「音楽歳時記」 第四十四回 9月29日 招き猫の日 文・深民淳
音楽ライター/ディレクター深民淳によるコラム「音楽歳時記」。季節の移り変わりに合わせて作品をセレクト。毎月更新です。
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 若干ケースツメ跡あり、ケースにスレあり
帯【有】 解説【有】
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
0081227979782(WARNER)
三方背ケース付き仕様、2枚組、各CDはプラケース仕様、Originals Limited Edition
盤質: | 無傷〜傷少なめ | 傷あり | 傷多め
状態: | 良好 | 並 | 不良 |
※ 1枚は盤に傷あり、若干香りあり
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アレサの才能がきらめく(2 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
エルビス・プレスリーが不世出の歌手になったバックに、パーカー大佐と言う悪徳マネージャーがいたことは知られています。映画でトム・ハンクスが演じた役どころです。歌手の生活に関与し、活動の方向を決め、搾り取れるだけ搾りとる。この盤は、アトランティックにアレサが移籍した栄光の60年代を締めくくり、70年代の幕開けとなったレコードです。トム・ダウド、ジェリー・ウェクスラー、アリフ・マーディンといった現場の人を、アーメット・アーティギュンがバックアップする体制の新興ソウル・レーベルがアトランティック。エルビスの時代と違っていたのは、アーティギュンたちが、ビジネスと同じぐらい音楽を好きな人たちだったということです。
曲のそれぞれは個性的なので詳述を避けます。ゴスペル、ブルーズ、ロックンロールの色合いが強く、アレサの自作曲の比重が高いのがこの盤の特徴です。ピアノの多くもアレサ自身が弾いています。NYで開始したセッションをお蔵入りにし、フロリダにマッスル・ショールズのスタジオ音楽家を呼んで録音したものだそうです。ウェクスラーによれば、人間関係の終わりと始まりをテーマとする「コンセプト」だそうです。管楽器が抑え目で、アレサの自信(私生活は離婚があって大変だったようです。)が出ている音楽は、落ち着きがあります。彼女にとって幸福な時代でした。2024.01.12