HCD17567(MAMBO) 【99年発売CD】
ボーナス・トラック3曲。
プログレで3兄弟と言えばジェントル・ジャイアントのシャルマン兄弟ですが、このハンガリー出身のボコル3兄弟が率いるプログレ・バンドも素晴らしい〜。ソリーナをはじめとする翳りあるメランコリックなキーボードの音色を弦楽器が優雅に彩る、東欧プログレの隠れた傑作!
ハンガリーのプログレ・グループ、78年作1st。シャープかつふくよかなリズム隊、タメの効いたハード&メロウなギター、東欧的なメランコリックなキーボードを中心に、弦楽器が彩るスタイルの東欧プログレ。アコースティック・ギターとピアノによるリリカルなパートを巧みに配したドラマティックな構成美。胸を打つセンチメンタルなヴォーカルと詩情豊かなメロディ。ここぞで溢れ出すソリーナとストリングスによるクラシカルな叙情美。ほぼ無名のグループですが、びっくりするほどの完成度。抜群の音楽性を誇る名作。ドラマティックなプログレのファンにはかなりオススメ!
ハンガリーが誇るシンフォ・グループ、94年作、「ELPフォロワー数あれど、これ程までにエマーソンのプレイに肉薄したグループがかつて存在しただろうか?」(帯より)
ハンガリー出身、90年代以降の東欧を代表するプログレ・グループ、96年リリースのクラシカル・シンフォニック・ロック大傑作!
ハンガリー、メロトロンとフルートをこれでもかとフィーチャーした必殺シンフォニック・ロック!06年作
ハンガリー、管弦楽器が鮮やかに舞う壮大なシンフォニック・ロック!2010年作
【改訂】アトール/組曲「夢魔」から巡る世界のプログレ探求紀行
アトールの2nd『組曲「夢魔」』を出発点に、他の作品へとカケハしながら、世界のプログレをレコメンドしてまいりましょう。
【ユーロロック周遊日記】シャルマン3兄弟にも負けないボコル3兄弟率いるハンガリーのメロディアスなグループCOLORの1st『COLOR』
毎回ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。本日は、東欧のプログレ名産地ハンガリーのメロディアスなグループCOLORの78年リリースの1st『COLOR』をピックアップ☆
荘厳でいてスリリングなドラマティックな作品の宝庫。東欧のプログレ大国ハンガリーの名品を特集!
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突き抜けています!東欧の翳りよっかカラフル天然色満載の曲調に「ほほぅ、いいじゃん!」となります。EASTとは別の意味で絶品です。(1 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ガイド本には「もっとマイナーな曲調が良く似合うのでは・・」と書いてありましたが、これでいいよ!
ポップな曲をやれるって、テクがある証拠ですよね。コピーだってビートルズのアビー・ロードB面なんていろんな面で難しくてだれも手が出せないし(不可侵領域ですな)。
マイナー・3コードに泣きギターとメロトロンの洪水なんて四畳半プログレ、期待しない!ポンプ初期の名作群、例えばピーター・バンクスの
AFTER THE FIREに似た感じかな。
ボーナス・トラックの10曲目、BJHの名曲「Galadriel」をカヴァーで取り上げてるのもナカナカいいセンスしてるじゃん、と思ったらクレジットにJohn Leesの名前が無い!ま、まぁ、こういうことはよくあることでご愛敬ですね(大笑)。ま、東欧で私の大好きな BJH に影響されてるヒトもいるんだと思うと嬉しくなります。
ちなみに私の奥さんは「21世紀スキゾイド」イントロ聴くと、「恋のかぁ〜らくりぃ〜、夢しばぁ〜い」と唄います。
ファーストにしてすでに隙なし(1 拍手)
Durangoさん レビューをすべて見る
2ndを先に聴いて、そのプログレハードとしての出来のよさに驚嘆したのですが、この1stはより優しい音使いで民族色が強く残ったシンフォニックロックです。言うなれば洗練されたOMEGAというところですかね。しかしそこはかとなくブリティッシュの薫りがする点にこのグループの巧みさを感じました。次作もそうですが、英米を筆頭にメジャーシーンの音を自分達の民族的な音楽性に持ちこむそのやり方が、ヨーロッパ全土を見渡してもトップレベルにうまいのです。メロディーそのものは味わい深いハンガリー独自ものでありつつも、それを包む音色の扱いが格段に耳馴染みがよく聴きやすいものとなっているのはその点にあるわけですね。そこがOMEGAとは決定的に異なる点でしょう(すみません別にOMEGAに恨みはありません)。やはり非常に頭のいいグループです。結局2ndのレビューとほとんど同じですが、これから東欧プログレを聴こうと思うのであれば、入口としてちょうどいいグループだと思います。おすすめ品。
関係はありませんが、ハンガリーは日本と同じく名前が姓→名の順なのだそうです。例えばリストなどは、母国では Liszt Ferenc となるわけです。東欧リスナーにとっては常識なのかもしれませんが・・。
一聴するとポップな印象がありますが完成度は高いです(0 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
「ハンガリーのシンフォ・バンド」という紹介コメントを見て購入した記憶があります。
当然のことながら78年のリリース時ではなく、この再発盤です。
そこまで演奏テクニックを前面に押し出しているわけではなく、ヴォーカル・パートも多いので一聴するとポップな印象があります。
しかし、キーボードは東欧のバンドらしい哀愁を漂わせ、弦楽器が奏でるメロディにはハンガリーのバンドが持つクラシカルな一面も顔を出します。
聴き返してみれば、リズム隊もテクニカルで安定しています。
そして、アルバム・ラストは14分超えの組曲「Panoptikum」。
変化が激しくドラマティックな展開の曲で「いきなり、どうした!?」というくらいにプログレ・バンドの本領を発揮するのです。
ほぼ無名のグループということですが、発掘した人もすごいと思います。