223(AMPHONOTONES) 【2016年発売CD】
デジタル・リマスター。
フランス出身のSSW/ギタリストによる78年作。途切れることなくかき鳴らされるリズムカルなアコギ、流麗にフレーズを紡ぎ出す見事なソロアコギ、ゆったりと哀愁の旋律を奏でるエレキギター、リリシズム溢れる美しいピアノと淡いハモンド、アンビエント調に断片的に鳴らされるマリンバやトライアングル、そして美声スキャットらがアーティスティックに配置され、静謐で浮遊感のある独特の世界観を織り上げていきます。
フランス出身のSSW/ギタリストが78年にリリースした4thアルバム。奥方と思われるPatricia Markusfeldによるスキャット風のヴォーカルと、Jean Schultheisが操る各種パーカッション、そして自身によるギター、シンセ、ハモンド、ピアノ、ハーモニカなどの楽器を駆使した、アコースティカルで少し前衛的なインストゥルメンタル・ミュージック。サウンドの要となっているのは途切れることなくかき鳴らされるリズムカルなアコースティックギターで、リズム隊は不在ながらも、瑞々しい躍動感を生み出しています。そこに流麗にフレーズを紡ぎ出す見事なソロアコギ、ゆったりと哀愁の旋律を奏でるエレキギター、リリシズム溢れる美しいピアノと淡いハモンド、アンビエント調に断片的に鳴らされるマリンバやトライアングル、そして美声スキャットらがアーティスティックに配置され、静謐で浮遊感のある独特の世界観を織り上げていきます。Gordon Giltrapと初期Mike Oldfieldを合わせたような、牧歌的な温かみと息をのむような儚い美しさが印象的。それにしてもこのアコースティックギターさばきは本当に見事です。プログレ・ファンは勿論、アンビエント・ミュージックを聴かれる方にも響くものがありそうな名品。
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アコースティック主体で意外なアルバム(1 拍手)
ike333さん レビューをすべて見る
エレクトロニクスの実験的なアルバムなどが多いEGGレーベルに移籍した後の2作目だと思いますが、アコギ、ピアノ、オルガンなどで作り上げた組曲。アコギの早引き、流麗なピアノと、EGGレーベルにしては珍しくアコースティック主体のアルバムで、レコードで聴いた時に意外性を感じました。しかしながらこれもチャレンジングな作品だと思いますし、時々エレキギターが挿入され立体感が増しているところも含めて、素晴らしいアルバムだと思います。ようやくCDが出て良かったと思う反面、何で今までなかったのって疑問も感じました。本作の前にEGGレーベルから発表されているLe Desert noirなどもCD化して欲しいな。