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ネットショップなのに、試聴機が！？ スタッフがテーマ別にCDをセレクト＆レコメンド！
アメリカ音楽界きっての名プロデューサー。1925年、マンハッタンでコンサートマスターの父とオペラ歌手の母の間に出生。アトランティック・レコードに所属した50年代にはレイ・チャールズやルース・ブラウンといったR&Bアーティスト、チャールズ・ミンガスやジョン・コルトレーンといったジャズ・アーティストを、60年代にはエンジニアとしての最高傑作と称されるオーティス・レディング『オーティス・ブルー』をはじめ、アレサ・フランクリンなど錚々たるソウル・シンガーの作品を手がけました。70年代前半にはマイアミのスタジオに拠点を移し、オールマン・ブラザーズ・バンド、エリック・クラプトン、ロッド・スチュワート、そして彼の代名詞であるデレク・アンド・ザ・ドミノス『いとしのレイラ』等、ロック史に燦然と輝く名盤を数多くプロデュース。2002年に肺気腫で他界するまでの間、関わった作品数は4桁に迫る多作家。ロック誕生以前からアメリカ音楽史を見続けてきた生き字引として、幅広い世代のアーティストとリスナーから絶大な支持と信頼を得続けた名匠です。
音響のプロフェッショナルとしてソウルの名門「スタックス」に招かれたトムが、エンジニアとして手がけたソウルの名盤。音楽ファンならずとも一度は耳にしたことのある名曲です。(65年)
ロック界へと転身したトムが手がけた初期の代表作。「Sunshine of Your Love」のもったりとしたお馴染みのビートは、悩めるベイカーに“技の宝庫”であるトムが与えたアイデアから生まれました。(67年)
泣く子も黙るソウル界の歌姫アレサを、南部の名スタジオ「マスル・ショールズ」に迎え入れ制作した傑作。ジェフ・ベックとロッド・スチュワートのカヴァーでも有名な「People Get Ready」収録。(68年)
トムの代名詞となった歴史的名盤。トムのやり方に対してメンバーから不満が噴出していた制作序盤、トムがスタジオに引き込んだのはデュアン・オールマン。結果として歴史的な名盤をもたらしたこの邂逅もまた、彼の功績。(70年)
「生涯のライヴ作品は？」と訊かれれば、脇き目も振らず真っ先にこの盤を挙げるオールド・ロック・ファンも多いはず。収録直後にバイク事故で亡くなるデュアン・オールマンと、トムとの最後の蜜月。(71年)
「プロデューサー＝トム・ダウド」を頼って英国から渡米したロッド。冒頭に収められた「THREE TIME LOSER」で聴ける、シンプルながら一瞬にして聴く者のハートを惹きつけてしまうこのイントロこそトム印！(75年)