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フォトグラフィック・スマイル

ミスター・ビッグ

TOCP3434() 【98年発売CD】

廃盤希少!!世界初CD化規格、定価1699+税。

評価:40 1件のレビュー

DickenことJeff Pain率いる、英国の隠れた名ポップ・ロック・バンド、77年2nd!ひねくれたメロディ・センス、グラム/ハード/カントリーまで取り込む貪欲さ、おまけに何故かツイン・ドラム編成だったりと、一筋縄では行かなすぎる堪らんグループ!

かの米国バンドとは別物の英国ニッチ・ポップ・グループ、全英4位を記録した「恋するロミオ」収録の77年作2nd!

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曲目リスト

アーティスト名と曲名を元に、CDデータベースから曲目を自動取得しています。ボーナス・トラックなどが反映されず、実際のCDとは曲目が異なる場合がございます。ご了承ください。

1. フォットグラフィック・スマイル
2. 恋するロミオ
3. 風は何色?
4. ルイジアナ・ストリート
5. 故郷への慕情
6. グッバイ・ワールド
7. 吸血鬼
8. 恋の誘惑
9. キャン・ウィ・ライヴ/わが命のエンジェル
10. イージー

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レビュー一覧

評価:4 米国への憧憬に満ちたセカンド(7 拍手)

たすけさん レビューをすべて見る

1. Photographic Smile は、ファースト作の「麗しのザンビア」に引き続き、中華メロディ・ポップで、真面目なのか、ふざけているのか分からないミスター・ビッグの特徴がよく出ています。ファーストで過激なハードロックを演奏していた彼らは、セカンドで完全にハードロック離れを起こしました。そこで登場したヒット曲が、2.Romeo 、邦題「恋するロミオ」です。全英チャートで4位まで行ったこの曲は、ミスター・ビッグの代名詞。いまだにたまにFMで流れています。

このセカンドはカリフォルニアで録音されています。英国のマーケットに早くも見切りをつけていたのかも知れません。米国ではこのセカンド作の曲とファーストの曲がブレンドされて「フォトグラフィック・スマイル」というタイトルのデビュー盤になりました。ハードロック・テイストを抜いてしまうと、彼らに特徴的なのはカントリーです。4.Louisiana Street や5.Feel Like Calling Home は、堂に入ったもので西海岸のバンドと言って通用しそうです。

「ロミオ」のヒットによって、バンドの茶化し精神が転換させられた気配があります。続くシングルの「Senora」はリリースされたものの、完成したサード作「Seppuku」はお蔵入りになりました。パンク流行の中、売れる予想が立たなかったからだそうです。で、少しづつディッケンの才能は枯渇していき、忘れ去られた存在になって今に至ります。わたしはブロークン・ホームという新結成バンドも聴いていますが、正直歌心以外は印象に残らず、ミスター・ビッグのファースト、セカンドが全てだったのかなあという気がしています。

このセカンドは、東芝EMIが一度CDで出したっきりです。他国ではCDになっていません。

ナイスレビューですね!