AMS170CD(AMS RECORDS)
紙ジャケット仕様。
邪悪でクラシカルでテンション溢れるアンサンブルが素晴らしく、変拍子による肉感的かつテンション溢れるドラム・パターンの中、オーケストラが荘厳に鳴り響く1曲目後半は特筆もの!
72年の名作『PER...UN MONDO DI CRISTALLO』で知られるグループが、30年以上の時を超えて復活した2010年作。ギターによる現代的なヘヴィネスと、クラシック、ジャズ、現代音楽までのエッセンスを感じさせるピアノやヴァイオリンによる格調高さとが鮮やかなコントラストを描くアンサンブルをバックに、いかにもイタリアと言えるシアトリカルなヴォーカルが力強く舞い上がる。とにかく邪悪でクラシカルでテンション溢れるアンサンブルが素晴らしく、変拍子による肉感的かつテンション溢れるドラム・パターンの中、オーケストラが荘厳に鳴り響く1曲目後半は特筆もの。静かなトーンのパートでは、『RED』期のクリムゾンを彷彿とさせる寂寥感。演奏、ヴォーカルを含め、一音一音の立ち上がり方は70年代イタリアン・ロックの名盤に引けを取りません。名作GOBLINのClaudio SimonettiやOSANNAのLino Vairettiなどゲスト参加。
KING CRIMSON/IN THE WAKE OF POSEIDON
衝撃的デビュー作「クリムゾン・キングの宮殿」の構成を踏襲した70年2nd、前作に匹敵する重厚さドラマ性に加えジャズ系ミュージシャンを起用し新機軸も打ち出した一枚
490円(税込539円)
彼らの出世作『CONCERTO GROSSO』のシリーズ第3弾、13年作!
これは驚きました!イタリアン・シンフォの最高峰バンドによる2012年作、1曲目を聴いて心躍らないプログレ・ファンは居ないと断言!
イタリアを筆頭に、重厚なダイナミズムと熱気に満ちた世界各国の新旧ヘヴィ・シンフォをピックアップいたしました!
「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」セミラミス、ラッコマンダータ・リチェヴータ・リトルノ、デリリウム来日公演@クラブチッタ川崎ライヴレポート(8/12・13)
8月12日と13日にクラブチッタ川崎で行われた、「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」を観てきました!今回出演したのは、セミラミス、ラッコマンダータ・リチェヴータ・リトルノ、デリリウムの3バンド!
「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」直前☆出演する3バンドを大特集!
8月12日と13日にクラブチッタ川崎で開催される、「ザ・ベスト・オブ・イタリアン・ロック VOL.5,6」に出演する、SEMIRAMIS、DELIRIUM、RACCOMANDATA RICEVUTA DI RITORNOの3バンドを特集!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
熟したR.R.R(1 拍手)
さん レビューをすべて見る
古代ローマを想わせる幕開けにいきなり力強い男性VO.が熱唱する。
ギターの音が新しめだが他の楽器との融合が面白い。
意表を突く美声女性VO.の取り込み方はプログレス。吸い込まれてゆく様でポイントは高いと思います。
感傷的なアコギのみのパートはイタリアしてて独演場、かといえばドラムが入り出し現代のイタリア解釈で表現してくる。
総体的に歌心を大切にし、それ程邪悪では無い。
時間を相当かけて練りに練られて作曲されてるなーと、ずっしり重い作品。
個人的にはもっと抑揚、サビを欲張ってしまった。
今一つだが強力作に間違いないでしょう。
一聴の価値あり!