BGCD011(PERIFERIC) 【97年発売CD】
この曲の冒頭での躍動感みなぎるピアノ!キース・エマーソンばりのキレ味ですよね。EL&PやBANCOに比肩するテンションで迫る、ハンガリーが誇る新鋭Key奏者率いるグループ!
初期AFTER CRYINGでキース・エマーソン譲りの凄まじい演奏を聴かせていたKey奏者Vedres Casaba率いるグループ。97年作。躍動感溢れるタッチのクラシカルなピアノとシャープで力強いドラムを中心に、ダーク&アグレッシヴに畳みかけるシンフォ・プログレ。テクニカルでスリリングなフレーズをこれでもかと連発。もの凄い緊迫感。対照的に静謐でリリカルなパートも実に美しいです。BANCOに通じるクラシックとロックの剥き出しの融合と圧倒的なダイナミズム。名作。
ルネッサンスを起点に、気品溢れるピアノをフィーチャーしたプログレを探求!
芸術の秋、音楽の秋。心地の良い秋の夜長に、優雅で芸術的なクラシカル・ピアノ・プログレはいかがでしょうか?
荘厳でいてスリリングなドラマティックな作品の宝庫。東欧のプログレ大国ハンガリーの名品を特集!
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実は珍しいピアノ系シンフォニック(5 拍手)
0321PROGさん レビューをすべて見る
97年作
今ではすっかりシンフォニック大国な東欧のバンド。
一聴して浮かぶのはスイスのバンド、Blue Motionでした。
キーボードと言うよりはピアノトリオという雰囲気が似ているように思います。
実際、アルバムを通して生ピアノの占める割合が非常に高く、後から
シンセサイザーなどで彩りを足してみました、という感じで、ピアノトリオ+α
と言っても良いほどです。
ここまで徹底してピアノをフューチャーしているプログレは、居そうで今まで
居なかったかもしれません。
キーボードの超絶プレイに圧倒される(2 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
AFTER CRYINGの4thアルバムにはクレジットがないので、おそらく3rdアルバム「Fold Es Eg」を最後に脱退したと思われるVEDRES CSABAが始動したバンド。
全編に亘って、超絶なキーボードプレイと強力なリズム隊による緊迫感ある演奏が展開される。
しかし、後半ではバックの音を絞ったアカペラのような9曲目や、鳥の声のような音色が入る10曲目など浮遊感がある癒し系な曲、ピアノとフルートで演奏されるクラシカルな11曲目なども収録されており、「静」の部分も魅力のひとつになっていると思う。
3曲目は実験音楽のような斬新さもあり、彼の感性の鋭さを見せつけられる。
VEDRES CSABAのヴォーカルは線が細い感じは否めないが、チェロやフルート、トランペットなどの管楽器を加えた如何にもハンガリーのバンドらしい作風にはあっているのかもしれない。
AFTER CRYINGのファンはもちろん、キーボード・ロックのファンにもお奨めしたい1枚。