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MEDIUM

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GEM22(FLAWED GEMS) 【2010年発売CD】

評価:50 2件のレビュー

サイケとプログレの狭間の69年、カナダでもこんなオルガン・ロックが生まれていたのか。ガレージの荒々しさをまとったクラシカルなフレーズ・・・カッコ良し。「粗野なCRESSIDA」とでも呼びたい、愛すべき好盤!

プログレ黎明期にカナダで産み落とされた隠れた名作、69年唯一作

カナダはモントリオール出身の5人組バンドが69年に残した唯一作にして、サイケデリックとプログレッシブの時代の狭間に生まれた隠れた名作。オルガンを軸にしたDOORSらUSアート・ロック勢からの影響を感じさせるサウンドは、いかにも陸続きのカナダといったところですが、このバンドの出色は確かな英国叙情/哀愁とシリアスなエッセンス、そしてジャケ写からもビシバシと伝わってくる拭いようのない「いなたさ」と「アングラ臭」を包含しているところ。冒頭M1「NEW THING」、中央で疾走する手数の多いジャズ・フィーリングのドラム、左チャンネルから時にシリアスに時に奇妙な旋律を奏でるオルガン、右チャンネルから痙攣するが如くいななくファズ・ギター、畳み掛けるアンサンブル、ジャジーかつプログレッシブなアレンジ、そしてキメのパートを挟んで転調し5拍子パートに突入!書いているとキリがないのでこのあたりで止めますが、AFTER ALLに通じる、あるいは「粗野なCRESSIDA」とでも呼びたい、愛すべきUSオルガンロックの名曲です。プログレ黎明期に北米で産み落とされた、まさに隠れ名盤と呼びたい一枚。

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レビュー一覧

評価:5 浮遊感溢れる知的なオルガンサイケ(5 拍手)

けんたろうさん レビューをすべて見る

ドアーズに影響を受けたような文学/詩的な雰囲気の濃厚なオルガンサイケデリックロックバンドです。クールな音色で浮遊感溢れるフレーズを弾きまくるオルガンが印象的ですが、ジャジ―にテクニカルなフレーズを聴かせるリードギターもなかなかです。屈折した雰囲気で展開の激しい楽曲ばかりですが重苦しさはなく、牧歌的な雰囲気はジャケットの通りです。アメリカの先鋭的なアートロックバンドSpiritに近い感じです。1969年という時代を考えると相当にプログレッシヴロックなアルバムです。最近は毎日繰り返して聴いています。

ナイスレビューですね!

評価:5 ジャジーというよりは女子中学生のジャージのような味わい深さ(4 拍手)

ぶっこみハム太郎さん レビューをすべて見る

そんな薄っぺらいながらも芳醇な味わいのオルガンがやたらとクラシカルなフレーズを連発する中を箪笥の角に足の小指ぶつけたような泣きのギターがのたうちまわるという正統派のブリティッシュシンフォニックです。5曲目以降の怒涛の展開には男汁が炸裂しますよ。ちなみに一番地味な曲でもこれくらいなのであとは推して知るべし。
http://www.youtube.com/watch?v=yVaszw74SQc

ナイスレビューですね!