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68年発表のMOODY BLUESの2ndアルバム。邦題『青空に祈りを』は、後に『失われたコードを求めて』に改題。タイトルはMarcel Proustの「失われた時を求めて」を引用したものです。前作『DAYS OF FUTURE PASSED」』から一年も経たないうちに発表された本作は、メンバー自身で30種類(!)以上の楽器を操ることにより、ムーディーズ・サウンドとも言える壮大な音像を打ち出すことに成功したアルバムです。R&Bを演奏するビート・グループから、実験的かつトータリティに溢れたアルバムを製作するグループへと成長した彼等は、BEATLESが『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』で試みた実験性をより完成されたものへと導くために、このアルバム以降も次々と新たなアイデアを音像化していくことになりますが、本作ではサイケデリック時代特有の東洋思想を取り入れた精神世界へのアプローチをも積極的に行っています。前作『DAYS OF FUTURE PASSED』と比べると、本作は5人でレコーディングを行っているだけにロック・テイストを前面に打ち出した作品となっています。
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