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BROTHER FOX AND THE TAR BABY

BROTHER FOX & THE TAR BABY

TA0010(TONE ARM) 【2009年発売CD】

評価:40 3件のレビュー

このヴォーカル誰? 凄い迫力と表現力!ツェッペリンばりのエッジと米ルーツの旨味との融合。是非試聴ください!

スケールの大きく、迫力と奥行きのある米ハード・ロック69年唯一作、これはおすすめ!

アメリカのハード・ロック・グループ。69年の唯一作。メジャーなグループではありませんが、この完成度はすごいです。まずヴォーカルに圧倒されます。エモーショナルな歌声からパワフルなシャウトまで圧巻の表現力。演奏、アレンジ・センスも素晴らしく、Led Zepplin直系のブルージーかつソリッドなハード・ロックをベースに、スワンピーな土臭さやファンクのグルーヴ感など、アメリカン・ロックの旨味が加えられたサウンドはスケール大きいです。ストリングスをフィーチャーしたゴージャズな楽曲も魅力的。タメを効かせるパート、スピーディーに畳みかけるパートともに、バンドの息もぴったり。音圧があってクリアなサウンド・プロダクションも秀逸。アメリカン・ハードの奥深さを伝える隠れた名作。おすすめです!

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レビュー一覧

評価:4 "one of the era's isolated multiracial bands"だそうです(3 拍手)

激石大好きさん レビューをすべて見る

ジャケットを開くと中央にドッカと肘をつきながら寝そべる黒人が。ヴォーカルだろうか。他にも南米系と思しき人物も。メンバーは元The Front Page Review、ProfitsのRichie Bartlett(g)、元Pugsley Munion(←お勧めです)のTom Belliveau(b)、Dave Christiansen(g)、Bill Garr(dr)、Steve High(vo)、Joe Santangelo(key)の六人組み。作曲は全てDave Christiansenなんだとか。楽曲の方はというと、奇妙なものからハードロック調のもの、ストリング(メロトロン?)を配したバラードまで。サウンドの方はというと、アコギが良いアクセントになっている、ということもあるかもしれないけれど、全体的にアコースティックな響き。電気楽器の使用率はもちろん高いのだけれど、くっきりとしてた音像がなかなかユニーク。ドラムは割とバタバタと叩きまくっている印象だけれど、シャキッとした音で、やかましくはない。ヴォーカルはソウルフルでハードな楽曲もソフトなものも違和感なく歌い上げてます。楽曲は独特のポップ感に彩られた、というよりも少々滋味な印象も。が、サウンド、楽曲から感じら れるバンドの懐の深さが感じられ、何度も聴きたい、という気持ちにさせます。

ナイスレビューですね!

評価:4 色彩色豊かなサウンド(3 拍手)

さん レビューをすべて見る

まず、歌い上げるボーカルがすばらしいです。
それから、アコーステイックギターが効果的に使われており、実にバラエテイにとんだ曲のオンパレードです。
とにかく何度聴いても、飽きないサウンドです。

ナイスレビューですね!

評価:4 音は重いが、豊かなスケール感(3 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

フォーク・カントリーやブルーズで曲が始まったかと思うと、いつの間にやら男くさいボーカルや歪んだギターでヘビーロックに持っていかれてしまいます。表紙も牧歌的なもので、ヘビーロック詐欺と呼びたい意外性です。ギターにしろ、ボーカルにしろ、たった一枚でキャリアを終えたことが残念な本格派。米国ハードの大らかさを湛えるアルバムで、無視するのはもったいないです。

ナイスレビューですね!