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エンジニア/プロデューサー選 コニー・プランク(Conny Plank)

ジャーマン・ロック史にこの人あり。KRAFTWERK、CAN、C(K)LUSTER、GURU GURU、ASH RA TEMPEL、NEU!等々、70年前後に台頭した実験的なジャーマン・ロック=「クラウト・ロック」を代表するグループの作品を数多く手掛けたエンジニア/プロデューサー、コニー・プランク(Conny Plank)。

1940年にドイツ南西部の町で生を受け、20代はシュトックハウゼンのスタジオに勤務。そののち、ドイツの大女優・歌手マレーネ・ディートリッヒのサウンドマンとして商業音楽家のキャリアを華々しくスタート。

ところが、もとより電子音楽の可能性に完全に魅入られていたプランクは、まもなくマルチトラックを駆使した実験的=非一般的な手法のサウンド・メイキングに傾倒。そして、69年に録音したエンジニア処女作、KLUSTER『KLOPFZEICHEN』が決定的となり、ジャーマン・ロックの急進を担う「裏方番長」となるのです。その後の活躍はお察しの通り。KRAFTWERKやCANといった先に挙げた「クラウト・ロック」勢、音響同志のBRIAN ENO、80年代にはノイバウテンやDAFといった「ノイエ・ドイッチェ・ヴェレ(ジャーマン・ニューウェーブ)」勢、DEVOやULTRAVOXといった英米のニューウェーヴ/ポストパンク勢、そして我等がヤポネのPhew等、「エンジニア=コニー・プランク」の創出する「音響」に魅入られたミュージシャン達と真っ向から邂逅し、幾多の名盤を生み出しました。

コズミックで、サイケで、ぶっ飛んでる。それでいて、緻密にツボを狙ってくる、クールな策略家。エンジニアとしてのパーソナリティが突出していることもあり、その巧な音響面ばかりがフィーチャーされますが、「プロデューサー=コニー・プランク」の「人柄」や「器」に魅入られたミュージシャンも数知れず。エンジニアからプロデューサーへ、一般職から管理職へ。ステップアップするには、そこんところが重要なんですね...。さて、そんなこともあり。ここでは、日頃、比較的フィーチャーされていないプランクの仕事を年代順にご紹介。彼が手掛けた数少ないハード・ロック作品等、別項の特集「趣味のクラウト・ロック」でご紹介していないアーティストに絞ってセレクトしました。ちなみに、MOEBIUS PLANK NEUMEIERはフィーチャーされまくっておりますが、「裏方」のプランクが「表方」に立った貴重な作品、ということであえて掲載させていただきます!

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