BIGPINK843(BIG PINK)
紙ジャケット仕様。
マイク・ヴァーノンがプロデュースで、演奏陣は、クラプトン、ポール・コゾフ、スタン・ウェブ、ジャック・ブルース、ミッチ・ミッチェル、ジム・キャパルディ、ブライアン・オーガーって、英ブルース・ロック・オールスターじゃん!
Janis Joplinを彷彿とさせるアメリカ出身の女性ヴォーカル、69年作。英ブルース・ロックの仕掛け人Mike Vernonがプロデュースで、英ブルース・ロック・オールスターというべきゲスト陣の豪華さは特筆もの!Eric Clapton、Paul Kossoff、Stan Webb、Jack Bruce、Mitch Mitchell、Jim Capaldi、Chris Wood(TRAFFICのSax)、Brian Augerなど、すごいメンツですね。演奏もノっていて、特にBluesbreakers時代を彷彿とさせるエッジの立ったClaptonのギター、タメの効いたエモーショナルなKossoffのギターは必殺!バックに負けてないソウルフルなシャウトも良いです!名作!
スタジオ盤とライヴ盤で構成された68年作、スタジオにおける実験性や革新性と、怒濤の如く白熱した演奏が詰まった傑作!
ギタリストKim Simmons率いる英ブルース・ロックの雄、68年2nd
名ギタリストStan Webb率いる英国ブルース・ロック人気グループ、69年作
英国出身ブルース・ロック、閉塞感が迫りくるミドルテンポ中心のアンサンブルが強烈、70年発表唯一作
ジョン・メイオール率いるブルースブレイカーズを経て、キーフ・ハートレイが結成したリーダー・グループ、69年作1st
奇才Tony McPhee率いる英ブルース・ロック・グループ、1stアルバムからメンバー1人が脱退しトリオ編成で制作された2ndアルバム、69年リリース
シカゴ・ブルースへの憧憬を孕んだ英国発ブルース・ロック・バンド、70年通算3作目!
メジャー所からややニッチな方まで、クラプトンの活動に関わってきたアーティストを、カケレコ在庫を中心にピックアップ!
本場アメリカ南部で生まれたブルースがイギリスに輸入されて誕生したブリティッシュ・ブルース・シーンを特集。アコースティック・ブルースから、エレクトリック化、さらに「ロック」と融合してブルース・ロック・ムーヴメントへと発展した激動の50年代〜60年代の流れを見ていくことにいたしましょう。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
ギタリストを当ててみようゲーム(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
マイク・バーノンのプロデュースによる「ど・ブルース」作。マーサ・ベレスはジャニス・ジョプリンのフォロワーとして語られることの多い歌手です。わたしは、グレース・スリックやリンダ・ホイルに近いかな、という印象を受けました。ポール・コゾフのディスコグラフィーに載っていたことで探していました。マーサは、ビッグ・ブラザー・アンド・ホーディング・カンパニーのジャニスの後釜として決まりかけていたが、実現しなかったということです。この後、ボブ・マーリーと共演したりしています。
話題は、エリック・クラプトン、スタン・ウェッブ、ポール・コゾフの参加です。詳しいパーソネルが載っていないので、ギタリスト当て遊びができるわけです。1.I'm Gonna Leave You、7.Feel So Badがクラプトン参加曲で、ジャック・ブルース、ミッチ・ミッチェル共演。やはりこのふたつの曲は強烈な印象を残します。2.Swamp Man、3.A Fool for You、10.Come Here Sweet Manのリードギターはポール・コゾフ。クリスティン・マクヴィ、ジム・キャパルディ、クリス・ウッド、ジョニー・アーモンド、ゲイリー・セインなどと共演です。意外とコゾフのソロはハードに押しまくります。6.Tell Mamaのギターはリック・ヘイワード。ずっとバーノン制作のレコードにつきあっている人です。8.Drive Me Daddy、11.Let the Good Times Rollの2曲がスタン・ウェッブ。
問題は、4.In My Girlish Daysと9.It Takes a Lot to Laugh…のギターがクラプトンとしている人と、スタン・ウェッブとしている人がいるんですよ。わたしは、4.がギターの音色とソロのブツ切れ具合からスタン・ウェッブ、9.がクラプトンかなと思っています。
ゲストの豪華さに比べ、主役はどうかと言いますと…十分、この企画の役割は果たしていると申し上げておきます。なお、カバーデザインは3種類あります。2023.11.16