イギリスのグループながら、本国ではリリースされず、アメリカのみで70年にリリースされた唯一作。中域寄りのマイルドに歪んだトーンとタメの効いたブルージー&メロウなフレーズが素晴らしいギター、憂いに満ちたオルガン、タイトなリズム・セクション。そして極めつけは、存在感抜群なソウルフルなヴォーカル!エモーショナルで艶のあるシャウトにシビれます。いかにもブリティッシュな奥ゆかしさと荘厳さが滲むアンサンブルが特筆もので、アグレッシヴなギター・リフにオルガンが鳴り響くハードな楽曲から、ホーン・セクションをフィーチャーしたスワンピーな楽曲、雄大なアコースティック・ナンバーまで、スケールの大きなアンサンブルが光ります。ライナーには、70年代のUKプログレで最も過小評価されている一枚、と書かれていますが、全くもって過言ではありません。聴き進むほどに思わずニンマリしてしまう、最上級の発掘盤!プロデュースは、後にJUDAS PRIESTやDEF LEPPARDの作品で活躍するTom Allom。ブリティッシュ・ロック、ハード・ロックのファンは必聴の逸品です!オススメ!
ずばり70年代ブリティッシュ・ロック・ファン必聴の激レア発掘音源、溢れ出る叙情美にグッとくる必殺盤!
英国的叙情に溢れた幻のグループ、70年代初期の発掘音源集
スピーディー&アグレッシヴな展開が魅力の英ハード・ロック、73年の発掘音源
バーミンガム産アンダーグラウンド・ハード、叙情的なツイン・ギターをフィーチャーした73年発掘音源
風格すら漂う英アンダーグラウンド・シーン屈指の好グループ、72年作、ブリティッシュ・ロックの名作
JULIANS TREATMENTとしての活動で知られるドミニカ共和国出身のキーボード奏者、71年作、英女性シンガーJo Meek参加
荘厳でドラマティックなブリティッシュ・プログレの名作、74年唯一作、プロデュースはロジャー・チャップマン
トントン・マクートやランニング・マンに通ずる73年の自主制作盤、フルートやエレピがたゆたう英国叙情に溢れたジャズ・ロック秘宝
原盤は激レア!プログレ・ハードのダイナミズムとフォーキーな牧歌性が同居した英国マイナー・プログレ、71年唯一作
【タイトル追加】これがマイナー作品?メジャー級のクオリティを誇る幻のブリティッシュ・ロック作品特集
自主制作された作品やマイナーなレーベルからひっそりとリリースされた作品。そんな作品たちの中にもメジャー・クオリティな作品がゴロゴロ眠っているのが我らが英国ロックの深い森。VertigoやHarvestの人気作を聴き終えた後には、ドワーフでも出てきそうな森の奥の奥の方へと進んでみてはいかが?
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
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メンバーは埼玉県寄居町に足を向けるな(8 拍手)
ShiraKCawaさん レビューをすべて見る
このグループ名に、このジャケット。カケハシさんの推薦がなかったら、絶対に手にすることなどなかった一枚です(日本国内でこのアルバムを聴いた人民のうち、半数以上はカケハシ経由ではないでしょうか?)。「噛めば噛むほど」という感じでしょうか。これは噛まないと損です。発売当時にあっては埋もれてしまったのも無理はないかもしれませんが、きちんと作りこまれた作品という好感が持てます。日本人が大好きな“いわゆるプログレ感”はあまりありませんが、ちょっと土っぽいアーシーな雰囲氣...でも英国なので湿っていて、その土から埃は立たない。それでいて誇りは高い――そんな感じがお好きならオススメです!
ちなみにジャケの写真は、「マイケル・ムーア作品で演説をするジョージ・ブッシュ」ではありません。あしからず。
まさに70年代の本格派ロック(5 拍手)
さん レビューをすべて見る
しっかりした構成の曲、芯のあるボーカル、随所にちりっばめられたギターとキーボードの妙!
まさにこれは70年代本格派ロックの真髄と言えるサウンドです。
きっと際立った個性さえあれば、ロックの名盤として語られる作品になったでしょう。
いわゆるB級ロックの名盤と呼ぶにふさわしい良品です。
みんな買ってるようでしたから。(5 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
このレーベルの英国モノは、まあハズレはない。聴いたことなかったし、名前も知らない。でもカケレコでロング・セラー...いわゆるないしょの名盤の類か?と思っておりました。
サンダークラップ・ニューマンとかジ・エンドをハードにしてプログレ寄りにしたといった感じでしょうか。全体に漂う英国翳り、サイケ色はほとんどなし。特徴のないところ?が魅力なんでしょうか。
ジャケットを変えて、メロトロンを2曲くらいに使っていたら大傑作として名を残したんじゃないかな。
ジャケットさえ・・・(4 拍手)
F.Greenさん レビューをすべて見る
解説文とレビューを読んで購入を決めました。
内容は私好みだと感じたものの、いかんせんジャケットが・・・。
冴えん!これじゃB級パンクだ!(決してB級パンクを貶めているのではありません。内容とリンクしなさすぎ、という意味です)
これで、まず購入に二の足を踏みました。
でも何度も、解説文とレビューを読んでみて、
「だまされてもええ!このジャケットと心中したる」思いで購入しました。
良かったです。心中して・・・。
内容は皆さんが書かれているので触れませんが、まさに70年代ブリティシュ・ハードの名盤です。
万人受けはしないかもしれませんがブリティッシュ・ハード好きにはたまらない贈り物です。
真の埋もれた名作!文句なしの内容です(4 拍手)
けんたろうさん レビューをすべて見る
ジャケットワークとタイトルはパンクロックそのものですが、1970年に発売された英国アート/へヴィロックの埋もれた名作です。ゴツゴツした武骨な演奏にハスキーな歌声が乗り絶品の曲が全編続きます。基本はThe Bandに影響を受け、よりへヴィに演奏した曲調ですが、本当に良い楽曲ばかりです。疾走する曲もありハードロックの格好よさも堪能できます。泣きのスローな曲で始まり、疾走する2曲目に移るところは、Alex Harveyの名作「Framed」のA面、Framed〜Midnight Moses〜Hammer Songと続く展開に良く似ています。しかし、こちらの方が2年早いですが。とにかく素晴らしい。私はシールドの原盤を入手しました。こちらは見開きジャケットです。
まさに70年代の本格派ロック(2 拍手)
さん レビューをすべて見る
しっかりした構成の曲、芯のあるボーカル、随所にちりっばめられたギターとキーボードの妙!
まさにこれは70年代本格派ロックの真髄と言えるサウンドです。
きっと際立った個性さえあれば、ロックの名盤として語られる作品になったでしょう。
いわゆるB級ロックの名盤と呼ぶにふさわしい良品です。