WHCD013(WOODEN HILL) 【2004年発売CD】
廃盤、デジタル・リマスター、ボーナス・トラック8曲。
ニック・メイスンがプロデュースで、リック・ライトが参加していて、メロウ・キャンドルを彷彿させる女性ヴォーカル英フォーク!?これほどの作品がお蔵入りになってしまったなんて...。
女性Vo2人を要する編成、弦楽器が絡みクラシカルな雰囲気も感じさせる幻想的な楽曲など、メロウ・キャンドルを想わす英国プログレッシヴ・フォーク・グループ。69年に録音されながらリリースされずにお蔵入りになった幻のアルバム。プロデュースはニック・メイスンで、リック・ライトもゲスト参加。幻想的なフォークだけでなく、エレクトリック・ギターをフューチャーしたロック色の強い楽曲も特徴。
DAVEY & MORRIS/DAVEY AND MORRIS
北アイルランドはベルファスト出身のフォークデュオ、トラッドの寂寥感とマーク=アーモンドばりの洗練されたポップセンスが融合した73年唯一作
2,190円(税込2,409円)
MARIE CELESTE/AND THEN PERHAPS
71年にライヴ会場を中心に50枚限定で配られたという正真正銘の激レア作品、ずばり英国フォーク3美神に引けを取らない逸材!
1,990円(税込2,189円)
T2/IT'LL ALL WORK OUT IN BOOMLAND
70年発表、元BULLDOG BREEDのKeith Cross(g)と元GUNのPeter Dunton(ds)を中心とするブルージーかつヘヴィな英プログレッシヴ・ロック、文句なしの大名盤!
3,790円(税込4,169円)
ブリティッシュ・フィメール・フォークを代表する傑作、70年作
72年発表、「英フォーク三種の神器」の一つ、ツイン・フィメール・ヴォーカルが美しいブリティッシュ・フォーク・ロックの傑作!
70年の唯一のアルバム、SANDY DENNYを想わせる凛としたMARIAN SEGALのヴォーカル、秋枯れのフィドル、英国叙情を醸し出す弦楽器&ハープシコードが絶妙に絡んだ美しすぎる英国フォーク
71年にライヴ会場を中心に50枚限定で配られたという正真正銘の激レア作品、ずばり英国フォーク3美神に引けを取らない逸材!
英国フォークの激レア・アイテムとして知られる71年作、瑞々しい女性ヴォーカルが魅力的!
凛とした男女ヴォーカルに艶やかなフィドルが絡む絶品英トラッド・フォーク、72年デビュー作
ex.FAIRPORT CONVENTION、ツェッペリン4th収録「限りなき戦い」への参加でも知られる女性シンガー、71年ソロ1st
こ、これは、英フォーク幻の名盤!72年にYORKから500枚のみで限定プレス・リリースされた唯一作!
繊細なフォークタッチ中に一筋縄ではいかないプログレ精神が潜む、世界のプログレッシヴ・フォーク特集!
瑞々しいフォーク・タッチの中に一筋縄ではいかないプログレッシヴな要素が潜む、プログレッシヴ・フォーク作品をピックアップ☆
MELLOW CANDLEから辿る、格調高くミステリアスな英国フォーク特集
メロウ・キャンドルを彷彿とさせる、格調高いメロディーと楽器のアンサンブルが聴ける英国のフォーク作品をピックアップいたしました。
マイナーだけどプロデュースは実はあの人、という作品を集めました!
冬めく青空のようにクリアな歌声、甘酸っぱい気持ちになるアンニュイな歌声、透徹とした神秘的な歌声など、世界の女性ヴォーカル/SSSWを大特集!
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アルバムジャケット写真に騙されないように! 参加musicanには腰を抜かすほどの驚き!!(2 拍手)
ひろきさんさん レビューをすべて見る
ギリシャ神話怪獣の名を持つ女性2人からなるユニットグループ、Chimera。このアルバム写真を見ておそらく、多くの人がアイドルポップデュオ的な想像を巡らすと思います。実際に試聴するまでは、私もあまりポジティブなイメージを持っていませんでした。
ところが、Come into the gardenのイントロが流れてきただけで、抱いていたイメージは吹っ飛んでしまいました。幻想的なアルペジオギターが流れだすと縦横無尽にベースが動き始め、引きずるようなヘヴィーなドラムが加わると、「おっ、これは!」と思わず身を乗り出してしまいました。次に、透き通るような美しい女性ツインボーカルが絡むと、一つの理想的音楽空間が完成されます。楽曲レベルも想像以上に高いです。作者はLisa Bankoff (duoの内の1人)さんであることがわかり、驚きました。
彼女らは元々Beatlesのグルーピーであったらしく、60年代中頃からデモテープを作るなどして活動をしており、音楽的なキャリアも十分にあったと思われます。しかしEMI等からは好意的に評価されなかった模様です。しかし、たまたま68年にNick Mason (Pink Floyd)さんとローマで知り合ったことから状況が一変し、このアルバム制作につながっていきます。
Pink FloydのNick Masonさん以外に、drumにはRick Wrightさんも参加しています。bassはsecond hand, EllisのNick Southさん、guitarはAshkan, F. MacのBob WestonさんとSmokeのMal Lukerさんの2人が担当しています。またオーケストレーションはあのWill Maloneさんがあたっており、駄作なる要素は全く見当たりません。しかし、なぜかこの音源は正式には発売されずに2002年にようやく陽の目を見ることになります。
このアルバム、60年代後期のBritish psychedelic musicの香りが詰まった名盤の一つであると断言できます。このgroove感覚は今の時代では絶対に再現できないものです。様々な要素が奇跡的に組み合わさった結晶をこの作品で楽しむことができます。現在、彼女たちは音楽活動は続けていないようですが、"Make It! Famous Names And Silly Girls"と題した60年代後半から70年代前半にかけて2人が過ごしたロンドンでの生活を描いた本が発売されているようです。この内容も気になるところです。