ECLEC22495(ESOTERIC)
オリジナル・マスター・テープからのデジタル・リマスター、DISC2にデモや71年のスタジオ録音曲を12曲収録した2枚組。
「トリプル・メロトロン」という話題ばかりで語られがちですが、この英国然としたリリカルかつジェントルなメロディの素晴らしさも特筆ですよね!
Gus Dudgeonのプロデュースで録音され、NEONレーベルからリリースされたイギリスのプログレッシブ・フォーク・ロック・グループによる71年作。トリプル・メロトロン・グループとしての話題性が先行しがちなグループであり、事実楽曲にはメロトロンのストリングスやフルートと言った王道音色からオルガン、チェロなどまで幅広いメロトロン・サウンドが使用されています。しかしその音楽性の基本となっているのは牧歌的で親しみやすい素朴さを持った田園フォーク・ロックといった趣のサウンドであり、むしろその点にこそ彼らの個性を見出すべき叙情的な名盤と言えるでしょう。
77年リリースの唯一作にしてブリティッシュ・シンフォ・プログレの大傑作、ファンタスティックで英国叙情匂い立つアンサンブルは素晴らしすぎます!
2790円(+税)
永遠の名曲「Strawberry Fields Forever」収録、67年発表
『サージェント・ペパーズ』に触発され制作されたストーンズ初のコンセプト作、サイケデリックな67年作
シンセ、メロトロン、ダブルネックの12弦などを駆使し、レゲエやファンクにも挑戦するなどサウンドの幅が更に広がった5th。ジョンジーのカラーも反映した73年作
72年発表4th、「Watchers Of The Skies」「Suppers Ready」などの代表曲を収録
最古のプログレ・バンドとされる英国の名グループ、全米2位/全英1位を獲得した文句なしの代表作71年6th!
緩急自在のツイン・キーボードを特徴とする英国叙情溢れるプログレ・グループ、73年作2nd
英国叙情溢れるメロディ+メロトロンの洪水!71年作2nd
英叙情派ヘヴィ・プログレ・バンド、73年2nd、邦題「紅薔薇刑」
70年にVERTIGOレーベルよりリリースされた1stアルバム、ピアノ/オルガン/メロトロン/ハープシコードを用いた絢爛なキーボードワークが冴えるクラシカル・ロック名盤!
英サイケ・ポップ・グループKALEIDOSCOPEを前身とするグループ、70年作、リリカルすぎる英国ロックの傑作!
マジカルなメロディ、サイケデリックかつリリシズムいっぱいの演奏、淡くスモーキーなヴォーカル、これぞブリティッシュ・サイケ・ポップのマスターピース、68年作!
75年作、メロトロンの洪水&キャッチーな英ポップ・メロディー、70s英国ポップの大名作!
夏、秋、冬とお送りしてきた季節別プログレセレクション。今回は、春を感じさせるプログレ作品をセレクションしてまいりますよ。
盤質: | 無傷/小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
「トリプル・メロトロン」という話題ばかりで語られがちですが、この英国然としたリリカルかつジェントルなメロディの素晴らしさも特筆ですよね!
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おそらくこの仕様がベスト。(11 拍手)
あんちょびさん レビューをすべて見る
”トリプル・メロトロン”と語られるバンドの、唯一作+デモ音源の二枚組仕様。
大名盤ではないが、B級英国ロックやフォーク・ロックが好きなら楽しく聴ける。
肝心の内容だが、今回のEsoteric盤はベル・アンティーク盤とミックスは一緒。
(『The Prisoner』の序盤にVoの鼻歌が無い、『Gazing』のイントロにカウントが無い)
ベルアン盤に比べると高音がやや控えめで、音楽性にあった音像になっている。
今回のポイントは2ndアルバム用に収録した音源などが入ったボーナスCD。
これは結構前に「自分の名前を出さないこと」を条件に元メンバーが
インディーズ・レーベルに音源を提供して、そこから発売されていた。
ただこの時はアセテート盤から起こした音源を、カセット・テープに
吹き込んだものが大元のソースだったのでどうしても音が悪かった(汗)
今回のライナーを見ると、なんと
「生き残っているテープを基にリマスターした」
というような表記が(きちんとしたマスターが権利元にも残っていないのか…?/汗)
しかしインディーズで出した時のよりは音質が改善されている。どうしても
音揺れ等があるが露骨なアナログ・コンプ感は曲によっては結構減っている。
尚、ライナーには元々情報が少ないであろうこのバンドの経歴等が
書かれている、資料としても価値があると思う。それと、2nd用の音源に関しても
初めて”権利元の表記”がきちんとされている、オフィシャルとして出せた事を素直に評価したい。
ここに戻ってくるほど好きなんだよね(0 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
思えば私のマイナープログレの入り口。思い出深い一枚。ブート再発LPは当時500枚限定という触れ込み。「トリプルメロトロン」という圧倒的な決め手が2980円をポンと財布から出させた。手にした後の3面開きジャケも味わい深い。キーフなる人物もこのときはじめて知った。
やはりM1の衝撃的なイントロ、Voが入る瞬間までの怪しさは他のメジャーどころの音では味わえなかった毒々しさをもっていた。確かにメロトロンの重厚な響きは魅力だが、何といっても楽曲が最高。牧歌的とはまた一味異なる…田舎ならではの内向性みたいなものを感じるのだ。そこがメジャーバンドとは異なる「媚び諂わない」味わいなのかもしれない。
いろいろなバンドを聴いてきたものの、マイナーどころというとこのバンドとこの作品に戻ってきてしまう。わたしをそこまでにさせる数少ない一枚だ。