2017年7月22日 | カテゴリー:世界のロック探求ナビ
タグ: プログレ
こんにちは、スタッフ佐藤です。
直近で入荷した新作の中から「これはっ!」というオススメ作品をご紹介するこのコーナー。
今回のおすすめ新作は『DAMANEK / ON TRACK』です。
美しいジャケットですよね~。
本作がデビュー・アルバムですが、
実は新人というわけではなく歴戦のベテラン・ミュージシャンたちによって結成されたバンドです。
DAMANEK最大の特徴が、イギリス・オーストラリア・ドイツという多国籍のメンバーから成るグループである点。
バンドの中核を担うのが、TANGENTの一員として発足以来活躍するイギリスのマルチ・ミュージシャン/コンポーザーGuy Manning。
ソロ・ミュージシャンとしても多くのアルバムをリリースしている才能溢れるベテラン・ミュージシャンです。
さらにTANGENT人脈として、TANGENTのギタリストLuke Machin率いるバンドMASCHINEのベーシストとして活動するDon Mashが参加しています。
オーストラリアからは新鋭UNITOPIAのキーボード奏者Sean Timms。
そしてある意味もっとも注目のメンバーと言えるのが、東ドイツ最高峰のシンフォ・バンドSTERN COMBO MEISSENのメンバーとして活動した経験も持つドイツのサックス/管楽器奏者Marek Arnold。
スーパーバンドと言うにはややいぶし銀すぎるかも知れませんが、サウンドを聴けばその実力は紛れもなく一線級であることが分かるはず。
音源をどうぞ!
Long Time, Shadow Falls
The Cosmic Score
Guy Manningが全曲の作曲とリードヴォーカルを担当しているだけあって、彼のソロやTANGENTに通じる端正な英国叙情が滲むハートフルで浮遊感あるサウンドが印象的です。
比較的ゆったりとしたテンポの曲が中心で若干AOR色も含むかなりポップな作風ですが、インストパートではキーボード&ギターによる熱量たっぷりの畳み掛けフレーズがあったりと、プログレ然としたプレイも随所で炸裂。
そしてクールでロマンティックなサックスで全編を彩るMarek Arnoldによるプレイもさすがの素晴らしさです。
またゲストもさすがの実力派揃いで、Luke Machin、Nick Magnus、Phideaux他多数が参加しており各曲でしっかりと持ち味を発揮しているのが嬉しいところ。
プログレ、ポップ、AOR/フュージョンなどを的確に配した非常に高品質なサウンドが展開される力作となっています。オススメ!
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