こんにちは、スタッフのユモトです。
皆さんラジオはお聴きですか。
私はけっこう聴きますが、昔はFM、今はAMを聴く比重が増えています。
そんなあまり聴かなくなったFMですが、それでも日曜午後2時の東京FM系列で放送されている『山下達郎サンデーソングブック』は欠かさず聴いています。
1月29日の午後、いつものように放送を聴いていると「棚からひとつかみ」のコーナーで特集したのがアメリカのサイケ/ガレージ・パンクのコンピレーションの『ナゲッツ(NUGGETS)』。
日本発売のタイミングという多分に宣伝的なものはあるでしょうが、サイケ/ガレージ・パンクも押さえて全方位にアンテナを張っている達郎さんはさすが!と納得の番組内容でした。いや、それぐらい押さえてるの普通か…
そんなわけで、コンピレーションで1曲だけ聴くのじゃ物足りないとお感じの方のために、参加アーチストのアルバムをピックアップいたします。カケレコの「棚からひとつかみ」ということですね。
カリフォルニアが生んだサイケ・ロック・バンドの雄。
日本でも「今夜は眠れない」として知られている名曲「I Had Too Much To Dream Last Night」を含む2001年発売の23曲入りベスト・アルバム。too~to構文は中学生のときに習ったなあ。
「I Had Too Much To Dream Last Night」
サイケだガレージ・パンクだという前に良質なR&Bバンドであるニッカーボッカーズ。60年代ガレージ・クラシック「LIES」のコーラス・ワークは秀逸!
「LIES」
代表的60年代アメリカ・サイケ・バンド「13th フロア・エレヴェイターズ」67年未発表ライヴ音源。不穏な音色のギターにヒステリックなヴォーカル。実際ライヴはやばかったに違いない!
「Levitation」
カリフォルニア州サンノゼ出身のガレージ・サイケ・バンドの68年セカンド・アルバム。ボブ・ディランの「Baby Blue」のカバー収録。ファースト・アルバムは演奏差し替え・ヴォーカル差し替えなどプロデューサーにいじり倒されましたが、今作は(ほとんど)自分たちの演奏を収録。そういった意味で、こっちが本当のファーストじゃないかなあ。
「In the past」
シカゴ産ガレージ・サイケの名バンドの69年作。印象的なキーボードのフレーズと、それにかぶさる掛け声「シェイク!」が脳裏から離れなくなる名曲「Shake」をお聴きあれ。
「Shake」
言わずと知れたトッド・ラングレン率いる米ポップ・サイケ・グループ68年のデビュー作。サイケデリックなマナーに沿ってても、持ち前の美メロがでてきちゃうトッドのサガ!
「Forget All About It」
そのほかにも「ナゲッツ」参加バンドの在庫はいっぱいあり!THE LEAVES、AMBOY DUKES、COUNT FIVEなどなど、お気に入りのバンドをアルバムでお聴きになるのはいかがでしょうか。
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カリフォルニアはサンフェルナンド・ヴァレーが生んだサイケ・ロック・バンドの雄、ザ・エレクトリック・プルーンズ。とかく「今夜は眠れない – I Had Too Much to Dream Last Night」で語られる彼らだが、その曲と同じくファースト・アルバムに収録の「Get Me to the World on Time」もまたヒット曲であり名曲である。「今夜は眠れない」よりもサウンドが攻撃的で、かつアヴァンギャルド。初期のメンバーであるベーシストのMark Tulin は後にスマッシング・パンプキンズのベーシストになるという驚きの事実があるが、このベストを聴いていくと、グランジ以降のバンドへの影響はとても大きかったことが理解できる。
直輸入盤(帯・解説付仕様)、ブックレット一体型デジパック仕様、CD+DVDの2枚組、NTSC方式、リージョンフリー、定価3200+税
盤質:傷あり
状態:良好
帯有
シカゴのガレージ・グループ、66年のデビュー作。スピード感いっぱいのビート、荒々しいファズ・ギター、エネルギッシュなヴォーカル。痺れるR&Bチューンがギュッとつまった名作。
廃盤、15年デジタル・リマスター、ボーナス・トラック2曲、定価1143+税
盤質:無傷/小傷
状態:良好
帯有
テキサス・サイケの最重要バンド、ロッキー・エリクソン率いる13TH FLOOR ELEVATORS。66年から69年に彼らがリリースしたシングルA面/B面の14曲モノ・ヴァージョンに、レアなステレオ音源4曲を収録の編集盤。テュクテュク鳴るエレクトリック・ジャグに、ロッキー・エリクソンのヘロヘロなシャウトが頭にこだまするトリップ感がたまりません。
「TED NUGENT & THE AMBOY DUKES (TED NUGENT’S ANBOY DUKES)の在庫」をもっと見る
65年結成。カリフォルニア州サンノゼ出身のガレージ・サイケ・バンド。ブリティッシュ・インヴェイジョン〜特にROLLING STONESからの影響を色濃く移した強烈なガレージ・パンク・サウンドを引っ提げてライヴ・サーキットを敢行していた彼らを発見したプロデューサー、Ed Cobbのプロデュースによる67年デビュー作。内実は、本人たちとはまるで無関係のセッション・ミュージシャンたちによる演奏が加えられていたり、果てはヴォーカルまで差し替えられていたりと、「アメリカのPINK FLOYD」と銘打ったキャッチ・フレーズにも大あらわな、Ed Cobbによる大胆不敵な商業戦略アルバム。それでも、シタールや逆回転等のギミックを導入したサウンドはクオリティも高く、ガレージの荒々しさとレイト60s的なスタジオ・ワークとのバランスも秀逸。しかし、リリースするまで本人たちにも知らされていなかったというのもあまりにも非道すぎる、いわくつきのUSサイケ重要作。
Gary UsherとCurt Boettcherによるプロジェクト。69年の2nd。流れるようなメロディ&コーラス・ワークは相変わらず絶品。シンセが入っているのが新機軸で、1st『PRESENT TENSE』やMILLENIUM『BEGIN』直系の端正なアレンジに、スペーシーなシンセが新たな彩りを添えています。
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