになったり、ジャズになったり、ミュージシャンの限界を逆に露呈するケースが多いようです。クアンタム・ジャンプは、イギリスにおけるスティーリー・ダン、リトル・フィートに相当する仕事を担うプロジェクトだったのではないでしょうか。
音はプログレでもジャズロックでもなく、懐かしい感じのするポピュラー音楽です。メンバーが全てテクニックがあるにも関わらず、演奏だけを聞かせようとはしていません。方向性はカフェ・ジャックスにも共通します。この作品を「粋」だと感じてしまうと、一種麻薬のような心地よさに包まれてしまいます。