ジェスロ・タルの初期を支えたベーシスト、グレン・コーニックと元アイズ・オブ・ブルー〜ビッグ・スリープのヴォーカル/ギター、G・P・ホプキンズを中心として結成されたグループ。本作は、72年に発表されたセカンドアルバム。鋭角なギター・リフをフューチャーしたハード・ロック・チューンとピアノの美しい旋律によるドラマティックなバラードをバランス良く配したオーソドックスなハード・ロック・アルバム。抜群のリズムチェンジで緩急を操るアレンジ、印象的なメロディーなど、どの曲も良く練られた佳曲揃い。聴き所はホプキンスのヴォーカルで、ハードな曲では張りのある太い声と抜群のリズム感で曲を盛り上げ、バラードではメロディーを包み込むように甘くしっとりと歌い上げています。好作。
いぶし銀の名ギタリストZal Cleminsonのギターが冴え渡る、牧歌的かつエッジの効いた英ハード・ロック名作、70年リリース1st
1,690円(税込1,859円)
「ピアノ・ロックが聴きたい!」〜『カケレコのロック探求日誌』一週間一気読み!〜
ピアノが使われているロック作品を集めました。
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見かけから変人、グレン・コーニック(0 拍手)
たすけさん レビューをすべて見る
うちの畑はキジの遊び場になっているのです。畑をしようと登ってメス二羽と出くわした時は驚きました。遊ぶだけならともかく、ひまにまかせてサツマイモやジャガイモを抜きにかかるのです。食いもしないくせに…。そんなわけでワイルド・ターキー。ジェスロ・タルとパリスの間に、グレン・コーニックが取り組んでいたバンドです。こう書いただけで、カケレコ・ユーザーのみなさんの7割がレビューを閉じてしまったのがわかります。そのぐらい派手なところがない音楽。こんな音まで押さえたい、と言う人のため、書いてまいりましょう。
まず、コーニックの書く曲は悪くありません。特筆するのは、ゲアリー・ピクフォード・ホプキンズの声です。また、ギターのフレーズ、ピアノにセンスがあってアレンジも冴えています。…ところが、ユーザー受けのするメロディがコーニックには書けないのです。ジェスロ・タル出身だから仕方ない話なんですが。曲をひねってしまうんです。曲調はロックンロールとフォークの両にらみです。わたしはこのバンド、好きで4作全部所持しています。でもそんな人、いないだろうとは思うんです。
パリス関連ということで探し始めました。同じくディテクティブ関連のバジャーと、どうにもイメージがだぶる存在です。96年作の「スティーラーズ・オブ・イヤーズ」は、ファンキーでおすすめですよ。2024.04.28