ハンガリーを代表するプログレ・ハード・グループ、81年作の5thアルバム。エッジの立ったギターとシャープなリズム隊を中心に、ヒンヤリとしたトーンのもの悲しいキーボードがからむ「これぞ東欧!」なプログレ・ハード。東欧的な陰りを持ったリリカルなピアノに、ハイ・トーンの繊細なヴォーカルが切々と歌い上げるバラード。辺境ハードの魅力に溢れた逸品です!
MAMA LION FEAT NEIL MERRYWEATHER/GIMME SOME LOVIN
エキセントリックなシャウトが魅力の女性ヴォーカルLynn Carey擁する米ハード・グループ、72年と73年の未発表音減集
2,450円(税込2,695円)
FREE CREEK/MUSIC FROM FREE CREEK
英米超豪華メンバー参加の68年録音スーパー・セッション盤、クラプトン、ジェフ・ベック、キース・エマーソン、ドクター・ジョン、ハービー・マンデルなど豪華ミュージシャンが参加
2,500円(税込2,750円)
スタッフが様々なテーマに沿ってオススメ作品を取り上げ、世界のロックをカケハしていく「日々是ロック」。今回のテーマは『プログレ・ハード』!
左右に配された2本のギターが時に美しくハモリ、時にお互いのリードをぶつけ合う。世界各国に生まれたツイン・リード・ギターの作品を定番からニッチ盤までピックアップ!
イエス『危機』が好きな人におすすめ!世界のファンタスティック・プログレ特集
イエス『危機』を出発点に、テンションいっぱいのアンサンブルとファンタスティックなメロディ&コーラスが素晴らしいプログレを世界中からピックアップ!
荘厳でいてスリリングなドラマティックな作品の宝庫。東欧のプログレ大国ハンガリーの名品を特集!
レビューは登録ユーザーのみ記入できます。
これぞ「ジャケ買い」!グッとこなきゃオトコじゃない、と思う。(3 拍手)
らじおすたーの喜劇さん レビューをすべて見る
プログレのある風景 その3
私の奥さんと娘さんはいちいち私の購入するCDをチェックします。そして「プログレっぽい」とか「ははん、ジェネシスに近いね」とか色々批評してくれます(いいじゃねーか!と思うんですが・・・)。更にジャケまで判定材料にします。奥さんのお気に入りは「ガーデン・シェッド」のみかん色、娘は取り合いに負けて仕方なくレモン色の、日本公演で配られたライヴ会場・オンリーのイングランドを「私の!」と言ってます。こんな家族に本作のジャケを見せたらどうなるか、どきどきして隠しています。
石ノ森章太郎の「佐分と市、捕り物控」の濡れ場みたいなタッチのイラスト・・・コレを見て「おっ!!」となれば、間違いなく昭和オヤジですね(笑)。このバンド、1stのジャケもオシャレで、ついジャケ買いしてしまいました。1stは独逸ごった煮ハードに近い、所謂「プログレ・ハード」かな?だったんですが、この6枚目はタイトルの「エロチカ」はジャケだけで、中身は結構洗練されてきてます。曲間はおしゃべりみたいにつながってますから、トータル・アルバムかもしれませんが。ヴォーカルは相変わらず煮え切らない独逸声。亜米利加・産業ロックと同年代とは絶対思えない。それが魅力なんですよね。ジャケ買いしても絶対損はない、むしろジワジワと後からくる佳作といえます。なくなる前にゲットしときましょう。ジャケを眺めてにやにやするのもプログレ道(笑)。