Robert PalmerとElkie Brooksの在籍で知られる英国スワンプ・ロック・バンド、73年最終作
1,390円(税込1,529円)
ジャケットはロジャー・ディーン、VERTIGOからリリースされた70年作、ユニークな曲進行が耳に残る個性派ブリティッシュ・ブルーズ・ハード
1,290円(税込1,419円)
ジェフ・ベック『ブロウ・バイ・ブロウ』から出発、ファンキー&グルーヴィーな70sブリティッシュ・ロックを探索♪
米憧憬の70s英国ロックより、ファンク要素を取り入れたグルーヴィな作品をご紹介したいと思います♪
ZZ TOP、SPOOKY TOOTH、BLACK SABBATH...。名バンドたちの前身&後身にあたる知られざるグループたちを探求します!
「音楽歳時記」第六回: 7月 七夕に夫婦ものと男女デュオを想う 文・深民淳
深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
デレク&ザ・ドミノス『レイラ』やジョージ・ハリスン『オールシングス・マスト・パス』など、華々しいトップ・アーティスト達による英スワンプ名作の裏に、マイナーながら、米ルーツ・ミュージックのコクと英国的な叙情性や牧歌性が絶妙にブレンドされた愛すべき作品が数多くリリースされています。そんな愛すべきニッチなブリティッシュ・スワンプ作品をピックアップいたしました。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ ケースに小さいヒビあり、側面部に小さい折れあり
紅一点エルキー・ブルックスと、あのロバート・パーマーのダブル・ヴォーカルが熱気ムンムンの英スワンプ・ロック・バンドと言えば?
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英国スワンプの極み(1 拍手)
Humanflyさん レビューをすべて見る
ヴィネガー・ジョーのアルバム三作の中で、一番人気があるのはどれなんでしょうか?私はこれを推します。彼らが目指したゴスペルっぽさが一番良く出ていると思います。
ロバート・パーマーはまだ魅力全開といきませんが、というか、VG時代はエルキー・ブルックスの方が圧倒的に目立っていて、彼女が主役といっても過言ではないでしょう。Early Monday Morningの力強さ、See the Worldの解放感、Live a Little, Get Somewhereの詩情、どれもとても良いです。
パーマーに関しては、Circlesのような洗練方向での歌唱・楽曲に個性が発揮されています。レアグルーヴ寄りというか、アコースティックでフォーキーな方向性で、ソロになってからの洗練され具合とはまた毛色が違うのが面白いです。キーフ・ハートリーのアルバムでジェス・ローデンが歌ったヴァージョンと聴き比べも一興かと。Getting’ Outになると、かなりソロになってからの路線を思い起こさせる曲であり、歌唱です。
あと、Never Met a Dayが最高に良いです。ストーンズっぽい曲をやろうとしたバンド・曲はいくらもあるでしょうが、それと同時にストーンズも目指した黒っぽさ、南部っぽさも達成した上で成功した曲となるとこれの他にはハンブル・パイくらいしか思いつきません。
まるでキースな冒頭のリフ、ストーンズフォロワーの曲/バンドには意外にないビル・ワイマン心を理解したスティーヴ・ヨークのベース(ストーンズと違って、ベースの音量がめちゃ大きいところは正反対ですが)、ミック・テイラー寄りのトーンでロン・ウッド寄りのフレーズを弾いているスライドギター、思いっきり『ブラウン・シュガー』風のサックスソロ、とストーンズフォローの曲としては満点をあげていい出来だと思います。
しかしアルバム全体としては、ゴスペル・ソウル的なものとアコースティックな部分でのカントリー的なものが同居していて、そういう南部音楽の気持ちの掴み方という点こそがストーンズと共通するとこで、大事なのは、ストーンズの物まね的楽曲の出来がいいというのではなく、アメリカ南部的な音を求めた結果、ストーンズ風の曲も一曲混ざった、ということだと思います。