69年に結成。Gerard HourbetteとThierry Zaboitzeffを中心にその活動を飛躍させ、ベルギーの代表的チェンバーグループUNIVERS ZEROなどとも深く関わり、アカデミック且つダークな色合いが特徴的なチェンバー・ロックを放ったフランスのグループ。76年録音デビュー作の80年再録音作。弦楽四重奏のフォーマットを取りながらも、神経を逆なでする脅迫的な作風はすでに強烈にその個性を放っており、フリー・ジャズの即興色や近現代クラシックのアカデミックさ、MAGMAすら超越しそうな圧迫感で迫る傑作となっています。
舩曳将仁の「世界のジャケ写から」 第六回 ART ZOYD『LE MARIAGE DU CIEL ET DE L’ENFER』(フランス)
コラム「そしてロックで泣け!」が好評だった音楽ライター舩曳将仁氏による、新連載コラム「世界のジャケ写から」。世界のプログレ作品より魅力的なジャケットを取り上げ、アーティストと作品、楽曲の魅力に迫ってまいります。
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