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ネットショップなのに、試聴機が!? スタッフがテーマ別にCDをセレクト&レコメンド!
前作『DAYS OF FUTURE PASSED』から一年も経たないうちに発表された2ndアルバム。オーケストラと競演した1stに比べてロック・テイストを前面に押し出しつつ、メンバー自身で30種類(!)以上の楽器を操ることにより、ムーディーズ・サウンドとも言える壮大な音像を打ち出すことに成功しています。サイケデリック時代らしい東洋主義的アプローチも。
ヤードバーズを脱退したジェフ・ベックがロッド・スチュワートやロン・ウッドを迎えて結成したグループ。ブルースをベースにスピーカーを突き破らんばかりのスピーディーかつ重量級のアンサンブルは、ハード・ロックの源流。ツェッペリン・サウンドにも刺激を与えた名作!
エリック・クラプトン、ジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーによる英ロック最強とリオ。R&Bが増幅してブルース・ロックとなり、そこにサイケやジャズのエッセンスを取り入れて進化&深化したブリティッシュ・ハード・ロックの一つの礎。「ホワイト・ルーム」「クロスロード」収録の歴史的傑作!
66年に一度解散したのち、本拠地をサンフランシスコへ移して再始動した「新生アニマルズ」の3作目。彼らのブルージーかつサイケなサウンドは、グレイトフル・デッド、ジェファーソン・エアプレインらと並び「シスコ・サウンド」と評され人気を得ました。
後にポップ・ロック・グループMETROでも活躍するダンカン・ブラウンの1stソロ。英国らしい気品と繊細さに満ち溢れた、厳かなフォーク・サウンドがこの上なく美しい名作。
元祖速弾きギタリスト、Alvin Lee率いる英ブルース・ハード・バンドの2作目でライヴ盤。後のハード・ロックやハード・コアも顔負けの圧倒的スピード感で突っ走るアンサンブルに絶句。改めて68年ってすごい。
「英国のボブ・ディラン」の異名で知られ、フラワー・ムーヴメントを象徴するフォーク・ミュージシャンによる6作目。タイトル曲「ハーディ・ガーディ・マン」ではツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズがベース&アレンジを担当。インドの音楽や思想に影響を受けたアシッド色の強いナンバーから、管弦楽器のクラシカルなアレンジが光るポップな曲まで、幅広く奥深いサウンドを聴かせます。
ヒット曲「青い影」でデビューしたプロコル・ハルムによる2ndアルバム。ブルージーで気品と哀愁のある英国的な音楽性は前作の流れを汲んだものですが、15分を超える大作「In Held Twas in I」を筆頭にプログレッシヴなアプローチが強まっており、ヒットに甘んじない彼らの意欲が感じられる作品となっています。
ハード・ブギ・サウンドで知られるグループですが、デビュー作の本作で聴けるのは、時代の空気を反映したカラフルなサイケ・ポップ。全曲シングル・ヒットしそうなフックのある佳曲揃いで、キャッチーなメロディー、美しいコーラス・ワーク、疾走感溢れるアンサンブルなど、68年の数ある傑作と比べても見劣りしない優れた完成度を誇っています
天才スティーヴ・ウィンウッドがデイヴ・メイソン、ジム・キャパルディなどと組んだグループ。68年作2nd。前作のサイケ色は無くなり、アーシー&ソウルフルなサウンドの中に演奏の巧みさ、バンドが持つ絶妙なグルーヴが際立っています。バンド最高傑作。
北アイルランドのベルファスト出身。ガレージ・グループTHEMでの活動後、アメリカに渡り67年ソロ・デビュー。2作目となる本作ではバックにジャズ・ミュージシャンを起用し、自らのルーツと黒人のソウルを結び付けた「アイリッシュ・ソウル」と呼ばれるサウンドを確立することに成功。録音当時20代前半とは思えない、深みのある表現が見事な傑作です。
ロック、ポップス、ブルース、フォーク、クラシック、前衛音楽、インド音楽、これらすべてを呑み込み、彼ら一流の音楽センスで咀嚼し、異なるジャンルがぶつかり合う化学反応そのままに一気にぶちまけた最高の実験作。
イギリスの田園風景と市井の人たちに対するレイ・デイヴィスの温かな眼差しとイギリス階級社会への批評精神に根ざしたコンセプト作。郷愁いっぱいのメロディとアンサンブルに心が和むキンクス最高傑作。
ザ・フーの『トミー』に先駆けた「ロック・オペラ」の金字塔。サイケデリックながらカラフルさはなく、フリーキーで混沌としたサウンドがロンドン・アンダーグラウンドの熱気を伝える骨太な一枚。
サイケデリックな前作から一転、英ブルース・ロック・ムーヴメントにも呼応し、ブルースをルーツにしたアーシーなサウンドへと回帰。ロック的ダイナミズムも増し、ストーンズの代表作の一つとなった傑作アルバム!
ロバート・ワイアット、ケヴィン・エアーズ、マイク・ラトリッジによるクリームにも負けない英ロック屈指のトリオ。ロンドンのUFOクラブでの熱気とジャズに根ざした知性とが科学反応を起こした、68年とは思えぬ先鋭的な傑作にして、カンタベリー・ロックの出発点!
ツェッペリンとパープルからの参加打診を蹴った孤高の英シンガー/ギタリスト、デビュー作。体中のエネルギーをすべて絞り出しているような凄まじいヴォーカルと、それに負けない巧みなギターワーク。英国的なメロディーも素晴らしく、1stとは思えない驚異の完成度です。
イギリスではないですが、ユーロ・ポップもここでご紹介。後に『ブレードランナー』や『炎のランナー』で世界に名を轟かせるヴァンゲリスが在籍したギリシャの三人組グループ。ヨーロッパ各地で大ヒットを記録した「Rain And Tear」をはじめ、気品と哀愁を漂わせるサウンドは既に才能の片鱗を物語っています。