WH90377(WALHALLA)
デジタル・リマスター。
アフィニティが気に入ったら、次は英国の深い森で佇むこのグループを!分厚いハモンド、引きずるようなギターによる荘厳なアンサンブル。英国らしい奥ゆかしさのある女性ヴォーカル。気品のある英ヘヴィ・オルガン・サイケ!?
元VELVET FOGGのギタリストにして、トニー・アイオミの従兄弟にあたるギタリストPaul Eastmentが在籍するバンド、70年リリースの唯一作。サウンドはほぼジャケットから受ける印象通りで、ヘヴィなギターと分厚いハモンド・オルガンが荘厳なアンサンブルを聴かせる英ヘヴィ・サイケ。紅一点シャーリー・ケントの太さの中にも英国ならではの奥行きの感じられるヴォーカルが良い感じ。シャーリー・ケントは、3曲ほど曲も提供しており、これがブリティッシュ・フォーク然とした素晴らしい曲ばかり。特に2曲目「HEART AND FLOWERS」は、どこかサンディ・デニーを想わせる翳りのある歌声と淡いハモンドが絡む名曲。
ソフト・マシーンの最終作となった通算11作目、再参加のホールズワースの他ジャック・ブルースも参加した81年作
1,110円(税込1,221円)
MERRYWEATHER & CAREY/VACUUM CLEANER
MAMA LIONの女性シンガーLynn Careyのヴォーカルが炸裂するアメリカン・ハード名作、71年作
2,490円(税込2,739円)
クラシカルなヴァイオリン、フォーキーな女性ヴォーカルがダイナミックなロック・サウンドに同居、初期衝動が詰まった70年作1st!
元ヤードバーズのKeith RelfとJim McCartyを中心に結成されたオリジナル・ルネッサンスによる71年作2nd
エルキー・ブルックス在籍、VINEGAR JOEの前身バンドによる70年作、粘っこいブルース・ロックがいなたさ抜群の傑作!
唾吐きフルートとアグレッシヴな女性Voが特徴的なブリティッシュ・ロック、70年唯一作
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バンド名とカバーのお宝感は半端ないが…(5 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
どうですか、このカバーアート。ゴーストというバンド名を視覚化したカバーが収集魂をくすぐります。バーミンガムという土地柄からブラック・サバス的な禍々しさを期待させますがその実態は…。サイケともフォークとも紹介されているようです。演奏力は正直アマチュア・クラスで、前のめりのビート・ポップにも挑戦していますがサビを決めるとどう終わらせていいのかわかっていないところがあります。男性4人組にシャーリー・ケントという女性シンガーが加わった編成。シャーリーの声に個性があるわけではなく、彼女のリード・ボーカルの比重は全体の3分の一程度。ざっとトラッドが1/3、ビート・ポップが1/3、歌謡曲が1/3の印象です。
ギター、ベースの重いアンサンブルはよろしいです。「トゥー・レイト・トゥ・クライ」はメンバーが全員コーラスで迫ってくる「シンパシー・フォー・ザ・デビル」似のミドル・テンポ。おぼつかない技量のギターに、がんばれ、がんばれと応援してしまいます。ハモンドにはサイケデリックの趣がたっぷりです。曲はギターのポール・イーストメントとオルガンのテリー・ガイが書いています。アフィニティやロー・マテリアルのようなお宝になれない理由は、明るい曲をやりたいのか、暗い曲をやりたいのか、決心がついていないところかと。2023.01.02