941000(ACD)
全5曲。
クラフトワークの前身ユニット70年作。のちのシンプルで機械的なビートはありませんが、独特の浮遊感は一聴の価値ありです。
KRAFTWERKの前身ユニットORGANIZATIONの唯一作。1970年発表作。KRAFTWERKの初期作と同様、本人たちから「無関係」「失敗作」という不遇な扱いを受けている作品ですが、これはこれで重要作。タイトル曲「Tone Float」は、様々なパーカッションを用いた即興パートが次第に規則的なビートへと移り変わり、そのうえを幻想的なフルートが浮遊し、ベースを伴い、やがて重なり合いスパークを迎えるといった、酩酊感を誘発させるサウンド。KRAFTWERK初期作に比べると、全編通じて即興多め、そして動的な衝動を露わにしているサウンドが特徴です。
MANUEL GOTTSCHING/INVENTIONS FOR ELECTRIC GUITAR
アシュ・ラ・テンペル名義でリリースされた75年作ソロ。ミニマル路線を決定づけたジャーマン・ロック史に燦然と輝く名盤!
990円(税込1,089円)
CANファン必聴!Holger Czukay&Jaki Liebezeit参加、トルコ弦楽器奏者の幻の作品
土臭くソウルフルなポエトリー meets ジャーマン、クラウト・ロックの隠れ名盤、71年発表
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Milk Rockが秀逸(5 拍手)
denki_gaeruさん レビューをすべて見る
やはりクラフトワークと比べると、実験段階だけに、さすがに多少のダラダラ感は否めないものの、IBLISSのドロっとした低空飛行の演奏が好きな人は気に入るかも。ラルフの無機質な演奏で、時にシンフォニックにも聴こえるミニマルなオルガンは上手いし、フローリアンの変調フルート?も電子音みたいで面白い。ダラッとしたサイケデリック作品ながら才能が見え隠れするアルバム。特にミニマルに低空飛行を続けながら最後ドスンと落とす「Milk Rock」は秀逸。
KRAFTWERK研究の一環として(5 拍手)
じゃ、見ろクワイ(笑)さん レビューをすべて見る
ミニマルでサイケデリック、少々呪術的雰囲気があるものの、あまり迫力のないサウンド。KING CRIMSONの歴史をたどってGILES, GILES, FRIPPを聴くひとがいるようにKRAFTWERKの歴史をたどってIBLISSなんかといっしょに聴く水準には達している。