BELLE121982(MARQUEE) 【2012年発売CD】
廃盤、紙ジャケット仕様、SHM-CD、12年リマスター、ボーナス・トラック5曲、定価3143。
これ、本当に自主制作なの!?アンサンブルの強度はヘンリー・カウやマグマやユニヴェル・ゼロに比肩。テンションみなぎるジャズ・ロックを軸に、フルートやマリンバが駆け巡るチェンバー・ロックなパートを配して絶え間なく聴き手に襲いかかる傑作!
西フランスのナント出身、フルート奏者、パーカッション奏者を含む6人編成のチェンバー・ロック/ジャズ・ロック・グループ。81年に自主制作された唯一作。マハヴィシュヌ・オーケストラ、フランク・ザッパ、マグマ、ヘンリー・カウから影響を受けたようで、テンションみなぎる緻密かつ狂暴なサウンドが持ち味。一時、ETRON FOU LELOUBLANのメンバーと交流を持ち、彼らが所属するR.I.O.への参加も打診されたようです。アルバムの録音は、UNIVERS ZEROが傑作『HERESIE』と『CEUX DU DEHORS』を録音したスイスのスタジオ。これほどのテクニックを持つグループながらレーベルを探すことはせず、自費プレスでわずか1000枚のみ、ほぼライヴ後の手売りのみでさばかれたようです。サウンドは、自主制作の中でも屈指のクオリティ。変拍子というか、唐突にストップ&ゴーを繰り返しながらリズムを解体し、いびつな拍子で予測不能に畳みかけるドラム、低域で強靱にうねるベース、硬質なタッチのピアノ、エッジの立ったトーンでエキセントリックなフレーズをアグレッシヴに弾き倒すギターによるテンションみなぎるパートを軸に、フルートとマリンバが細かい拍子の中を鋭角に駆け巡る暗黒チェンバー・ロックなパートを配して、とめどなく聴き手に襲いかかるサウンドが持ち味です。そのアンサンブルの強度は、ヘンリー・カウやマグマに比肩。ヘンリー・カウやユニヴェル・ゼロやマグマのファンは間違いなく気に入るでしょう。傑作です。
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切れの良いタイトな音(0 拍手)
さん レビューをすべて見る
これは素晴らしい。
演奏もリズムもロックであり、音のキレがよいです。音が流れず、一音一音がしっかりしています。私にはチェンバーロックとは感じられず、どちらかといえば、カンタベリーサウンドに近い気がします。2014年の今聞いても全く時の流れも感じさせない曲と演奏で、音も良いです。ボーナストラックが5曲も入っていて、これがまた良いです。