NHK-FMの『プログレ三昧』でDISCUSが取り上げられ、プログレ・ファンにとって注目すべきエリアとなったインドネシア。
DISCUSにも勝るとも劣らない硬派かつイマジネーションいっぱいで、東南アジアらしいエキゾチズムにも包まれたジャズ・ロック/プログレの名作が他にもありますので、ピックアップいたしましょう。
NHK-FM『プログレ三昧』でオンエアされ、超絶技巧がプログレ・ファンの度肝を抜いたインドネシア・プログレ最高峰。「インドネシアのプログレと言うから、半信半疑だったが大層なシロモノである。ここまでとは思わなかった。」by appo128さん
04年作2nd。プログレ、ジャズ、メタル、民族音楽に何でもありなんですが、すべてを「必然」に響かせる音楽偏差値の高さ。恐るべし。
カンタベリーを彷彿させる浮遊感あるエレピや流麗なギター、そこにからむガムラン、クンダンなどのエキゾチックな打楽器。エスノ・ジャズ・ロックの傑作。
インドネシアを代表するギタリスト。リターン・トゥ・フォーエヴァーから80年代以降のクリムゾンまでを飲み込みつつ、フラワー・キングスのロイネ・ストルトばりのイマジネーションで包み込んじゃうセンス。凄い!
SIMAK DIALOGのギタリストによる超絶テクニカル&ハイ・テンションなグループ!まるで『太陽と戦慄』をマハヴィシュヌがカヴァーしたような、圧巻のテンション!凄い・・・。
静かなパートでも「しなやかさ」はなく、終始、「くるぞくるぞ」という緊張感がみなぎってます。インドネシアはテクニカルなグループが多いですが、このバンドのエネルギーは特に凄まじ!
またまたインドネシアより注目のグループが登場!ジョン・マクラフリンやフィル・ミラーに影響を受けたギタリストと、チック・コリアやジョー・ザヴィヌルに影響を受けたKey奏者による卓越したサウンド。これは要注目!
SIMAK DIALOGのギタリスト率いるグループ。民族楽器、パーカッション、フルートなどが織りなすエスニックな演奏からしてゾクゾクしますが、そこにスリリングで鋭角的なギターが切り込んでくる展開がとにかく鳥肌モノ!インドネシアの至宝だなぁ。
90年代以降のインドネシアを代表するロック・バンドGIGIのギタリストであるDewa Budjanaの2013年作ソロ。ジョン・マクラフリンをフェイヴァリットに挙げているとおり、フュージョン・タッチの流麗かつゴリゴリとアグレッシヴさもある演奏が印象的。オープニング・ナンバーからキレキレで、シンセが豊かに広がる浮遊感ある「静」のパートとベースが強烈にうねるヘヴィな「動」のパートとを行き交う中を、ギターが多彩な音色を駆使しながら終始テクニカルかつ流れるようなフレーズで畳み掛けます。RETURN TO FOREVERから80〜90年代以降のKING CRIMSONまでを飲み込みつつ、ジャケのイメージ通りのイマジネーションでまとめあげたサウンドはかなりスケールが大きいです。2曲目のアコースティックなナンバーも凄くて、東南アジアらしいエキゾチズムを振りまきつつ、爽やかなポップ・フレイヴァーも感じさせたかと思うと、突如、ギターを中心にリズム隊も一体となってフリーキーに暴れだして、と思ったら、フリーキーさはそのままにイマジネーションも溶け合ってきたり、いや〜、すごいセンス。音のマジシャンぶりは、ちょっぴりフラワー・キングス率いるロイネ・ストルトも頭に浮かびました。インドネシア恐るべし。プログレ・ファンは是非一聴を!
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
インドネシア出身のプログレ・グループ。ヴァイオリン奏者、フルート&サックス奏者、透明感ある女性Voを含む8人組。99年作の1st。ロック、ジャズ、クラシック、フォーク、現代音楽、民族音楽、ヘヴィー・メタルなどの多様な音楽を吸収し、見事な構築力でもって、1音1音が瑞々しく躍動する真のプログレッシヴ・ミュージックへと昇華させています。破壊的なパートから静謐なパートまで、そのアレンジ・センスはただものではありません。テクニカルなフレーズを流れるように聴かせるギターを筆頭に、全メンバーとも驚くほどのハイ・テクニックとハイ・センス。恐るべしインドネシア。凄いグループです。
盤質: | 無傷or小傷 | 傷あり | 全面に多数傷
状態: | 良好 | 並(経年) | 並(一部不備) | 不良 |
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