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77年の3rdより。瑞々しさとクラシカルな荘厳さをあわせ持つキーボードとヴァイオリンが織り成す、まさにフレンチ・プログレにおける耽美さを凝縮したかのような18分に及ぶ大曲。美しく響く女性スキャットもバンド独自の世界観を豊かに彩ります。
77年の唯一作。メランコリックなアコギとリリカルにさえずるフルートによるたおやかな導入から、YESを彷彿とさせる躍動感たっぷりのアンサンブルを展開する、ドラマティックな曲構成が見事な一曲です。どこか翳のある哀愁が漂っているところがまた魅力的。
こちらもJEAN-PIERRE MASSIERAによるプロジェクトであるATLANTIDEの76年作。確かに思わず笑っちゃうほどにあの曲なんですよね〜。しかしYESとまではいかないまでも演奏技術はなかなかで、フレンチらしい格調高さも備えたいい楽曲には仕上がっています。
MICHEL MOULINIEの78年作『CHRYSALIDE』からの一曲。豊饒なアコギの音色と独特のサウンドを持つギターとによる、ヨーロッパの深い森を想起させる幻想性に満たされた名曲です。これはMIKE OLDFIELDと比べられるのも納得の完成度を持っていますよね。
フレンチ・ジャズ・ロック・バンドCORTEXの78年3rdより。フュージョン風味の軽快なジャズ・ロックを展開する佳曲。いかにも78年という時代らしい音だと言えそうなサウンドです。それにしてもエレピの洒脱な音色はフランス語ヴォーカルとよく合いますね〜。