FGBG4224AR(MUSEA) 【98年発売CD】
ポルトガルの70年代プログレと言えば、これですかね? 幻想性と緊張感のバランスが出色。
ポルトガルのグループ、77年作の1st。幻想的なキーボードとメロディアスなギターによるシンフォニックなパートと、テンション溢れるテクニカル・ジャズ・ロックなパートとによるダイナミックなアンサンブルが持ち味。曲調はバラエティに富んでいますが、叙情性溢れるメロディーが一貫してるため、散漫に聴こえません。緊張感溢れる演奏、ダイナミックな構成力、叙情的なメロディーという、プログレッシヴ・ロックには欠かせない要素を高次元で満たしたポルトガル・プログレを代表する名作。
世界の国々巡りながら、各国の魅力あるプログレ作品をご紹介する「世界のプログレ探求紀行!」。今回は南欧の諸国を巡りながらプログレ盤をピックアップいたします☆
シンフォニック・ジャズ・ロック!?特集〜テクニカルかつファンタジックなジャズ・ロックをセレクト!〜
CAMELやHAPPY THE MANを起点に、アグレッシヴな技巧性とファンタジックな旋律を両立させた古今東西「シンフォ・ジャズ・ロック」を探求!
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 複数ケースツメ跡あり
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ポルトガルのプログレ・バンドって、あまり思い出せないけれど・・・(5 拍手)
yes_90125さん レビューをすべて見る
これまでプログレやユーロ・ロックを追い求めて、どこにあるのかわからないような国の作品にまで手を伸ばしてきたけれど、ポルトガルと聞いて思い出せるバンドやアルバムがあまりない。
それでもTANTRAの名前は知っていて、この1stのジャケットも印象に残っているが、何故か今まで聴いたことがなかった。
検索してみたら、ポルトガルのジェネシスと呼ばれていたようで、そう言われてみればヴォーカルはガブリエル・スタイルなのかもしれないし、2曲目のギター・ソロは初期ジェネシスのアルバムに入っていそうな曲だ。
それ程ジェネシスを聴き込んでいないので、「ジェネシスかなぁ・・・」という気はするものの、そのあたりの評価は生粋のジェネシス・ファンに任せることにしたい。
リズム隊がテクニカルで−アルバムでドラム・ソロやるの?って思ったけれど−それに合わせてジャズ・ロック色のある演奏を聴かせるキーボードもなかなか良い。
70年代後半の作品と言うことで若干古さは感じるものの、正統派のプログレ作品であることは間違いない。