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BLACK SABBATH誕生以前、68年の時点で既にマシンガン・リフを楽曲に導入していたグループ、GUN。その中心人物であるGurvitz兄弟と、69年に途中加入したPeter Duntonは英国ロックのアンダーグラウンド・シーンに於いて、多くのグループを結成。60年代から70年代に掛けて複雑且つ魅力的なファミリー・ツリーを形成しています。激しいリフと泣きのブルース・ギター、柔も剛も兼ね備えた強力なギター・サウンドでハード・ロックを追求するGurvitz兄弟、荘厳なオルガンが鳴り響くドリーミー・サイケを得意とするPeter Dunton。関連作を年代順に並べた、ディープなJUKEBOXをお楽しみあれ。
68年作発表デビュー作より。疾走感溢れるギター・リフ、タイトなドラム、太いベースが一体となったヘヴィなアンサンブル。禍禍しく笑い声を発するヴォーカル、狂乱を煽るホーン・セクションも加わり、混沌としたウネリが堪らない魅力。まずはここから。
69年作2ndより。前作を踏襲しつつも、Adrianによる泣きのギターを前面に押し出した叙情的なナンバーも収録。特に本楽曲はウエスタン風のカントリー・ロックとなっており、BABE RUTHの1stにも通じるシリアス且つドラマティックな展開が聴きもの。
64年から65年にかけて、Paul Gurvitzが在籍していた英フリーク・ビート/モッズ・バンド、LONDONERSと後身のKNACKの音源をコンパイルした編集盤より。BEATLES、KINKS辺りを連想させるキャッチーなメロディと荒々しさが魅力。
67年録音の発掘盤より。GUNに参加するPETER DUNTONのキャリア出発点となったサイケ・ポップ・グループ。甘いヴォーカル・メロディー、ドタドタとしたドラムが、エコーを掛けてドリーミーに鳴り響く様は、微睡んだTHE WHOのごとき甘さ加減。
68、69年に録音された発掘盤。Flies解散後、Peter Duntonを中心に結成された。Adrianも一時期在籍している他、T2に参加するBernie Jinksも在籍。オルガンとコーラス・ハーモニーが幻想的なサイケ・ポップ。T2でも再演されるナンバー。
FLIESの発掘音源集より68年のシングル曲。PLEASE解散後、Peter Duntonが加入していた時期のもの。パーカッション、管楽器、オルガンなどが鳴り響くカラフルなサイケ・ポップ。骨太なアンサンブルにアンダーグラウンド臭が漂います。
70年唯一作より。Peter DuntonがGUNに参加する為PLEASEを脱退、残ったメンバーを中心に結成されたグループ。ギタリストKeith Crossも在籍しており、コード感が素晴らしいリズム・ギターは既に存在感十分。
70年作より。BULLDOG BREEDにPeter Duntonが加わって生まれたグループ。PLEASEから受け継がれるサイケ感覚に、Peterのピアノによるクラシカルな叙情性と、Keithのギターによるブルース・フィーリングが加わった味わい深いアンサンブル。
71年作1stより。GUN解散を経てガーヴィッツ兄弟が結成したハード・ロック・グループ。Adrianによる泣きのブルース・ギターが堪能できるスロウ・ナンバー。中間部でのギター・ソロで突如ギア・チェンジする展開は鳥肌モノ!
71年唯一作より。Paul GurvitzがTHREE MAN ARMYの解散に伴い、結成したデュオ。プロデュースをGeorge Martinが担当しており、くすんだアンサンブルと鮮やかで格調高いストリングスが織り成すコントラストが見事。
再結成されたグループによる74年3rdより。Adrianのアグレッシヴかつメロディアスなギターと元JEFF BECK GROUP〜MAY BLITZのTony Newmanによる切れのあるドラムが屈強なアンサンブルを展開。
74年作より。MOODY BLUESのドラマーがソロ作の為に結成したグループ。BAKER GURVITZ ARMYが全員参加しており、特にAdrianは作曲、ヴォーカル、ギターと大活躍。MOODY BLUES風シンフォニック・アレンジも新鮮。