OSKAR1153CD(OSKAR) 【2024年発売CD】
デジパック仕様、新装ジャケットの24年リイシュー。
マイク・オールドフィールドとキャメルが共作したみたいなサウンドを聴かせるポーランドのシンフォ・ユニット。緻密に織り上げられていくような美しい演奏が印象的なギターやピアノ、一人のミュージシャンによる演奏とは思えない完成度!
ポーランド出身シンフォニック・ロック・ユニット、02年作2nd。前年リリースの1stに続き、ユニット名に象徴されるマイク・オールドフィールド色が強く出たワールド・ミュージック風味も加味した作風で幕を開けます。巧みな腕前で鳴らされる瑞々しいアコースティックギターが活躍するリズミカルなナンバーが出色で、メランコリックなサウンドが多いポーランドのアーティストとしては異色な清涼感ある開放的なアンサンブルが大変に爽快です。曲によってはCAMELのコリン・バースがゲスト参加している影響もあり90年代キャメル的な重厚さにラティマー風の太く存在感あるギターソロが乗るドラマ性溢れるナンバーも収録。それにしても緻密に織り上がっていくような美しいプレイを主体とするこのギターやピアノ、一人のミュージシャンによる演奏とは思えない完成度。Michal Wojtas恐るべし、と思わず口にしてしまうほどの才能が感じられる名作。
エレクトロニクスを主体に構築された重厚なプログレを聴かせる24年作7th。根底に変わらぬフロイド憧憬を感じさせつつも、エモーショナルなヴォーカル、スケール大きくも陰鬱で彼岸的なサウンドは、RADIOHEADにも通じている気がします。
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