MANDALA274(MANDALA) 【2010年発売CD】
デジパック仕様。
このバンドほとんど無名ですが、聴いてみたら初期PFMばりの素晴らしさでビックリ!82年唯一作なんですが、もしこれが75年作だったとしたら、ユーロ・ロック屈指の傑作として評価されていたでしょうね!
スペインはカタルーニャ出身のインスト・グループ。82年の唯一作。イマジネーション豊かなスパニッシュ・ジャズ・ロックと、叙情派シンフォのエッセンスが入ったジャジーかつメロディアスなプログレとの二つのスタイルにより、アルバムを彩り豊かに構成。手数多くシャープなドラム、アグレッシヴなベースによるいかにもジャズ・ロックなリズム隊を土台に、ギターが時にジャジーかつスリリング、時にヴァイオリン奏法などを駆使して切々と胸に響くフレーズで引っ張り、柔らかなエレピやリリカルなピアノが全体を包む。かなりマイナーなグループですが、実力は驚愕のレベル。必聴盤です。
PETER ROAR / LUCKY GURI / CHARLES BENAVENT / MAX SUNYER / SALVADOR FONT/WE ARE DIGGING THE BEATLES
後にスパニッシュ・ジャズ・ロック・シーンで名を残す重鎮たちが70年代初期に産み落とした最高にカッコ良いビートルズ・カバー作
2,990円(税込3,289円)
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2,190円(税込2,409円)
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2,490円(税込2,739円)
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シンフォニック・ジャズ・ロック!?特集〜テクニカルかつファンタジックなジャズ・ロックをセレクト!〜
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満点あげちゃいました! ジャケのごときファンタジー・シンフォニック・ジャズロック!(21 拍手)
kobakunさん レビューをすべて見る
正直このバンド知りませんでした。
1曲目。テクニカルな前奏で幕を開け、このまま一気に進むのかと思いきや、突然、叙情的なパートへ。
いきなり出だしから泣けます。美旋律はまるでノヴァリスのようでもあり、キャメルのようでもあり。
スペインですが、さほどスペイン臭さはないようです。ヨーロッパ(大陸系)的ですがベタでもないし。
展開が変わりスピーディーな演奏になると、ビシバシ系のかっこいいジャズロック。まさに私の好みです。
手数の多いドラムとよく跳ねるベースが気持ちよく、そこに重厚なシンセが乗っかります。もう最高です。
2曲目。旋律がスペイン風になり、これはリターン・トゥ・フォーエヴァーか、はたまたディメオラか。
でもいいとこ取りといった安っぽさなく、きちんとオリジナリティーを感じさせるところはさすがです。
バックを飾るシンセの荘厳な雰囲気が、フュージョンにならずにプログレ度を保つポイントになっています。
そして4曲目の大曲。まるで北欧シンフォのようなファンタジーな出だしから始まり、中盤には、中期のSBBのようなシンセとギターの美しい掛け合いバトル。そして、その勢い、緊張感を保ったまま大団円へ。
ファンタジックでスペーシーでテクニカル。ジャケットそのままの音世界を見事に再現した稀に見る傑作です。
なんでこんなバンドが埋もれていたのか。そして、よくぞ巡り会えたと神に感謝。いやカケハシさんに感謝。
「音楽は出会い」とはよく言いますが、まさにカケハシさんが、この作品とを繋ぐ架け橋となったのでした。
ほんまありがとぉーっ!
CAMELがJazzに着替えたら?(6 拍手)
Dr.MCさん レビューをすべて見る
叙情性あふれるパートから一転、ジャズ風の展開へ転調、というなかなか見ないタイプの面白いグループです。どうしてこんなにユーモラスな作品が埋もれていたのか?不思議でたまりません。レーベル&カケレコさんに感謝!少し変わったシンフォニック・ロックを聴いてみたい方にはお勧めします。
わるいけど、イタリアの同名バンドより上だと思う!今が聴き時、これこそ今が旬の傑作ジャズ+シンフォ+ラテンの爽快感・満点プログレ!(5 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
ハード・インスト・プログレばっかし聴いてると暴走してしまう!と思ったらちょうどコレがあった。
ジャケ裏には1982/2010となってるから発掘モノですか?82年作・・・記憶にないなぁ。
よく見つけてくれました!カケハシ偉い!
とにかくカケハシ・レヴューの通り、シンフォからジャズへの転調、曲展開が素晴らしいの一語に尽きます。
ラテン系のプログレの美味しいトコだけを抽出したようなド傑作と言い切ってしまおう!
夏バテで疲れきってるリスナーさん、必聴です!
(届いたのは随分前、夏になる前に聴いときゃ快適に過ごせた、と反省してます。)