910827(PICAP) 【2009年発売CD】
ボーナス・トラックとしてアルバム未収のシングル音源2曲を追加。
ジャケはサイケ/オリエンタルなのに、聴いてびっくり、音は硬派なジャズ・ロック!電化マイルスやソフト・マシーンのファンはもちろん、ヘンリー・カウなどスリリングなチェンバー・ロックのファンも必聴のスペイン発の名盤!
スペインはバルセロナ出身。60年代にPIC-NICというポップ・バンドで活躍し、後にジャズ/フュージョン・シーンでも活躍するスペインを代表する名手の2人、ギタリストのToti SolerとピアノのJordi Sabatesを中心に69年に結成。わずか2年という短い活動期間ながら、スペインのジャズ・ロック・シーンの祖を築いたとも言われる名グループ。71年の唯一作。ドラムはイギリス人で、ヘンリー・カウでお馴染みのTim Hodkingsonの兄弟のPeter Hodkingson。彼のロバート・ワイアットばりの手数多くタイトなリズムを土台に、Todiがゴリゴリとアグレッシヴにギターを弾き倒すテンションみなぎるジャズ・ロックが印象的。フルートやピアノによるイマジネーション溢れるパートや、サックスがフリーキーに暴れたり、アレンジも巧みでかなり痺れます。電化マイルスやソフト・マシーンのファンはもちろん、ヘンリー・カウなどスリリングなチェンバー・ロックのファンも間違いなく気に入るでしょう。Todi Solerのギターは本当に素晴らしく、北欧の名手Jukka Tolonenが好きな方にも是非オススメしたいです。ジャケはサイケ/オリエンタルですが、サウンドは硬派なジャズ・ロック。これは傑作です。
BARCELONA TRACTION/BARCELONA TRACTION
バルセロナ出身、エレピが優美なメロディを奏でるジャズ・ロック/クロスオーバーの逸品、75年発表
2,990円(税込3,289円)
ずばりスパニッシュ・ジャズ・ロックの最高峰!76年リリースの2nd
バルセロナ出身、エレピが優美なメロディを奏でるジャズ・ロック/クロスオーバーの逸品、75年発表
76年唯一作、カンタベリー/レコメン系のファンは必聴!スパニッシュ・ジャズ・ロックの名作!
現代のスペインを代表する音楽家Joan Albert Amargosが結成したチェンバー・ロック・グループ、76年の名作1st
スパニッシュ・ジャズ・ロックの名グループOMのピアニスト、バンド編成でRTFにも負けない芳醇なジャズ・ロックを聴かせる75年の傑作
後にスパニッシュ・ジャズ・ロック・シーンで名を残す重鎮たちが70年代初期に産み落とした最高にカッコ良いビートルズ・カバー作
スペインはバルセロナの名グループ、78年作、ジャズ/フュージョンと地中海民族音楽フレイヴァーとがブレンドしたサウンドは北欧サムラにも比肩する完成度!
スパニッシュ・ジャズ・ロックの名グループOMのギタリストでありスペインを代表するギタリスト、77年作4thソロ
スペインはバルセロナ出身、民族楽器やフラメンコ・ギターにより紡がれるたおやかな地中海フォルクローレ・ロック逸品、76年作
【ユーロロック周遊日記】Toti SolerとJordi Sabates率いるスパニッシュ・ジャズ・ロックの名グループOMの71年デビュー作『OM』
一日一枚ユーロロックの名盤をピックアップしてご紹介する「ユーロロック周遊日記」。スペインはバルセロナのジャズ・ロック・シーンを築いた元祖と言えるグループOMの71年デビュー作『OMG』をピックアップ。
Musica Laietana ライエターナ・ミュージック特集〜スペインはバルセロナで起こったジャズ・ロック・ムーヴメント
70年代にスペインでおこったロック・ムーヴメント「Musica Laietana ライエターナ・ミュージック」を特集!
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サイケ色あふれるグルーヴィーなジャズロック(12 拍手)
kobakunさん レビューをすべて見る
1曲目からフリーキーなギターが炸裂し、とってもディープな雰囲気が漂います。
ジャケはまるでスピリチュアル・ジャズのようですが、音の感じもそのまんま。
アルバム全体を貫いている、この"ドローン"とした雰囲気、これがたまりません。
サイケでグルーヴィーで、かつジャズロックしているという、まるで奇跡のような1枚です。
70年代前半のスペインにこんなバンドが埋もれていたなんて!
ほんとCD化に感謝です。
私は5点満点をつけることはめったにありませんが、これは迷わずつけさせていただきます。
70年代ジャズロックファンなら絶対に手に入れるべき1枚です。ほんまオススメ!!!
Companyia Electrica Dharma、Icebergとともに必聴作(3 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
一般的にスパニッシュ・ロックの開花期といえばフランコの独裁政権が倒れた75年以降なのですが、これはそんな年代と関係なく完成されたアルバムです。後年のジャズ・ロックバンド、ICEBEERG等ほど演奏テクニックで固められていなくとも相当水準が高いし、センスではひけを取らない出来栄えですね。