後のMAGMAのベーシスト、PAGANOTTIが在籍したプログレ・バンド70年唯一作。JOHN HISEMANを思わせる畳みかけるようなドラミングと味わい深いトーンのオルガンが印象的な、ブリティッシュナイズなプログレを展開。ブンブンと唸りを上げるベースの存在感もやはりさすが。
ご存知MAGMAのリーダーCHRISTIOAN VANDERによる74年ソロ作。その内容はMAGMAの作風をほぼ踏襲したもので、VANDER=MAGMAであるということがよくわかる作品となっています。MAGMAでのアクが抑えられ美しいサウンドが前面に出る場面もあり、聴き所は豊富。
映画音楽の巨匠による「地」をテーマとした78年作。この曲では、淡々と繰り返されるスペイシーなシンセパターンと、激しくも美しい本格派クラシック・ピアノソロとがあまりにも劇的な対比を聴かせる名曲。
78年作より。HELDONのメンバーの協力により完成した本作は、PINK FLOYDのような深い内省を感じさせる音空間とそこにHELDON由来のミニマルなシンセが絡み合うことで生まれる個性的な世界観を堪能できる一枚です。
黄金期GONGのKey奏者78年作。ALLEN脱退後はオリエンタルなサウンドを取り入れたジャズ・ロック/フュージョン路線ヘ向かったGONGですが、この作品を聴けば当時のメンバーであった彼により『YOU』の音楽性が引き継がれていることがわかります。
先のCRUCIFERIUSのメンバーでもあったFrancois Breantの79年作。これはいかにもフランスらしいエレガンスを感じさせる楽曲で、MAGMAの重戦車のようなアンサンブルををクラシカルに聴きやすく、耳触り良くしたらこのような感じになるのかもしれません。
マルチ奏者ALAIN MARKUSFELDによる78年作。アコースティカルな演奏を主体とした作品ですが、こちらもフランスらしい耽美で幻想的なサウンドが楽しめます。アーティスティックで深みのある音世界を持つ名作。
同じくフランスのマルチ奏者PATRICK VIANの76年作。ミニマルな反復パターンや飛び交う各種SEなど、シンセサイザーをフル活用して繰り広げられるアーティスティックな感性にあふれるシンセ・ミュージック作品。とは言えクラウト系のような難解さは感じられず、ポップな聴きやすさがあるのが特徴です。
フレンチ・プログレを代表するバンドの一つ、HELDONの79年作より。CRIMSONを宿すヴァイオレンスなギター・アンサンブルと、ミニマルなリズムパターンとの組み合わせが見事な一曲。プログレッシヴな実験精神もさることながら、フレンチ・プログレ屈指のカッコよさを誇る演奏が素晴らしいの一言です。
フランス出身、後にマグマで活躍するベーシスト、バーナード・パガノッティ在籍のアート・ロック/プログレ・グループ、70年の唯一作。霧のように低く立ちこめるドラム、くすんだトーンのオルガン、浮遊感のあるヴァイヴ、女性を含む荘厳なコーラス、アーティスティックなヴォーカルなど、ピンク・フロイドを彷彿させる幻想性に溢れたサウンドが聴き所。歪んだギターが炸裂するキメのパートでは、パガノッティのベースも高速にうねりを上げて痺れます。トラフィックとコロシアムの中間に位置するようなジャジーなロック・ナンバーも魅力的で、ジャジーで格調高いピアノを挿入したり、かなりのセンスを感じさせます。秘宝臭ぷんぷんのジャケに「おおっ」となったユーロ・ロック/プログレのファンは聴いて損はありません。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
軽微なケースツメ跡あり
Richard Pinhasを中心に結成し、KING CRIMSONから強い影響を受けた破壊的且つ実験的要素の強い音楽性を持ちながら、エレクトロニクスを使用したコズミックな個性、MAGMA人脈を擁した肉感的な凶暴さをも併せ持つフランスのグループの78年作。前作「Interface」では、シンセサイザーによるシーケンス・サウンドを大きく取り入れたアプローチを聴かせていましたが、本作では肉感的なバンドアンサンブル、そしてRichard Pinhasのギターに重きを置かれた作風となっており、Francois Augerのメタリックなドラムと相まってHELDONの凶暴性をストレートに収録した傑作となっています。
定価2200+税
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有
若干カビ・帯に若干折れあり
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
帯有、ケースツメ跡あり