PP124(PAISLEY PRESS) 【2016年発売CD】
デジタル・リマスター。
もしもムーディー・ブルースに、スティーヴ・ハケットとピート・バーデンスが加入したら、って感じ!これはずばりオランダの秘宝!
オランダのシンフォニック・ロック・バンド、79年の唯一作。サウンドはずばり「もしもムーディー・ブルースに、スティーヴ・ハケットとピート・バーデンスが加入したら!?」って感じ。フォーキーなメロディ、朗らかでジェントルなヴォーカル、陰影を描くメロトロンなどはムーディー・ブルースを彷彿させながら、アンサンブルにはジェネシスやキャメルに通じるドラマティックさがあります。ハモンド・オルガンのクラシカルなキメとシャープなリズム・チェンジで緊張感を生むリズム隊との組み合わせはまるでジェネシスだし、ギターの繊細なアルペジオにムーグの柔らかなリードが乗るパートはキャメルを思い出します。ローカルなレーベルからのリリースで原盤は激レアのようですが、クオリティの高さは特筆もの。これはユーロ・ロックの秘宝と言える名作です。
MEDITERRANEO/ESTRECHAS CALLES DE SANTA CRUZ
スペインはバレンシアのスパニッシュ・シンフォ/ジャズ・ロック・バンド、78年のデビュー作
2,390円(税込2,629円)
カケレコ棚に並ぶジェネシス・フォロワー作品より、一部を厳選してピックアップしてみたいと思います☆
ATOLLやASIA MINORが好き?クールな神秘性に満ちた「秘宝的」シンフォ名盤を発掘!
フレンチ・シンフォの名バンドASIA MINORを起点に、冷たく仄暗い幻想性を感じさせるシンフォの秘宝的名盤をご紹介してまいります!
【新作追加!】ドイツの注目レーベルPAISLEY PRESSのマニアックすぎるプログレ・リイシューを一挙ピックアップ!
欧米各国の「ど」がつくマイナープログレを発掘リリースしている注目の新興レーベルPAISLEY PRESS。リリース作品を一挙ご紹介!
ダッチ・プログレ特集 〜商業の合理主義とプロテスタンティズムの敬虔主義が息づくオランダ生まれのプログレ名品選
オランダならではの端正でいて素朴な人情味にも溢れたメロディアスなプログレッシヴ・ロック名作をセレクトいたしましょう。フォーカスの他にも愛すべきグループがたくさん居ますね。
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
カケレコさんの宣伝文句に偽りなし!(5 拍手)
waterbearerさん レビューをすべて見る
SAGAという名を聞くとカナダのプログレハードの、と思うのですよ。こちらのSAGAはオランダの、しかも1979年発表の唯一作とのこと。こちらはカケレコさんの情報がなければ手にしてなかった一枚。
メロトロンの使い方があざといくらい見事。このあたりは看板に偽りなし。リズムがしゃっきりしていて安定感があるところは英国ならCAMEL、同郷ならKAYAKやFINCHあたりを思わせます。でもMOODY BLUES風味はあんまりないかな…。
70年代最末期の発表ということだが、それにしても楽曲スタイルが古いかな。これというキメの一曲がないのもね…まぁそれがマイナープログレの性というか宿命というか。でも英国プログレファンの心をつかむには内容は申し分ない。フォーキーなアコギもいい味を出しているし、メロトロンに加えミニムーグ?やオルガンもいいタイミングで入ってくる。M1からオランダなのに英国臭プンプン。またいつ入手困難になるかわからないので是非の一枚。