GEM9(FLAWED GEMS) 【2010年発売CD】
英オルガン・ロックのファン?アメリカのLOST NATIONは聴いた?サイケからプログレへの過渡期の魅力がつまった逸品で、キャッチコピーは「Beggars Opera + Deep Purple」!
アメリカのプログレ・グループ、原盤は激レアで知られる70年唯一作。ライナーには、Beggars OperaとDeep Purpleからの影響が感じられる、と書いてありますが、確かにその通り。分厚く鳴らされるハモンド・オルガン、エッジの立ったリッチー・ブラックモアを彷彿とさせるギター、劇的なヴォーカル。何も情報が無く聴けば、イギリスのグループと思うでしょう。サイケからプログレへの過渡期の魅力がつまった逸品。マイナーなグループですが、内容は一級品!オススメです!
アメリカのハード・ロック・グループ、72年作2nd、ジョージによるニッチなビートルズナンバー「SAVOY TRUFFLE」のカバー収録
2,490円(税込2,739円)
PETER ROAR / LUCKY GURI / CHARLES BENAVENT / MAX SUNYER / SALVADOR FONT/WE ARE DIGGING THE BEATLES
後にスパニッシュ・ジャズ・ロック・シーンで名を残す重鎮たちが70年代初期に産み落とした最高にカッコ良いビートルズ・カバー作
2,990円(税込3,289円)
69年にリリースされたブリティッシュ・オルガン・ロックの名品
73年作、メロトロンが広がるリリカルでメロディアスな英ロック、名作です
くすんだトーンのオルガンが描く幻想的なオルガン・プログレを世界中から選りすぐってご紹介いたしましょう。
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コレは得意分野だ!思いっきり語ってしまおう!(笑)(7 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
「アメリカのクレシダ」とか「アメリカのベガーズ・オペラ」なんて書いてあると、「またかよっ!ちっ!」となるリスナーさん多いはず。良い子のガイド「アメリカン集成」にも載ってましたけど、「70年?どうせアート・ロックに英国臭つけただけだろな」とたいして期待しておりませんでした。(実際、AFTER ALLはジャケのインパクトに中身がついてきてないし、TOUCHは観音開きしても音が出てこないし。ファンの方、ごめん)でも、コレは違うっ!大英帝国の薫り、プンプンじゃないですか(合衆国のくせにね)!
確かに BEGGARS OPERA に近い、いや、こっちの方が楽曲は上だよ!メロトロンなくてもズバリ・直球勝負の劇的展開です!曲の良さは私の大好きなCAPABILITY BROWN の「Voice」のA面の小曲に匹敵しますね。背ジャケには「初期 DEEP PURPLE 云々」とも書いてあります。70年初頭のアート・ロックには「生煮えごった煮、もっとよく火を通せ!」が多いので敬遠してました。でも、コレ聴いて「侮れんな、もうちっと掘り下げるかな」と思ったりして。とにかく大英帝国に対する合衆国からの偉大なる解答!といいきってしまおう(笑)。
惜しむらくはジャケの人相悪いメンバーの「牢獄入り」風デザイン!ニューヨークの地下鉄みたいな落書き!なんとかならなかったのか!
このバンドの正体の話(4 拍手)
ぶっこみハム太郎さん レビューをすべて見る
このCDのプレスなのですが関係者絡みの再発ではなくボーナストラックも詳細なバイオも一切ありません。唯一の救いはオランダ盤を買うと判明したメンバーのクレジットがあることです。その昔このオランダ盤が入荷したときはブリティッシュ愛好家の間では衝撃が走ったものです。というのも実はメンバーがやはりブリティッシュシンフォニックの名作であるフリジドピンクのEarth omenの時の人達だったからです。つまりはあの作品が実はロストネイションの事実上の2ndということになります。(元々オルガン奏者がFピンクデビュー前のメンバーだったようだ)
オルガンロックの最高峰(3 拍手)
さん レビューをすべて見る
ついにCD化されたオルガンロックの名作です。
もうオルガンの好きな人は必聴です。
とにかく、これほど、オルガンをフューチャーして完成度の高い作品にしたバンドは他にいないと言えるくらいです。
プログレッシブ・ハードファンなら大満足するはずです。
英国のBeggars Operaに似たオルガンロックの佳作(2 拍手)
けんたろうさん レビューをすべて見る
マーキー刊「アメリカンロック集成」でオルガンロックの傑作として絶賛されていたために以前から聴きたかったアルバムでした。まさにベガ―ズオペラに良く似たオルガンロックバンドでした。勇壮な曲調、少し甲高い歌声、手数多く疾走するリズム隊、流麗なオルガンとファズギター、2nd〜3rdの頃のベガ―ズオペラです。メロトロンの使用やクラシカルな印象は無いので本家より地味ですが、曲は良いものが多く全編を飽きることなく楽しむことができます。録音が良く各楽器、歌がくっきりと浮かび上がってきます。